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異色の使用感のシーバスロッド!シマノ’19エクスセンス ジェノス S87L+/F DarkForce87 の 長期使用インプレッション!

2021年6月10日木曜日

1.インプレ・レビュー 2.ロッド 3.シーバス 5.エクスセンス 5.シマノ

t f B! P L

 みなさまこんにちは。

2019年秋に登場と同時に購入したエクスセンスジェノスS87L+/F DarkForce87、2020年、2021年前半と、約1年半ほど使ってみましたので、今回はこのロッドの長期使用インプレッションをお届けしたいと思います。

長い間使って多少インプレも変わったところがあるため、過去記事に加筆訂正したリライト記事です。

 

ジェノスS87L+/Fとはどんなロッドかおさらい

2017年のエクスセンス インフィニティ発売の後、2018年に登場したのがエクスセンス ジェノスシリーズ。

インフィニティと並びシマノのシーバスロッドのフラグシップシリーズですが、インフィニティがレギュラーファーストでシーバスロッドの王道的なアクションと特性を追求したロッドであるのに対し、ジェノスシリーズはこれまでのエクスセンスシリーズの路線と同様に、一つ一つのアイテムに個性を持たせたラインナップであることが特徴です。

このエクスセンス ジェノスシリーズのコンセプトを、以下にロッド付属のブランドタグから引用します。

「エクスセンスジェンス」コンセプト

シーバスゲームにおける極上の感覚、感性、感動・・・。

これらの“究極の感” を追求してきた「エクスセンス」 が先進テクノロジーを纏い進化を遂げた。

軽くて強いブランクスを実現する[スパイラルXコア]を基軸に、さらなる軽量&高感度化をもたらす 【カーボンモノコックグリップ]、バットガイドはキャスト時の空気抵抗とトラブルを激減させ飛距離の向上に貢献する[Xガイドエアロチタン]など、 シマノ独自のテクノロジーによって基本性能が劇的進化。

そして各アイテムはそれぞれのコンセプトに応じて、幾年もかけて磨き上げてきたOne by One の独自設計を採用。

戦闘能力を特化させた個性派集団が、極みを追い求めるアングラーに本物の1本を提案する。

(エクスセンスジェノス 製品付属タグより引用)

そして、今回とりあげるDarkForce S87L+/Fのアイテム特性は次の通り。

S87L+/Fの特性

「Dark Force」コンセプトを引き継ぎつつ、軽さと緻密さの極みを求めたライトスペック。

アジングロッドと錯覚するほどの 金属的でキレ味のあるブランクス。

ティップは繊細、ベリーからバットはシャープに仕上げた、メリハリの効いたロッドアクションを採用。

流れやボトム タッチに対する感度など、あらゆるものに対して敏感。

そして明暗部や流れの変化など狙ったゾーンの中で、アングラーの意図通りにルアーを操れる精度 が特長。

ラインがスムーズに出やすいテーパーによって、フッキングした瞬間からドラグがサウンドするエキサイティングなファイトを実現。

※PEライン1号以下の繊細な釣りに適応するコンパクトなガイド&グリップ仕様。

(エクスセンスジェノス S87L+/F 製品タグより引用)

S87L+/F DarkForce87の基本スペックは、全長2.62m、継数2本、仕舞寸法134.5cm、自重109g、先径1.7mm、適合ルアーウェイト4〜28g、適合ライン(PE)0.4〜1.2号で、原産国はインドネシアです。

スペック的には、2代目エクスセンスシリーズに存在した、S903L・M/F BlackEnvelope 903 light spec に非常に近いものがあり、同じ嶋田仁正プロが監修しているということもあり、実質その後継機と言えるロッドなのだと思います。

このロッド、手にしてみると確かにアジングロッドを強くしたかのような強いハリ感と先調子感が感じられるロッドで、エンドグリップも非常に短く軽快感が際立っています。

エクスセンスインフィニティS906ML/RF(上)とヤマガブランクスのバリスティック92ML(下)とのグリップ長の比較。エンドグリップがかなり短めになっていることが見て取れます。

ティップ部分はかなり細身で繊細そうですが、一方で先調子とするためのテーパーデザイン故か、バット付近の元系はそこそこ太目で同じジェノスのS810ML/Rより太いくらい。

しかし、持った感じは非常に軽いです。

109gというこのロッドの自重は、8.7ftシーバスロッドとしては最軽量の部類ではないでしょうか。

シーバスロッドとしては結構異色なキャラクターのロッドと言えますね。

 

