みなさまこんにちは。
しつこいですが、最近アジングにハマっています。
今年前半はメバリングにハマってしまい、既にライトゲーム用のロッドだけでブルーカレント67TZ/NANOと71TZ/NANO、ソアレ エクスチューン S76UL-T、ワールドシャウラテクニカルエディションS66UL-2/Fと、4本も追加購入してしまいました。
これだけ似たようなロッドがあれば、もういい加減ライトゲームロッドは要らないかと思っていましたが、 しかし、今年の秋に、非常に魅力的な新作ロッドが発売されることになりました。
それが、今回ご紹介する、ソアレ エクスチューン MBです。
早速このロッドを予約注文して購入、2,3回アジング釣行に使ってみましたので、今回はこのロッドのファーストインプレッションをお届けしたいと思います。
どんなロッド?
長年シマノのソルトライトゲームロッドの最高峰シリーズだったのが、ソアレ エクスチューンシリーズ。
2019年にさらに上位、頂点となるソアレリミテッドシリーズが登場したため、実質ハイエンドシリーズではなくなりましたが、シーバス界に例えるならエクスセンスインフィニティとエクスセンスジェノスの関係のようなものでしょうか。
そのソアレ エクスチューンシリーズに、2021年秋に追加登場したモバイルロッドシリーズが、ソアレ エクスチューン MBです。
どんなロッドなのか、メーカーサイトの解説文を引用してみましょう。
本気過ぎるパック&トラベルロッド。
持ち運びしやすいコンパクトな仕舞寸法でありつつ、妥協なく性能を追い求めたソアレ エクスチューンMB。
軽くて強いブランクスを実現するスパイラルXコアを基軸に、さらなる軽量&高感度化をもたらすカーボンモノコックグリップ、トラブルを激減させ飛距離の向上に貢献するXガイドなど、シマノ独自のテクノロジーによって基本性能が飛躍的に向上しました。
また継目の多さを感じさせない美しい曲がりも達成しました。
モバイルロッドにありがちな、重さ・ダルさ・不快な曲がり・強度の低下を打破。
極みを追い求めるアングラーに本物の1本をお届けします。
(シマノ ソアレ エクスチューン MB 製品ページより引用)
2021年秋時点で、ラインナップは以下の3種類。
品番(番手) | 全長(m) | 自重(g) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | ルアー重量(g) | 本体価格(円) |
S510SUL+-S | 1.78 |
62 | 4 | 49 | 0.4-8 | 48,500 |
S68UL-S | 2.03 |
68 | 4 | 55.5 | 0.4-8 | 49,500 |
S76UL-S | 2.29 |
72 | 5 | 51 | 0.5-5 | 51,500 |
スペックだけ見ると、非常に仕舞寸法の短いモバイルロッドでありながら、重量増はかなり抑えられているのが分かりますね。
もともと’20 ソアレ エクスチューンシリーズは、準フラグシップモデルの割にはライトゲームロッドの中ではそこまで軽くない部類なので、当然このMBシリーズも軽量さに関してはトップレベルとはいいがたいところはありますが、他のシマノロッド同様、ライトゲーム用と言えどもブランクスの肉厚感や強さがはっきりわかるシリーズであるため、無駄に重いというわけではありません。
機能面での特徴は、4本または5本の並継ぎのパックロッドであることに加え、シマノのロッドではお馴染みのスパイラルXコアによる高強度構造ブランクスに、カーボンモノコックグリップ、シマノ独自のXガイドとXガイドエアロチタン、コンパクトなブリッジライクシートなどが装備されています。
S510SUL+-SとS68UL-Sに関しては、掛け調子志向のハイレスポンスソリッドのティップになっていますね。
それぞれアジング、メバリングはもとより、魚種を限定しないラインナップではありますが、敢えて言うなら3種のモデルのうち、よりジグ単アジングに適したのがS510SUL+-Sで、よりメバリングに適したのがS76UL-S、両方とも過不足なくこなせそうなのがS68UL-Sといったところでしょうか。
私はソアレ エクスチューンシリーズは先代の’16モデルから使っており、現行’20モデルはS76UL-Tをメバリングに愛用しています。(インプレ記事は以下参照)
このロッドが本当に素晴らしい出来栄えだったので、今回も気になって購入してしまった次第ですが、6ft台後半より長いロッドは既に多数持っているため、よりジグ単の釣りに特化したショートタイプのS510SUL+-Sをチョイスしました。
