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今度のツインパはかなりイイ!シマノ ’20ツインパワーC3000XGのファーストインプレッション!

2021年4月30日金曜日

1.インプレ・レビュー 2.リール 5.シマノ 5.ツインパワー

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 みなさまこんにちは。

先日、C2000SHGとC3000XGを一気に2台まとめ買いした’20ツインパワー、しばらく使ってみましたので、今回はこのうちC3000XGについて、軽くファーストインプレッションを書いてみたいと思います。

今回はシーバス用スピニングリールのど真ん中モデル、シマノ'20ツインパワーC3000XGについてのインプレッション記事です。

 

どんなリールか

ツインパワーC3000XGは、ご存じシマノの30年以上も歴史を持つミッドレンジスピニングリール。

'18ステラの基本設計に則って、'20年にモデルチェンジされた13種の中でも、このC3000XGは2500番サイズのボディとローターに、ラインキャパシティとドラグ耐力が大きい47mm径のC3000スプールを組み合わせたエキストラハイギアモデルの番手で、特にシーバスではスタンダードともいえるサイズです。

先代より5年ぶりにモデルチェンジを果たした今回の'20ツインパワー、どのような点が進化したのか、以下記事内で見ていきたいと思います。

 

どういうスペックのリールなのか、シマノ公式サイトから引用した紹介文とスペック表を以下に記載します。

金属ローター×HAGANEボディ。さらに質実剛健の極みへ。

誕生以来、30年の歴史を積み重ねてきたツインパワー。今作には、長年追い求めてきた質実剛健の理念を結集し、たわみや歪み・ネジレを抑制する金属ローターを搭載。HAGANEボディとの組み合わせにより、過剰なまでの剛性感と耐久性を獲得した。さらに、剛性に優れた金属ローターは、ステラを彷彿とさせる安定した巻き心地を生み出し、永続的に滑らかなリーリングをも可能にする。それだけではなく、新たにロングストロークスプールを採用したことでキャスト性能も向上。あらゆるシーンで信頼をおいて使い込めるタフな一台へと進化を遂げ、新たな歴史をスタートさせる。


スペック
ギア比 6.4
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) 3.5/9.0
自重(g) 215
スプール寸法(径mm/ストロークmm) 47/17
ナイロン糸巻量(号-m) 2.5-180、3-150、4-100
フロロ糸巻量(lb-m) 2.5-160、3-130、4-100
PE糸巻量(号-m) 1-400、1.5-270、2-100
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) 94
ハンドル長(mm) 55
ベアリング数
BB/ローラー
9/1
本体価格(円) 44000

(引用元:http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5913

ツインパワーシリーズの中でも、今回ご紹介するC3000XGは、シーバス以外にもバーサタイルにいろいろな釣りに使えるサイズ。

特にシーバスには最も多用されるC3000サイズ。ボディは非常にコンパクトですが、ロングストローク化されたスプールは径こそ先代モデルと同等ながら、見た目の面ではかなりスプール部分の存在感が増しているように感じられますね。

 

この型番の特徴についても、同様にシマノサイトから引用してみましょう。

コンパクトでありながら、ハンドル一巻き94cmという巻き上げスピードを搭載。高速巻き上げが必要な釣り、手返し重視の釣りに最適なモデルです。 [参考対象魚・釣種] バーサタイル

高速巻き上げが必要な釣りにと書いてありますが、XGの最大の魅力はなんといってもその流速感度

引き抵抗が大きいバイブレーションルアーなどはHGの方が巻き上げが楽というのは無きにしも非ずですが、ミノーやシンペンなどのように、流れを感じて巻きで使うようなルアーの使用が多い場合は、絶対的に巻感度に優れたXGがおススメですね。

なお、’20モデルでの技術的なアップデートは、以下のような内容で、いずれも’18ステラのアップデート内容を踏襲したものになりますね。

掛かっているパーツ代やその精度面などコスト差はあり、それによる性能差はもちろん出てくるものの、機能面では完全に’18ステラに追いついたと言えるでしょう。

  • マイクロモジュールギア2
  • サイレントドライブ
  • ロングストロークスプール
  • 金属ローター採用
  • X-プロテクト

ちなみに、ボディそのものの設計は素材こそ違うものの、’19ヴァンキッシュと同じものになっています。


手にした印象

以前、C2000SHGのインプレでも書きましたが、’20モデルのチタニウムグレーのダークなボディカラーにゴールドの差し色は、ステラほどではないもののなかなか高級感があり、質実剛健を旨とするツインパワーのイメージにもよく合っています。