キャストフィール

まずは、キャスタビリティやキャストフィールに関するインプレです。

意図的にブランクスを曲げこんだキャストが必要

このジェノス87L+/F、手にすると分かりますがかなりパツパツ系のハリ感の強いロッド。

それはキャスト時にも強く感じられますが、そのハリ感故に、ルアーの荷重をゆっくり掛けてスイングするのではなく、ヘッドスピードを上げた鋭いスイングでロッドを曲げて、その反発力で飛ばすようなタイプのロッドです。

そのため、同じエクスセンスジェノスシリーズの中でも、S810ML/RやS92ML/F-3のように、竿を軽く振れば飛ぶといった安楽なキャストフィールではなく、キャストの都度意図的にロッドを曲げこんでやる必要があります。

そのため、あまりに長時間連投し続ける状況では正直少し疲れるタイプかも知れません。

しかし、その分キャスト時のコントロール性は高く、精度の高いキャストが可能です。

バットガイドは小型16サイズのXガイドエアロチタンで、ティップに掛けても一般的なシーバスロッドに比べると小口径のガイドで、まるでG-Craftのロッドのようなガイドセッティング。

ジェノスシリーズに採用される「Xガイドエアロチタン」のバットガイド。DarkForce S87L+/Fに採用されているのは小口径のタイプです。
エクスセンスインフィニティS906ML/RF(上)とのバットガイドのサイズ比較。

いかにも太PEラインは合わなさそうな感じですが、0.4号~0.8号までの範囲であれば、意外にも糸抜けやキャスタビリティは悪くありません。

あまり頻繁には使っていませんが、PE1号でもなんら不満は感じられませんでした。

ただ、ノットの抜けは間違いなく良くないため、結び目はガイドより外に出した状態でキャストする必要がありますね。

20gクラスの大型ミノーも以外とハマるキャスタビリティ

もともとこのジェノス87L+/Fは、「ライトな近距離戦」がキーワードのロッド。

ショートグリップや小口径ガイド、そしてL+というパワー表記というスペックからも、遠投というイメージは沸きません。

しかし、秋のサヨリパターン時期にしばらく使ってみたところ、意外や意外、重量級ルアーでも想像以上にキャスト時の飛距離が伸びます

特に驚いたのがダイワのシャローアッパースリム(20.3g)の飛距離。

おそらくルアーのウェイト、形状とこの竿の特性がジャストミートしていたのだと思いますが、信じられないことにインフィニティ96Mに迫るか?と思わせるくらいの飛距離を、比較的コンスタントに叩き出してくれました。

意外だったので、試しに、 ウェイキーブー112(30g)や、バーストアッパー(28.5g)、アイボーン118F(19g)、ヨイチライト(23g)、カゲロウ124(22g)など、20g〜30g前後のルアーを投げ比べしてみましたが、どのルアーもシャローアッパースリムにように飛距離が伸びるというわけではなく、やはりルアーによって飛距離はまちまち。

しかし、いずれも思った以上に気持ちよく飛ばせますね。

そのスペックから、小型ルアーにフォーカスしたロッドかと思いきや、このクラスのルアーでも全く問題なく扱え、ルアーによっては他のロッドより飛距離が出ることも。

適合ルアーウェイト4~28gというスペックのライトロッドということで、大型ミノーはちょっとどうだろうなぁと思っていましたが、このキャスタビリティは意外でした。

ただ、ウエイキーブーやバーストアッパーなど、空気抵抗が大きいルアーについては、飛ぶのは飛ぶのですが、やはりロッドのパワー感が若干アンダー気味で、思い切り振り切る感がどうにも出せなかったため、より硬めのロッドで投げる方がしっくりくるような気がしました。

アイボーンのような空力特性に優れたミノーや、もともと空気抵抗が少ないシンペンなどは、重めのものであってもハマると思います。

一方で、軽い方のルアーについても、厳寒期のメバルルアーからバチシーズンの軽量ルアーまでいろいろと投げてみました。

PE0.4号を使えば、ラパラのフラッタースティック(3.5g)やバスデイの海爆リップレス(4.5g)くらいから、気持ちよくキャストできますね。

PE0.6号だと、ジップベイツのザブラ クロストリガー(7.8g)やDUOのマニック75(7.6g)、ダイワのキャロット72S(4.4g)あたりが非常に快適にキャストできます。