Newロッドとご対面!手にした印象
届いた段ボールをみたら、だいぶ短い。さすがはパックロッド。
開封してみると、布製のロッドケースが出てきました。
作りはワールドシャウラのケースとほぼ一緒。
ステッチなどのカラーは、ソアレのイメージカラーであるオレンジですね。
普段あまりケースには興味ないのですが、肩掛けベルトとキャリングハンドル両方ついているのはなかなか良い仕様。
繊細なモバイルロッドなので、 コレは持ち運びに便利かもしれません。
早速ロッドを取り出して繋いでみると、うん、やはりモバイルロッド。
ソリッドティップは非常に細いですが、やはり継ぎ数が多い分、2番、3番と段差で順に太くなる感じで、見た目だけでいうとそこまでシャープさは感じませんね。
ちょっとここでテンションが下がり掛けてしまいましたが、振ってみると印象は一変。
ピシッピシッという風切り音が非常に鋭く、高音。
ここまで鋭い感じの音を出すロッドは今までみた事がありません。
これまでよく使ってきたブルーカレントTZ/NANOシリーズは、ハリとシャープ感がありつつもやはり根底には「しなやか」という印象が強いロッドでしたが、そのハリ感、シャープ感(見た目の話ではないです)に関しては、比べ物にならないほどソアレ エクスチューンMBの方が上です。
背筋がピンと張ったとでもいいましょうか。
振った時のティップの戻りも、ブルカレとは比べ物にならないくらい速い。
ソリッドティップは10年以上ぶりでよくわかりませんが、コレがいわゆる掛け調子のロッドってヤツですかね?
いままで体験したことのないフィーリングです。
今回選んだS510SUL+-Sは、ソアレ エクスチューン MBシリーズ中最もアンダーパワーなアイテムのはずですが、振ってみた印象はかなり強めのパワー感に感じました。
SUL+って、SULとULの中間だから、もうちょっと弱めの竿かと思っていましたが、こんなもんなんですかね。
うーん、慣れないソリッドティップに強めのハリ感とシャープネス感、これまで使っていたソアレ
エクスチューン
S76UL-Tに相通じるテイストは感じさせるものの、明らかにこれまで使ってきたどのロッドとも違う雰囲気に、少々戸惑ってしまいます。
ディティール
モバイルロッドとはいえ、見た目のデザインなどは既存2ピースモデルのソアレ エクスチューンシリーズ’20モデルと同じデザイン言語を採用し、スレッドや加飾リング、ブランクスカラーは共通のもの。
ティップのピースはソリッドの為、当然ここだけカーボンテープのラッピングはありません。
カーボンモノコックグリップは’20モデルから採用されている新しい形になりましたが、この形状、S76UL-Tで非常に握りやすく使いやすかったので、良いと思います。
’16モデルはシングルハンドキャストを前提としていたのか、特にメバリングモデルではエンドグリップが非常に短いものが多く、私のような初心者には若干扱いづらい面もありましたが、今回のMBでは最短モデルのS510SUL+-Sでも程よいグリップ長を確保しており、操作性に関しては万人受けしそうです。
リールシート部分はCI4+製のブリッジライクシートで、S510SUL+-Sの場合はやはりティップを上にするシーンが多いアジングを意識してのことでしょうか、ダウンロック(ネジが上についている)タイプになっています。
メバリングロッドやシーバスロッドなど、ティップを水平あるいは下にするロッドでは、アップロック(ネジが下についている)を採用するロッドが多いです。
メバリングに適したモデルのS76UL-Tだとこのアップロックタイプになりますが、S68UL-S、S510SUL+-Sの2本はダウンロックタイプですね。
ちなみに、このブリッジライクシート、感度面も素晴らしいし握り感もいいのですが、一つだけ残念なのが、一部のグローブの掌部分に採用されているアマーラ素材だと、キャスト等のシーンで結構滑るところ。
滑ることを恐れると、掌に力が入ってしまうため、軽い握りでアタリをとるようなライトゲームでは若干不利になってしまいかねないですね。
これは先代エクスチューンのころからちょっとした悩みでしたが、以下記事に書いた通り、先日このリールシートにピッタリなグローブが見つかりました。
このグローブなら、CI4+製のブリッジライクシートでも力まず快適に操作できますね。
話が横道に逸れましたが、そのほか特徴的なディティールとしてはXガイド。