C3000サイズの自重215gは、同番手のステラに比べて5gの重量増になりますが、先代モデルの245gから比べると、実に30gもの大幅軽量化

合わせるロッドはスプールカラーを選ばない、ニュートラルなボディカラー。半プラボディ故に、ビス止めの穴が見えます。

 

マグネシウムボディのヴァンキッシュの軽さには敵いませんが、実際に同番手のステラと持ち比べても何ら重たくは感じません。

30年以上続くツインパワーの歴史の中でも最軽量となった今回のモデルは、C3000サイズとしては十分すぎるくらい軽量な部類だと言えますね。 

今回のモデルチェンジの大きな目玉が金属ローターを採用した点。4000番台どうしの比較では、'15ツインパワーに比べて1kg負荷状態でのローター変形量は6割も削減されているとのことです。

 

そして手にして、ハンドルを回してみると、巻き出しも十分軽いし非常に滑らか

ステラと比べるとヌメヌメ感がなく、ドライで微かな雑味がある回転フィールで、シャコシャコと摺動音もしますが、C2000SHGのインプレで書いたのと同様、巻き心地自体はかなり良く、質感で劣るものの総合的にはステラに肉薄していると言っても過言ではないと思います。

やはり今回’20モデルの最大の特徴であるアルミニウム製ローター採用というのが、巻き心地の良さに大きく貢献しているのではないかと思いますが、個人的には、同一ドライブギアパーツを使用し、同じくサイレントドライブ+マイクロモジュールギア2を導入したヴァンキッシュシリーズの回転フィールよりも良く、実釣ではステラにかなり近づいた巻き心地になったという印象です

目立つ斜めブランキングが施されたスプールデザインは好みが分かれるところかもしれませんが、実物はまあまあかっこいいと思います。

 

リールの個体差の問題もあるかもしれませんが、このC3000XGでは、C2000SHGで気になっていたスプールオシュレーション上下死点での微かなカタコト音も完全に無く、ハンドル各部のガタも、ステラに比べると僅かにあるような気がしますが、全く気にならないレベル。

細かな部品精度の差は、小さいリールでは大きな違いに感じられるけれども、大きいリールになればなるほど気にならなくなるという側面もあるのかなと思います。

'20ツインパワーで唯一残念だったのがこのドラグノブパーツ。ステラの半額機種なのでコストダウンは致し方ないとは思いますが、プラスチッキーでかなり安物感にあふれています。

 

なお、この’20ツインパワー、ローター同様ボディ部分もアルミニウム製ですが、ギアボックスとなる部分はCI4+素材を用いた樹脂製で、いわゆる半プラボディ。

オール金属を望まれる方も多いようですが、手にした感じ、巻いた感じでは、半プラであることのデメリットなどは特に感じられませんでした。

ただし、このあたりは大きな負荷が掛かった時に初めてわかるようなところなので、実釣で使い込んだ上で見ていかないと評価できないですかね。


軽く実釣インプレ

ということで、手にした印象はかなり良かったツインパワーC3000XG、バチ抜けシーズンのシーバス釣りに早速使ってみました。

ワールドシャウラのようなロッドにもよく似合いますね。

 

ナイトゲームでのスローな巻きが中心のシーズンなので、'18ステラ用の50mmハンドル、純正より5mm短いタイプを装着しての実釣です。

夢屋からリリースされているステラの替えハンドルとして最適なアルミ製シングルハンドル。ゴールドの差し色が入っているところとノブ形状が本家との違いですかね。

一般的にハンドルは短くなればなるほど感度は上がりますが、その分巻き心地が重たくなるものですが、短め50mmハンドルを装着しても、巻き始めから軽い巻き心地で、程よい慣性力のためシンペンなどの一定速でのリトリーブは非常に快適。

特に、室内での空巻きではやや気になっていた摺動音や雑味は、実際に釣り場に立って使ってみると本当に全く感じられなくなることに驚かされます。

目隠ししてステラとツインパワーを巻き比べた時、室内での空巻きでは正確に判別できる人も多いでしょうが、実際の釣り場でコレをやると、見分けられなくなってしまう人もたくさん出てくるのではないでしょうか。