普段ライトゲーム用に使っているヤマガブランクスのロッドが、ルアーの自重をロッドにじっくり乗せてしならせて投げるのに対して、DarkForce87の方ではピシっとシャープなスイングで遠投するといった感じで、両者のキャストフィールはだいぶ変わってきますが、全体的に、適合ルアーウェイトと言われる4〜28gの表記に嘘はなく、下限ウェイトから上限ウェイトまで無理なくキャストできるので、実質的な適合幅は数あるロッドの中でもかなり幅広いと言えるのではないでしょうか。

 

操作性と感度

このロッドの大きな特徴は、明確なハリ感とショートグリップ、そして自重109gという圧倒的な軽さ

これらの組み合わせにより、ジェノス87L+/Fは従来のシーバスロッドにはなかった軽快な操作性を得ています。

155gと超軽量なヴァンキッシュC2500SXGを装着した場合の重心位置。このロッドに一般的によく使われるC3000サイズのリールであれば、よりバランス位置は手元に近づきます。

グリップ周りはコンパクトで、ショートタイプのエンドグリップはウェーディング、オカッパリを問わず釣りのあらゆる操作において絶妙に使い勝手がいい長さです。

ハリのある先調子故に、ミノーやバイブレーション、トップウォータープラグなどのトゥイッチ、ダート、リフト&フォールなどの各種アクションがつけやすいのはいうまでもありませんが、ショートグリップと軽量な自重故に、それらアクション時のロッドさばきには非常に軽快感があり、連続して長時間の操作も苦になりません

特に、ダイワのミニエント57Sやロンジンのファンキーダート55などといった60mmクラスの小型バイブレーションの操作性は他のロッドでは決して真似できないくらい高く、こういったルアーを多用する釣りにはベストマッチといえそうですね。

連続ダートなども非常にやりやすいですし、ハリがあるためボトム感度も良く、障害物回避も楽々と、まさにダーティングスペシャルといった感じ。

また、ジェノス87L+/Fはライトだけれども硬さを感じさせるハリ感と相まって非常に感度は高いロッドなのですが、上記の操作性の高さはアタリを感じた瞬間に、即座にフッキング動作に入れる即応性にも繋がっており、積極的に掛けに行く能力には非常に長けていると思います。

ちなみに私は、このロッドを買うまで、長年シーバスロッドのエンドグリップは長い方が好みでしたが、このロッドを手にしてからはすっかりショートグリップの魅力にとりつかれてしまい、同じジェノスシリーズのS810ML/R Respect the Sancutuaryも続けて購入してしまったほどです。

S810ML/Rもエンドグリップ短めのロッドですが、やはりさらに短めのグリップ+ファストテーパーの組み合わせのS87L+/Fの方が、操作性の面では格段に上ですね。

 

曲がりとパワー

次は、曲がりやパワーに関するインプレです。

これまでありそうでなかったパワー感

年間を通じて、このロッドで30cmクラスから70cmクラスまで数々のシーバスを釣ってきましたが、このL+というパワー感、この中小型クラスのシーバスを相手にするにはちょうどよいパワー感です。

型番末尾の「F」の表記が示す通り、軽負荷では先調子なので、冬場の30、40cmクラスが相手では本来の曲がりを見せることはなく、あまり曲がらないロッドという印象を受けますが、体力のある初夏以降のシーズンの60cmクラスを相手にすると、ファーストテーパーということを忘れるくらいベリーまでしっかり曲がり込んでくれます。

こういうキャラクターのロッドではありますが、70cmクラスでも全く竿を伸されることなくファイトでき、L+という表記ながらパワー感は全然余裕を感じさせるもの。

上の写真はまだ暑さを感じる秋口に、鉄板バイブレーションで釣った70cm台のものですが、S87L+/Fは表記上はライトクラスのロッドながら、ハイシーズンのこのクラスの太めの魚でも全く余裕でやりとりできるパワー感は十分備わっています。

ハイシーズンの80cmクラスが相手でも、オープンエリアならまずパワー不足を感じることはないでしょう。

ジェノスS87L+/Fは、あくまでパワー表記はフィネス寄りの「L+」で、使用中は確かに柔らかい部類なのかなと思わせられるときもありますが、いざというときにはかなりの粘り強さとリフティングパワーを発揮してくれる頼もしいロッドで、これまでありそうでなかった「普段の釣りにちょうどいい」感じのパワー感です。

エキサイティングなファイトが特徴の曲がり

軽~中程度(数百グラム)の負荷では、やはり先調子系の曲がりですが、大型魚などがかかった場合の高負荷になると、ここからググンとベリーが入った曲がりに変わります。

100グラム程度の低負荷時は、先調子感が強調された曲がり。
500mlペットボトルリフト時の様子。さらに負荷を増していくと、胴までスムースなカーブを描きますが、バットセクションはライトスペックとはいえかなりパワーを感じます。