S510SUL+-Sは非常に小さなガイドが採用されており、特にトップから2番、3番目のガイド径は超絶小さいですが、これらティップに近いガイドには、ガイドリング以外に余計な穴が一切ないデザインで、単に糸がらみしにくそうというだけでなく、ナイトゲームでガイドにラインを通す際なんかにも、間違えてフレームの穴にラインを通してしまう失敗が無いため、良いデザインだと思います。
なお、元ガイドには最新の金属製ガイドであるX-ガイドエアロチタンが搭載されていますね。
実釣インプレッション
このソアレ エクスチューン MB、早速秋のアジング実釣で使用してみましたので、以下に各項目ごとのインプレッションを記したいと思います。
キャストフィール
このロッドを使ってみて最初に驚いたのがキャストフィール。
私が釣りをする場所ではあまり重たいジグヘッドは出番がないのため、0.4gから1.2gまでのものを使ってみましたが、ひとことでいうと非常にキャストが気持ちいい。
特に、0.8gから下のジグヘッドに関しては、飛距離もフィーリングも最高で、キャストしたジグヘッドは予想外に遠くに着水します。
コレは正直驚きました。
一般的にロッドは長いほど飛距離が出るというのが定説になっていますが、軽量ジグヘッド故の話なのか、ロッドのキャラクターによるものなのか、このロッドの飛びを見ていると、どうもこの定説は当てはまらないような気がしますね。
具体的な飛距離差は計測してはいませんが、少なくともアンダー0.6gに関しては、体感上は1フィート近く長いロッドに比べても遜色ないと思われます。
部屋で持った時には硬いロッドかな?と感じましたが、釣り場で実際にキャストしてみると、案外よくしなり、しなりによる射出感が心地いいですね。
このテイスト、全然違う種類・調子のロッドですが、エクスセンスジェノスのS810ML/R(Respect the Sanctuary)に似ています。
この竿も、室内などで触ったり振ったりした印象では、硬いロッドだなぁと感じますが、キャストや魚とのファイト時にはしなやかに良く曲がり、大きくその印象を変えるロッドです。
なお、個人的には10年以上ぶりに使ったソリッドティップロッドでしたが、あまりキャストフィールの面では違和感は感じませんでした。
単なるトレンドの違いなのかもしれませんが、ソリッドながら昔のぐにゃぐにゃな感じのソリッドティップではなく、ブレの収束も速いレスポンスの高いソリッドだと感じました。
自身初の5ft台ロッドという事もあり、今のところはとにかく投げるのが楽しいです。
キャストウェイトが0.4g~8gと驚きの広さなので、PEラインを使えばジップベイツのクロストリガーくらいまでなら十分投げられそう。
まあ、プラッギングに向いたロッドではありませんが、機会があれば春のメバルシーズンにはそういうのも試しに投げてみようと思います。
操作性と感度
さすがに5ft台ということで、操作感はかなり軽快。
4ピースロッドということで、バットがやや太目なのは見た目上やや残念に感じますが、コンパクトなグリップに62gという自重も相まって、潮を訊いたりジグヘッドの位置を確認するためにチョン、チョン、と微かにティップをシェイクするような動きも思いのまま軽快に行うことができます。
先にも述べた通りソリッドティップながらかなりレスポンスが良いティップなので、デイゲームなどにおける連続シェイクなどもやりやすい。
ショートロッドの割に十分な長さがあるエンドグリップも、好みによって評価は分かれるかもしれませんが、個人的には肘下に当てた各種動作が非常にやりやすく感じており非常に気に入っています。
リールを装着した際、ステラC2000サイズでもヴァンキッシュC2000サイズでも、多少の違いはありますが、重心位置はフォアグリップのナットの上と、非常にリールフットに近い位置になります。
このため、アジングで多用する、ティップを上げた状態での操作もやりやすいと思います。
また、感度面もかなり良好。
一般的に、この手のロッドは流れや潮圧を感じる潮感度と、魚の食い込みを感じるアタリ感度の両立が難しいところで、特にソリッドティップは感度面では不利とされています。
まず、潮感度の面からいうと、チューブラーのブルーカレントTZ/NANOなどに比べると、ソアレ エクスチューン MBは微かな潮圧変化などはティップ寄りで感じるタイプですね。
