みなさまこんにちは。
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今回は、非常に美しい夢屋のカスタムスプールのご紹介です。 |
年始に購入したステラC2500XG、以下記事に書いた通り、素晴らしい内容で非常に満足していますが、ライトゲーム、特にアジングなんかに使おうと思ったら、やはり若干大き目。
本来は、ボディもローターもハンドル長もスプール径も、1000番サイズのリールが理想なのですが、なぜかシマノの1000番サイズのリールにはHG、XGのモデルは存在しませんので、XG最小モデルであるC2500番を選んだわけですが、 このリールにデフォルトで付属するC2000サイズ(外径43mm)のスプールは、バットガイドが小さく、かつスプールからガイドまでの距離が近いショートロッドに対しては、ラインの放出抵抗を考えるとベストとは言いにくいです。
というわけで、ライトゲーム用に1000番サイズの替えスプールを装着してみようと考えました。
今回選んだのは、以下の シマノ SHIMANO 夢屋 19 カスタムスプール 1000 (カーディフカラー) 。
シマノタックルのトラウト用シリーズ「カーディフ」のイメージカラーを纏ったカスタムスプールです。
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限りなく黒に近い深緑のカラーに、気品あふれるゴールドがあしらわれたカラーリング。デザインのベースは’19ヴァンキッシュのスプールと同じものです。 |
どんなスプール?
このスプールには、ノーマルタイプの「1000スプール」と、浅溝タイプの「1000 N2010スプール」の2種類があり、それぞれスペックは下表のとおりとなっています。
スペック 1000スプール 1000 N2010スプール 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) 2.0/3.0 2.0/3.0 自重(g) 21 21 スプール寸法(径mm/ストロークmm) 43/13.5 43/13.5 ナイロン糸巻量(lb-m) 6-130、8-100、10-85 2-100、3-60 フロロ糸巻量(lb-m) 6-120、8-85、10-70 2-80、3-55 PE糸巻量(号-m) 0.8-240、1-190 0.3-120、0.4-90 ベアリング数 1 1 本体価格(円) 11000 11000 商品コード 040527 040534
(引用元:2021年シマノ総合カタログ)
互換性表記は「S-27」で、'18ステラ以降にリリースされたシマノリールのラインナップでは、1000、C2000、C2500などのサイズのリールに装着可能なモデルです。
’22モデルのステラでは、1000番サイズに関してはスプールが「S-30」という独自規格になってしまったのでこのスプールは装着できませんが、C2000番各種と、C2500番各種とは互換性があり継続して使用することができますね。
今回私が選んだのは、このうち深溝タイプの「1000スプール」の方。
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1000スプールは結構深溝。これだけ小径スプールですが、ラインキャパシティはS-20の2500サイズ、PE1215スプールと同等なのです。 |
浅溝タイプの「1000 N2010」でも良かったのですが、私の場合はライトゲームといえどもやや太めのPE0.3号や0.4号を使うことが多く、多くのラインが150m巻きで売られていることから、0.4号を最低150m巻く場合を考えて、「1000スプール」の方にしました。
PE0.2号とか0.25号を多用する方なら、下巻きが不要になるN2010の方を選んだ方が、トータルでのスプールウエイトを抑えられるため良いかもしれませんね。
N2010スプールは公表スペックでは、PE0.3号の糸巻き量は120mと書いてありますが、実際に巻いてみたら、ちょっとエッジに対して嵩が高いかなという程度で一応150mきっちりスプールに収めて巻くことが出来ますし。
外観と使用感のインプレ
ブランキングデザインは’19ヴァンキッシュのスプールと同様ですが、深い緑ベースの黒のボディに、ブランキング部分や糸巻き部分、スプールエッジ部分にはシャンパンゴールドともいえる嫌味のない淡目のゴールドがあしらわれ、外観は非常に上品。
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ステラC2500SXGに装着した様子。ステラの質感には最高にマッチします。ちなみに、写真では以下掲載の夢屋CI4+シングルハンドル(40mm)を装着しています。 |
実はこのスプール以外にも、1000番台、2000番台の夢屋スプールはステラ用、ソアレカラー、コンプレックスカラーと全てのカラーラインナップを購入したのですが、「美しさ」という意味ではこのカーディフカラーのものが一番ではないかと思いました。
その気品あふれる佇まいから、最も似合うのはもちろんステラのボディだと思いますが、以下の写真のようにヴァンキッシュやツインパワーに装着してももちろん美しい。
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ヴァンキッシュC2500SXGへ装着した様子。これも意外とよく似合います。 |
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ツインパワーC2000SHGに装着した様子。ラインカラーはカーディフのイメージカラーに合わせてグリーンをチョイスしていますが、これも非常によく似合っていますね。 |
実釣ではまだメバルしか釣っていませんが、大型メバルの急な突っ込みに対してもドラグの効き方はヴァンキッシュとほぼ同等でとても滑らかなもの。
クセのない素直な使用感で、作動時の音質も悪くありません。
やはり1000番サイズということでスプールが小柄になる分、見た目にも引き締まった印象になりますし、操作時も軽快な印象になりますね。
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ステラのボディ+オレンジカラーのPEラインを巻いた様子。 |
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ヴァンキッシュのボディ+5カラーのPEラインを巻いた様子。 |
カーディフカラーということで、どうしてもトラウトをイメージされてしまう方も多いかと思いますが、これだけかっこいいスプールをトラウトだけに使用するのは非常にもったいない。
ライトゲーマーやバサーの方にも、是非使って欲しいスプールですので、気になる方は是非手に取ってみてください。
きっとその美しさの虜になると思います。
なお、このスプールは以下記事でも検証した通り、'22ステラのC2000番、C2500番だけでなく、実は1000SSPG番でも問題なく使用することができます。
デザイン性・機能性も高く、幅広い機種に装着できる互換性の高さも魅力のスプールだと言えそうですね。
この記事でご紹介したスプールはコチラです。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
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