印籠継を採用しており高負荷時のベンドカーブもナチュラルで美しいです。

ただし、その曲がりの質は、過去に使ってきた初代エクスセンスのFlexPerformanceや、同じジェノスのRsspect the Sancutuaryとは異質で、しなやかさよりも反発力の強さを強く感じさせるもの。

最近使ったロッドに例えると、エクスセンスインフィニティの曲がりに近いものがあるように感じました。

このロッドはインフィニティと同じ「トレカT1100G」素材を使っているから、どことなくテイストも似てくるのかもしれませんね。

反発力が前面に出た曲がりのため、かけたシーバスは猛然と暴れまくり、派手なエラ洗いを連発します

この辺りのファイト時の感覚は、しなやかさと柔らかさが前面に出た曲がりでほとんどエラ洗いさせない、ヤマガブランクスのロッドとは対照的ですね。

ただ、これが悪いかというとそうでもなく、ショートなグリップに細身ブランクス、しっかりとバットとベリーの芯が残る曲がり故に、ドラグの滑り出しが非常によく、ファイト中の手応えも非常にダイレクト感があってスリリングそのもの。

好みの問題ですが、より魚の引きをダイレクトに強く味わいたい、ダイナミックなドラグサウンドを愉しみたいといった向きの方には、間違いなく使っていて楽しいロッドだと思います。

 

苦手分野もあるにはある

とはいえ、このジェノス87L+/F、やはりライトクラスのロッドなので、苦手分野もあります。

それは、遠投+強い流れ+太糸+太軸大型フック+自重あるルアーの組み合わせ

先に書いた通り、小口径ガイドにも関わらず遠投性能は非常に高いのですが、昨年はライザーベイト008を流れのダウンに向けて大遠投した先で魚がヒットした際に、何度もフッキングミスを繰り返してしまったことがあります。

もともとファールフィッキングの多いトップで、しかも買ったばかりでまだロッドの調子に慣れていなかったということもありそうですが、合わせの瞬間に思ったよりもベリーが入り込んでしまい、フッキングミスになっていたようです。

遠距離+流れの中での太軸フックのフッキングに関しては、やはりMクラスくらいのベリーにパワーがあるロッドの方が適していると言えそうですね。

このように、87L+/F、ライトクラス故に苦手なシーンも若干なきにしもあらずですが、個人的感想としてはこの辺は慣れでも十分カバーできそうかなと感じています。

逆に、エクスセンスジェノスシリーズの中にあって唯一のライトクラスとあって、これまでの他のジェノスになかったパワー感だからこそ適合できるシーンが多いことも確かだと思います。

 

どんなシーバスシーンにマッチするか

エクスセンスジェノスS87L+/F DarkForce87、秋のハイシーズンから春のマイクロベイト、バチシーズンまでさまざまなシーンの実釣で使ってみて、特にベストマッチど真ん中だと感じたタックルセッティングは、リールはC2500~C3000クラス、PEライン0.6~0.8号、リーダーは3~4号(12〜16ポンド)、使用フックはM~MHクラスの#6〜#10を使うような釣り。

よくよく考えてみると、私が普段通っている都市部湾奥でのウェーディングやオカッパリでは、年間を通じてほぼ上記のようなタックルセッティングで釣りをしているので、要はこのロッド一本あれば、通年の釣りが成立するんじゃないでしょうか。

シーバス以外にも、ハリ感と操作性が高いロッドであり、ボトム感知能力には非常に長けているので、バイブレーションやテキサスリグを使うチヌキビレ狙いにも抜群にいいんじゃないでしょうか。

もちろん、ライトなロッドなのでビッグベイトとかの釣りは無理ですし、先述の通り大型ルアーを大遠投した釣りっていうのには向いていませんが、このDarkForce87、シマノHPを始め各種メディアで言われているよりもはるかに幅広い釣りに適合できそうなのは確かです。

特に寒期から初夏までの小型ルアーを多用する釣り、マイクロベイトシーズンやバチパターンの釣りにはスペック的にもベストマッチですね。

シマノ以外のメーカーもそうですが、エクスセンスのラインナップはインフィニティもジェノスも含めて、見渡すと秋のハイシーズン向けのアイテムばかりで、厳寒期やバチ、マイクロベイトシーズンにぴったり適合するアイテムはS92ML/F-3 -Technical Pathfinder 92か、このS87L+/F  DarkForce87の2機種しかないと思います。

