みなさまこんにちは。
昨年、アジングをやり出した頃に、どうしても気になって買ってしまったプラグがあります。
それは、ダイワの月下美人 アジング澪示威 solid 20S という極小プラグ。
残念ながらご近所アジングでは使いどころがわからないまま、あまり投げる機会もなくシーズンが終わってしまいましたが、最近になってメバリングに使ってみると、これが思いのほか楽しい!
ということで、今回はこのルアーのインプレを書いてみたいと思います。
どんなルアー?
アジング澪示威 solid 20Sは、ダイワのライトゲーム用シンキングペンシルシリーズ「澪示威」(レイジー)の末弟モデルともいうべき、アジング用の超小型シンペン。
2020年10月に発売された、まだ新しいルアーです。
中ほどの2個がアジング澪示威 solid 20S。上段は35S、下段は50Sです。 |
どうでもいい話ですが、 澪示威って名前、何とかならないんですかね~。
毎度日本語変換がめんどくさい。辞書登録するのもめんどくさいです(笑)
そのめんどくさい澪示威 solid 20S、どんなルアーなのか、ダイワのルアー情報が製品Webサイトよりも詳しく書かれている場所、つまり製品パッケージの裏面解説から引用してみましょう。
月下美人 アジング澪示威 SOLID 20S
「ジグ単」感覚で使えるアジング専用プラグ!フグ対策にもおススメ!
「ジグ単」を扱うタックルと同じタックルで、そして同じアクションで扱えるアジング専用プラグ。「ジグ単」と違い、ワームをセットする必要がないのでワームのズレを気にすることなく手返し良好。また、フグやベラの猛攻でワームの消耗が激し時にも、ハードな樹脂ボディなので嚙み切られることなく快適に釣りを続けることができます。基本アクションは「ジグ単」と同じく、二通り。
- タダ巻き
アジのいるレンジを探りながらゆっくりとタダ巻き。2cm極小ボディなのでアジの小さな口の中へもスムーズに吸い込まれます。
- フォール
「ジグ単」と同じく、小さくチョンと跳ね上げてフォールの繰り返し。水平姿勢のため「ジグ単」よりもゆっくりとフォールしアピール。フォール中のついばむような小さなアタリも掛かり抜群のSaqSas仕様トレブルフックがしっかりとらえてフッキングに持ち込みます。いつものアジングにプラグを加えることで状況対応力が増し、より幅広いアプローチが可能となります。
(ダイワ 月下美人 アジング澪示威 SOLID 20S 製品パッケージ裏面より引用)
基本スペックは全長が20mm、自重が1g。
サクサストレブルフックは#14が付属します。
20mmで1gというサイズは、私が知っているプラグの中では最も小さいもので、見た目もなんだかかわいいですね。
カラーラインナップは全8色展開で、「プランクトンドットグロー」のように、名称に「ドットグロー」がつくカラーでは、点発光してくれます。
実釣インプレ
以下ではこの月下美人 アジング澪示威 solid 20Sを実釣で使ってみたインプレを記します。
キャストフィール
1gというウエイトは、0.6gジグヘッドにワームを装着した時と同じような重量。
そのため、キャスタビリティにはそれなりに限界がありますが、それでも実際に投げてみると、空気抵抗が比較的少ないシンキングペンシルであるためか、0.6gジグヘッド+ワームの組み合わせよりもティップに若干重みを感じて飛ばすことが出来、想像するよりは飛距離は出ます。
まあ、このウエイトならこんなものではないでしょうか。
1gというウエイトで空気抵抗も少な目なので、ジグ単専用の繊細なソリッドティップのアジングタックルでも、臆することなくフルキャストできますね。
アクションとレンジ
アクションは小刻みなピッチのややワイドなローリング。
20°程度の傾斜のテールダウン姿勢で、こまかく泳ぎます。
小型プラグですが、ボディが水を受けやすい形状なのか、このサイズ、ウエイトの割には手元にある程度リトリーブ抵抗を感じ取ることができ、使用感は悪くありません。
シンキングルアーなので、レンジは任意に刻めますが、軽量なルアーゆえにリトリーブで使用するとルアーそのものの浮き上がり性能よりもラインに掛かる水抵抗が影響して、比較的浅いレンジに浮き上がってきますね。
PEライン0.3号あたりで使用すると、普通にスローに巻いても、水面下10~20cmあたりを泳いでいるような感覚です。
フォールは水平に近い姿勢でボディを揺らしながら沈みますが、体積があり水抵抗が掛かる分、そのスピードはジグ単などよりゆっくりしたものに感じられます。
どんなシーンで有効か?
この月下美人 アジング澪示威 solid 20S、買ってはみたもののアジングシーズンには間に合わず、今のところメバリングでばかり使っています。
名前に「アジング」を冠するルアーですが、もちろんメバリングにも超有効。
特に、漁港など小場所で近距離戦で攻めるシーンや、魚のライズが見られるようなシーン、魚のサイズが小さかったり食いが渋かったりでジグヘッドではなかなかフッキングに持ち込めないシーンなどでは、非常に使いやすくマッチしていると思います。
メーカー解説文にもある通り、フグやベラなどエサ取りが多く、ワームをちぎられてしまうようなシーンでもこのルアーならそういう心配がないため、大活躍してくれるでしょう。
フォールがゆっくり目のルアーなので、手返しという意味ではワーム+ジグヘッドに劣る面もありますが、逆にこの特性はレンジを入れてスローに攻めたい場合には非常に有効ですし、表層中心に探るシーンでは手返し良く釣りを展開できると言えますね。
インプレまとめ
今回はダイワの超小型ルアー、月下美人 アジング澪示威 solid 20Sのインプレをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。
個人的にはこのルアー、他にはない唯一無二のサイズ感と泳ぎで、ジグ単の釣りのルアーローテーションに簡単に組み込むことができ、攻め方のバリエーションを広げることができるため、アジング、メバリングには非常に有効なルアーだと考えており、ライトゲーム釣行時には必ずルアーケースに入れて持って行くほどのお気に入り。
実釣能力が高いのは言うまでもありませんが、手軽で何より使っていて楽しいというところも、お気に入りの理由の一つです。
まだアジング、メバリング以外の釣りに使ったことはありませんが、なんとなく淡水の釣りでも使えそう。
管釣りや渓流のトラウト、野池のブルーギルなんかにも使っても面白そうですし、普段ルアーで狙えないような口の小さなフナやオイカワ、カワムツといった淡水魚なんかにも効きそうですよね。
持っているだけでいろいろ想像を掻き立ててくれて楽しい気分にさせてくれる月下美人 アジング澪示威 solid 20S、ライトゲームをされる方なら絶対持っていて損はないと思いますので、気になる方は是非手に取ってみてください。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、現在、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ、「密林お買い得情報」を大幅リニューアル中。最新モデル情報も含め、AmazonとYahooや楽天の価格比較もできるよう、より有益なページとなるようデザインを日々見直していますので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!