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長期使用してわかった!ライトゲームにはステラとヴァンキッシュどちらを選ぶべきか!

2021年11月23日火曜日

1.インプレ・レビュー 2.リール 3.アジング 3.メバリング 5.ヴァンキッシュ 5.シマノ 5.ステラ

t f B! P L

 みなさまこんにちは。

昨年から本格的にはじめたライトゲーム、相手が小さい魚であるにもかかわらず、興奮度は非常に大きく、一度体験するとやみつきになってしまいますね。

かれこれ10年以上同じ場所でウェーディングシーバスばかりやってきた私も、すっかりこの釣りの虜になってしまい、週末はシーバスに行くか、ライトゲームに行くか、悩ましい選択を迫られる日々が続いています。

そんなライトゲームで特徴的なのは、タックル選び。

ロッド、リールから用品、小物に至るまで、多種多様な製品があり、あれこれ目移りしてしまいますが、今回はそんなタックルの中でも、リールにフォーカス。

特に、シマノ派のライトゲーマーにとって悩ましいのが、スピニングリールの頂点に君臨するステラと、MGLシリーズの雄、ヴァンキッシュのどちらを選ぶべきかということでないでしょうか。

ということで、今回は、ライトゲームのリールとしてステラとヴァンキッシュどちらを選ぶべきか、今年はじめに購入した両者C2000SHGモデルを使い倒したインプレを交えて、お送りしたいと思います。 

 

ステラとヴァンキッシュ、それぞれの特徴

ステラの方は、いわずもがなシマノが誇る最高峰スピニングリール。

例えばメルセデスの車では、フラグシップであるSクラスに採用された最新技術が、順次Eクラス、Cクラス(登場順ではCクラスの方が早いですが) に継承されるのが常ですが、シマノでも同様に、ステラで採用された新技術が、順次ヴァンキッシュやツインパワー等の下位グレードのリールに展開される商品サイクルとなっています。

ステラは外観や使用するパーツも含め、圧倒的な質感を有していますが、実力は見た目以上に高品質で、例えばギアパーツの価格一つとっても、ヴァンキッシュやツインパワー(ギアは両者同価格)に比べて一段高価格なものが採用されており、しっとりと適度な重厚感あるその巻きの質感は他のリールとは明らかに格の違いを感じさせてくれるものです。

一方、ヴァンキッシュの方は、2012年に初代が登場して以来継続されているシリーズですが、一貫して「軽さ」を追求したコンセプトのリール。

本体など重量面では徹底した軽量化が施されており、最新の’19モデルではハンドル軸のチタン化など、ステラでも採用されていない軽量化が施されています。

その軽さは巻き心地の面でも同様で、軽量かつ低慣性なローターとハンドルの組み合わせにより、初動からただ巻きまで、非常に軽い回転フィーリングであると同時に、低慣性な作りでしか無しえない軽快な「止め」が可能なリールとなっています。

この両者、純粋に「性能」という曖昧な尺度を持ち出せば、単純にステラの方が優れたリールだと言えるのですが、その「性能」という単語が何を指すかによっては、ヴァンキッシュの方が優れた点もあるため、ライトゲームではどちらを使えばいいのか非常に悩ましい問題になっています。

それぞれのリールのファーストインプレッションは以下記事にも書いていますが、次項以降では、しばらくの間アジング、メバリングといったライトゲームで両者を使った上でのインプレも踏まえて、それぞれのリールの適したスタイル、シーンをご紹介したいと思います。

 

アジングに適したリールはヴァンキッシュ

いきなりの結論から書いてしまっていますが、アジング、特にジグ単でのアジングに関しては、個人的にヴァンキッシュの方が適していると考えています。

その理由は、以下の通りです

自重が軽い

ご存じの通り、ヴァンキッシュはシマノ最軽量のリール。同じC2000サイズでも、十分軽量なステラよりさらに25gもの軽量化を果たしています。

リールが軽量であることは、ロッドやリグも軽量で感度を重視するアジングにとっては非常に有利。

ティップを持ち上げた状態で釣りをすることが多いアジングにおいて、潮の重みなどを感じる「潮感度」に関しては、ティップを上げた状態でできる限りつりあった状態、つまり、リールフットに重心が近ければ近いほど良くなるため、いわばロッドに装着した時のウエイトバランス次第で、必ずしもリールが軽いだけで優れているとは言えないところがありますが、魚信を感じる「アタリ感度」に関しては、確実に軽い方が有利と言えるでしょう。

特にナイトゲームにおいて、アジがワームを一瞬吸い込んですぐ吐き出す瞬間に来る「コンッ」という極小のアタリを響かせ感じ取るには、実際に使い比べてみると少しでも軽いヴァンキッシュの方が優れていると思います。

「巻き」が主役の釣りではない

 アジングにおいても巻きの釣りはあると思いますが、どちらかというとベイトフィッシュパターンにしてもプランクトン(アミ)パターンにしても、長い距離をただ巻きするようなシーンは滅多になく、シーバスフィッシングのようにリトリーブするハンドルで潮の重みを感じ取るような場面は少ないと感じています。

ナイトのプランクトンパターンの場合は、ほぼラインスラック回収でしかハンドルを回さないといっても過言ではないでしょう。

ヴァンキッシュの巻き心地は、正直ステラに比べるとかなり見劣りはしますが、上記の理由から、スティディリトリーブで重要視されるようななめらかさやノイズの少なさといった巻きの質感は、正直アジングではそこまで必要とされないと言えます。