ブルカレがティップセクションの広い範囲で潮のもたれ感を感じるのに対して、こちらはティップのより狭い範囲でそれを感じるようなイメージで、両者で全然キャラクターは異なるものの、実釣におけるインフォメーション性という意味では、モバイル4ピースでソリッドというハンデがあるはずのソアレ エクスチューン MB、全く劣っていないと思います。
一方で、アタリ感度の方は、ハイレスポンスソリッドというだけあって、かなり鋭敏な感覚。
活性イマイチな豆アジの”コンッ”と微かに触れるようなバイトもきちんと響かせてくれるから不思議です。
個人的にここ10年ほどほどんとソリッドティップロッドは使った事がないので、あまり他ロッドとの比較はできませんが、明らかに食い込みの良さを優先したタイプの昔ながらのソリッドではなく、響かせて掛けに行く、そんな指向を持ったロッドだと思いました。
適合ルアーウェイトを見ていると、このハイレスポンスソリッドを採用したS510SUL+-SとS68UL-Sは0.4~8gであるのに対して、S76UL-Sは0.5~5gとなっています。
もしかしたらS76UL-Sは他の2本とはテイストの違う、ノセ調子のソリッドなのかもしれませんね。
ところでこのS510SUL+-S、全長が短いから感度がいいし、操作性が高いからバイトへの即応性も高いというのがあるのかも知れませんが、同じ場所で同じように釣りをしていても、従来より明らかに感じとれる情報量(バイトも含め)は増えた印象です。
例えば、私は糸ヨレが嫌いなので、ライトゲームにおいても以下のようなスイベル付きスナップを愛用しているのですが、このロッドで軽くジグヘッドをシェイクする時、この小さなスナップがジグヘッドに当たるノイズも明確に手元に伝わってくるくらいです。
また、単に情報量が多いだけでなく、ショートレングス故の取り回しの良さと、レスポンス良いティップ、適度にハリ感の強いベリーのおかげか、感じたバイトを積極的に掛けにいけるチャンスも非常に増え、結果的に釣果自体が上がったように感じます。
まだメバリングはシーズン前なのであまり数は釣っていませんが、非常に小さいアタリの小型メバルも何匹か釣りました。
この感度と操作性なら低活性時のメバルの極小バイトでもじゃんじゃん掛けにいけそうですね。
ちなみに、このロッドを使うようになってから、昨年来一匹も釣ったことが無かったフグを何匹も釣り上げてます。
エサ取りの代名詞ともいえるフグがこれほど釣れるとは、ソアレ エクスチューン MBを使うことで、いままで掛けられなかった魚を掛けられるようになった証かもしれませんね(笑)
パワーと曲がり
先にも書いた通り、ソアレ エクスチューン MB、室内で触った時にはピシっとした硬い竿だなぁという第一印象でしたが、 投げてみると思いのほかしなるロッドでした。
それでは、魚を掛けてみてどうなのかというところですが、数回の実釣では運よくアジ、メバル、ガシラ、フグ、サバなどが釣れてくれたので、パワーや曲がりを見るには都合が良かったです。
まず、アジ相手では15cmくらいから28cmくらいまでの魚を相手にしましたが、やはりパワーはあるけれども硬すぎることは無く、15cmクラスの魚相手でも十分引きを楽しませてくれます。
一方で、サバは30cm以上を中心に、最大36cmまでをかなりの数釣りました。
さすがにこのクラスになるとロッドは大きく曲がりますが、バットセクションはかなり強めのようで、この程度の魚相手では余裕のある印象ですね。
ちなみに、以下は、軽負荷を掛けたところから徐々に負荷を増して、最大で600mlのペットボトルをリフトしている様子を撮影したものです。
軽負荷ではソリッドのティップ2,3番あたりが入り、基本的に極先調子感があるロッドですが、負荷を増すと徐々に#2、#3のセクションまで曲がりこみ、500g以上の負荷ではバットを残しつつも全体に大きなベンドカーブを描きます。
ただし、やはりソリッドティップなので、チューブラーとは違いティップあたりにもカーブの変曲点がある曲がり方ですね。
ライトゲームしていたらたまに掛かるシーバスや大型チヌが相手でも、十分戦えるのではないでしょうか。
パックロッドとはいえ、ブランクスの強さ(硬さではありません)に関しては、かなり安心感があり、30cm台後半のサバでも十分抜きあげ可能でした。(エステルラインなどではラインブレイクの危険性が高いので注意が必要ですが。)
パワーと曲がりは概ねこのような感じですが、曲がりの「質」に関して言えば、やはりシマノロッドらしくファイト中もハリ感が感じられ、反力が強く感じられる曲がりであるため、ヤマガブランクスのロッドなどと比べるとやや魚が暴れる傾向がありますね。