キャラクター的にはTechnical Pathfinder 92が食い込みの良い乗せ調子、DarkForce87が積極的にフッキングに行く掛け調子といった感じで、両者を使い分ければいいと思います。

ちなみに私はバチ、マイクロベイトシーズン用の乗せ調子のロッドはすでに3、4本持っており、これ以上の追加は不要ということで購入を諦めましたが、このシーズン用の王道ロッドを選べといわれればやはりTechnical Pathfinder 92ですかね。

「Technical Pathfinder 92」は、激戦区の河川や港湾を攻略するために、繊細さとパワーの双方を具現化する特殊な3ピース構造を採用。1はソリッドに迫るしなやかさを備え、軽めのルアーや波動の弱いワームなどを水の流れになじませて操ることができ、ショートバイトにも追従。2は硬さのギャップがある1と3を綺麗に繋げる役目。体幹となる3は30gクラスや波動の強いルアーを正確に操り、掛けてからは粘り強く曲がってシーバスの引きを吸収しファイトをサポート。

 

往年のあの名竿が現代の技術で蘇る?エクスセンスジェノスS87L+/Fのインプレまとめ

今回はエクスセンスジェノスS87L+/F  DarkForce87 の実釣インプレということで、実釣を通じて感じたことを記事にしてみましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事を書いている5月は、私のメインフィールドである阪神間はナイトのバチ抜け全盛期で、この時期個人的にはよりライトなヤマガのブルーカレントシリーズをメインで使用していますが、デイからナイトに跨って釣りをするような日、つまり、バイブレーションも絡めた釣りをする場合や、風が強い日、シンペンでも遠距離戦が求められるような日には、積極的にこのDarkForce87を使っています

日々使っていて新たな魅力に気づかされますし、何より使っていて楽しい。

かなり個性的で面白みのあるロッドだと感じており、やはりロッドは、カタログスペックやメディア広報などの「情報」に頼るのではなく、実際に使ってみないとその魅力はわからないものだと改めて思いました。

それはそうと、このロッドを使っていてどうしても思い出させられるのが、長年愛用していたシマノの初代ディアルーナS809LST。

チューブラーのセンシティブトップを備えた、先調子系のバチ抜けスペシャルとも言われたロッドで、湾奥シーバスでは本当に大活躍してくれた名作ロッドだったと思いますが、ジェノスS87L+/Fはこのロッドにキャラクター、使用感がとても似ているのです。

もちろん明らかにジェノスS87L+/Fの方が軽く、シャープで、ハリとパワーがあるのですが、明らかにロッドの指向性としては同じ。

まさに往年の名竿が現代の最先端技術で蘇ったといった感じでしょうか。

すでにディアルーナS809LSTは何世代もモデルチェンジがされて、現行品の該当モデル(S86L-S)ではタフテックソリッドティップ搭載の別物のようなロッドになってしまっていますが、初代、2台目ディアルーナのライトセンシティブチューブラーティップの魅力をご存知の方には、是非このDarkForce87を手にとってみてほしいですね。

シマノ独自の高強度カーボンソリッド[タフテック]をティップに搭載。繊細なソリッドティップが生み出す追従性は、引き抵抗の少ないシンキングペンシルや小型ミノー、ワームなどを正確に操ることができます。またバチ抜けやマイクロベイトパターンなどに頻発するショートバイトへの喰い込み性能にも優れており、戦略的にゲームを組むアングラーには欠かすことのできないアイテムです。

エクスセンスジェノスS87L+/F  DarkForce87、使って初めていろいろと魅力に気づかされるロッドで、個人的に好みのタイプのロッドでないことを承知の上で、お試し感覚で購入した次第ですが、実際にしばらく使ってみると想像以上に使い勝手がよく、汎用性も高く、今では大のお気に入りのロッドの一つになりました。

普通のシーバスロッドでの釣りに飽きてしまった人にもおススメ。

他に被るキャラが見当たらない独特の個性が光るロッドなので、複数シーバスロッドを所有している方でも手にしてきっと後悔することはないと思います。

気になる方は是非実際に手にとってみてください。

L+という絶妙なパワーにショート目のレングス、そしてショートグリップというディティールに、まるでアジングロッドであるかのような先調子パッツン系のブランクス+小口径ガイドの組み合わせでスモールルアーやバイブレーションルアーには抜群の操作性!アクションさせる釣りだけでなく積極的に掛けに行くようなシーンにも有効!

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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