逆に、ラインスラックだけを必要な時に必要な分だけ素早く巻き取るようなシーンが多いため、巻きの初動が軽く、必要分だけ動かしてピタッと止めることが可能なヴァンキッシュの特性が、アジングシーンではより重要になると言えそうですね。

私自身は使った事がありませんが、なぜかジグ単アジングではステラの1000番ローギアタイプが人気のようです。

アジングロッドはバットガイドまでの距離もガイド径も小さく、糸巻き量もそこまで必要としないため1000番のナローなスプール径が適しているのは容易に理解できますが、不思議と低いギア比のものが好まれるのは、ハイギアよりも巻きの初動が軽くレスポンス良く巻ける、つまり、ステラでありながらヴァンキッシュのような巻きが可能となるところが理由なのかもしれませんね。


メバリングに適したリールはステラ

一方で、メバリングに関しては、個人的にアジングに比べて圧倒的に「巻き」の釣りが多くなると感じています。

ジグ単からプラッギングまで、幅広い釣り方をワンタックルでこなすことが多いメバリングでは、もちろん積極的にロッドアクションを伴うシーンもありますが、特にナイトゲームでは、ティップを下げて潮の流れを感じながらスローなただ巻きで狙うことが多く、アジングよりもリールそのものの「巻き感度」に対する依存度がはるかに大きく、重要になってきます。

そのため、メバリングでは必然的に、慣性力を借りた等速リトリーブがやりやすく、高い巻きの質感を持つステラの方が適していると言えます。

 特に、実際にステラとヴァンキッシュを使い比べてみて、渾身のデッドスローリトリーブを行うようなシーンでは、圧倒的にステラの方が有利だと感じています。

多少オーバーな表現かもしれませんが、ヴァンキッシュでは、低速かつ定速のリトリーブを行うためには絶えず意識して手首を回転させ続けないとならないため長時間の釣りでは疲労感を伴いますし、やはりノイズやギア死点でのカタコト音がステラに比べて大きく集中力が削がれがちになるからです。

ちなみに、’20に登場したツインパワーも、ギアなどはヴァンキッシュと同等のモノで、やはりノイズの少なさや巻き心地の面ではステラには及びませんが、やや重量あるローターの慣性力を借りた巻きの質感の目指すところはステラと同じ方向性であるため、メバリングのような巻き主体の釣りに向いていると思います。

 

ライトゲームでどちらを選ぶべきか?

上記ではライトゲームで代表的ともいえる釣り物である、アジ、メバルを例に挙げましたが、メッキ・カマスなどのソルトゲームや、トラウトなどのフレッシュウォーターゲームにおいても、ステラとツインパワーの選定基準は同様になると思います。

リーリングによるスティディリトリーブ主体の釣りや流れを感じて釣りをするならステラ、トゥイッチング等ロッドアクションを多用し、それに合わせてクイックにレスポンス良くリーリングする必要があるならヴァンキッシュといった感じでしょうか。

メッキやカマス等は後者の釣り方が圧倒的に多いため、ヴァンキッシュが適していますかね。

断続的なトゥイッチを多用する渓流でのトラウトも、流れのあるシーンですがヴァンキッシュのレスポンスの高さが活かせると思います。

逆に、スティディリトリーブも多くなる管理釣り場などでのトラウトだと、やはり巻き感に優れるステラの方が向いていそうですね。

 

まとめ:リールの使い分けで釣果が変わる?

 さて今回は、シマノスピニングリールの二大フラグシップモデルであるステラとヴァンキッシュそれぞれについて、ライトゲームではどちらのリールを選ぶべきかについて、インプレも交えて書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

実釣での使い比べも踏まえた結論として、巻感度を重視するならステラ、ロッドアクション、ひいては巻きの初動回数が多くなる釣りではヴァンキッシュに軍配が上がるというのが今回の記事で言いたかったところです。

ただ、私が試した感想としては上記の通りなのですが、同じ対象魚の釣りでも地域性による違いがあったり、個々人の趣向もあったりするため、一概にこの結論が正解だとは思っていません。

実際にメバリングにヴァンキッシュを使っても、逆にアジングにステラを使っても、釣果にはほぼ影響はありませんし(笑)

両者とも大変優れたリールであるため、ごくわずかに使用感の違い、釣りの快適さに違いが出る程度ですので、是非ご自身のスタイル、趣向にあった方をお使いいただければと思います。

ちなみに、ステラもヴァンキッシュもほぼ同時期に購入して、約1年ほど同程度の頻度で使い倒してきましたが、やっぱり早くガタが来だしたのはヴァンキッシュの方でしたね。

ステラには一切巻き心地に変化が見られませんが、ヴァンキッシュの方はなんだか駆動系のカタコト音やざらつき感といったノイズが若干目立つようになってきました。

まあ、価格差が大きいので、その分耐久性の違いもあって当然ですかね。

とはいえ、おそらく'23年にリリースされるであろう、次期型ヴァンキッシュについては、個人的に非常に期待しています。

今までハイギアばかり買っていましたが、ジグ単などを想定して、次は1000SSPGを買ってみようかなと考えています。

ということで、今回のお話はおしまい。

最後に、ライトゲームにおススメなシマノ純正カスタムパーツの記事をご紹介します。

宜しければご覧になってみてください。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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