個人的には貴重な一本を曲げて獲るといった釣りとは違って、ライトゲームに関しては魚が暴れてくれるのは全然ウェルカム、寧ろドラグを良く響かせて楽しめるので、これはコレでロッドのキャラクターとして全然ありだと思います。
ソアレ エクスチューン MB S510SUL+-S のファーストインプレッションまとめ
さて今回は2021年秋のシマノ新作モバイルロッド、ソアレ エクスチューン MB S510SUL+-Sのファーストインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的には初めてのライトゲーム用モバイルロッド、かつ超久しぶりのソリッドティップモデルということで、手にした第一印象では正直いろいろと違和感を感じたところもありました。
しかし、釣行初日、使い始めて数時間もすれば、このロッドの感覚にもすっかり慣れて、気が付けばこのロッドがマルチピースのモバイルロッドであること、また、ソリッドティップロッドであることなどすっかり忘れてしまっていたくらいです。
各連結節から若干太くなる見た目部分はどうにもならないのかもしれませんが、使っていてここまでモバイルであることを意識させないロッド、しかも繊細さが要となるライトゲームロッドで作れてしまうとは、非常に驚きですね。
近年シマノは、エクスセンスMBやセフィアエクスチューンMB等、立て続けにハイエンドのモバイルロッドをリリースしています。
もはやロッド市場はモデルに関しては飽和状態で、携行性に優れたモバイルタイプで新たな需要を喚起する狙いがあるのかもしれませんが、ハイエンド系のブランド名でモバイルロッドを出せるほど、この方面の技術の進歩があったのかもしれません。
いずれにせよ、このソアレ エクスチューン MB、モバイルながらエクスチューンの名に恥じぬ高性能ロッドであることは確か。
デイの明らかなベイトパターンの釣りと、ナイトのプランクトンパターンの釣り、両方ともやってみましたが、投げる、誘う、掛ける、獲るいずれのシーンにおいても、今のところまったく不満を感じることはありません。
なお、ここまで書いてきた内容から、パツパツの掛け調子オンリーの動かしてなんぼというようなロッドをイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは全く無く、寧ろナイトのプランクトンパターンで、超軽量ジグヘッドを操って動かさない釣りでも存分に真価を発揮してくれる、絶妙なバランスのロッドだと思います。
同じモバイルタイプでライバル機種となるのは、34(サーティーフォー)のBCR-56あたりになるでしょうか。
私自身も一時期このロッドの購入を検討していましたが、なかなか店頭で実物に触れる機会が無く、結局新たに出たソアレ エクスチューン MBの方に飛びついてしまいました。
エクスチューンシリーズはこれまで使ってきて間違いないシリーズだと確信していたので、実物を触らずに購入した次第ですが、結果的にいい買い物ができたと満足しています。
4本継ぎモバイルでコレだけの出来なのだから、きっと2ピースのS510SUL+-SやS58SUL-Sも素晴らしいロッドなのでしょうね。
使い切れなくなるのでこれ以上ライトゲームロッドを買うわけにはいきませんが、店頭などで一度触ってみたいなぁ。
というわけで、ソアレ エクスチューン MBは、以下のような指向の方におススメです。
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ジグ単の釣りがメイン
- ソリッドティップでもダルいのはイヤ
- ハリのあるシャキッとしたロッドが好み
-
でも、パッツン過ぎるロッドはNG
- 感度や操作性を重要視する
- モバイルロッドでも使用感には妥協したくない
シマノロッドでもソアレシリーズ、特にエクスチューンのような上位機種は、一度在庫切れになるとなかなか次の生産まで時間を要するロッドなので、是非初回入荷分の在庫が豊富なうちに購入されることをおススメします。
どこにでも釣れて行けて本格的な使用感の希少なライトソルト用モバイルロッド、きっと長年の良い相棒になってくれると思いますので、気になる方は、是非お早めに手に取ってみてください。
その他のソアレ エクスチューン2ピースやMBのインプレ記事も書いています。宜しければご覧になってください。
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