しっとり感、ヌメヌメ感が不足している点を除いて、巻き心地に関してはそのくらいステラに近いものがあります

ただ、ベイルを倒したときの動作、オートリターンの動作、ドラグのクリック感など、各種操作系の質感に関しては、やはりステラとの価格差なりの違いはありますね。

しかしこれらはあくまでもリール使用者の「感性」に訴えかける部分で、望まない限り実釣では重要な部分ではありません。

実際に魚を掛けた時のドラグ動作なども非常に滑らかで、ここもステラのドラグに比べるとやや作動時の音質が低め、かつ滑り出しの滑らかさで微かに劣る気がしますが、この差が釣果の差にあらわれるような部分ではないと思います。

また、実釣テストのため、敢えて引き抵抗の大きい鉄板バイブレーションルアーなども投げてみましたが、そのようなルアーのリトリーブもパワフルに軽々とこなすことが出来、巻き上げ力なども申し分ないですね。 

引き抵抗の重いルアーでもサクサク巻き上げてしまうパワフルさはこのリールの大きな魅力の一つです。

実釣ではかなり巨大なボラのスレ掛かりもあったので、ここぞとばかりにかなり強引なやり取りもしてみましたが、ファイト時も剛性感、巻き上げ力とも全く不足を感じるところは無く、半プラボディであることのデメリットは特に感じる点はなかったです。

総じて、実釣面での性能については、何一つ不満点を感じることが無いリールだと思いました。

 

ファーストインプレッションまとめ

今回は簡単に '20ツインパワーC3000XGのファーストインプレッションをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。

C2000SHGのインプレでも書きましたが、今回のツインパワー、やはりその素晴らしい出来の良さに、非常に感心されられました。

C2000SHGも素晴らしい出来でしたが、C3000XGはそれをさらに上回るように感じました。これだけ高性能がリールがお手頃な価格で買えるのは本当にありがたいことだと思います。

 

その後しばらく使ってみても、本当に何一つ不満に感じる点が出てこないのです。

これだけの内容、実釣性能を持ったリールが、ステラの半額程度の実売価格で買えるとは、本当にお買い得ではないかと思います。

2021年時点でまだ登場から1年と新しいリールであるため、次期モデルの登場は少なくとも4年ほど先、それまでガンガン使い倒せるので、メインリールとして2台持ちするのも良いですし、既にステラをお持ちの方のサブリールとしても最適。

私自身がそうしていますが、ステラの代わりとして使用しても、まったく違和感なく使えますし、気兼ねなく使い倒せるので、普段の釣りにはむしろこのツインパワーの方を積極的に使いたくなるくらい。

やや派手目なスプールデザインは多少好みが分かれるかもしれませんが、本体はニュートラルなチタニウムグレーボディで合わせるパーツを選ばないため、夢屋の各種カスタムスプールやハンドルを装着して自分好みのリールを作り上げるベースとしても良いと思います。

以下にカスタマイズ例と使用したカスタムパーツを掲載しておきます。

'20ツインパワーのカスタム例。セフィアカラーのスプールにCI4+ハンドルを装着した様子。ワールドシャウラのようなロッドにも非常によく似あいます。

 

セフィアカラーですが実はスーパーレッドのワールドシャウラに抜群に似合いそうなのがこのスプール。0820タイプはシーバス用としてもちょうどいい糸巻き量!実用ド ラグ力(kg):3.5、自重(g):33、スプール寸法(径/ストローク)(mm):47/17、PE糸巻量(号-m):0.8-200、1-150、1.2-100。
自重(g):19、長さ(mm):50、ベアリング数 BB:2、ハンドルノブ・A、ハンドル・H-11。2500やC3000クラスのリールで、ナイトゲームなど繊細、スローなリトリーブを行うには最適なのがこの50mmタイプ。CI4+で肉抜きされた低慣性、超軽量タイプで巻き感の劇的な向上が見込めます。

今回はファーストインプレッションということで、耐久性の面では評価できておらず、この点については別途長期使用したのちに実釣インプレ記事を書いてみたいと考えていますが、今回のツインパワー、実釣でガンガン使えるC3000サイズのリールをお探しの方には本当におススメできる、買って間違いの無いリールだと思います。

まさに今が旬のリール、気になる方はお早めに是非手に取ってみてください。

ちなみに、半年使用後のインプレは以下記事で書いていますので、よろしければご覧になってみてください。

 

ステラと並び金属ローターを採用したシマノの高耐久スピニングリールがツインパワーシリーズ。その中でも一般的なシーバス狙いに最も適し汎用性が高い番手がこのC3000XG。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

なお、現在、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ、「密林お買い得情報」を大幅リニューアル中。最新モデル情報も含め、AmazonとYahooや楽天の価格比較もできるよう、より有益なページとなるようデザインを日々見直していますので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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