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ワールドシャウラでメバル釣りは可能なのか?2750FF-2でのメバリング実釣インプレ!

2021年4月14日水曜日

1.インプレ・レビュー 2.ロッド 3.メバリング 5.シマノ 5.ワールドシャウラ

t f B! P L

みなさまこんにちは。

最近始めたばかりのメバリング、これまでずっとメバルは冬に狙う魚だと思っていましたが、4月に入ってようやく初心者の私にも釣れてくれるようになりました。

 

私はジグ単から入門しましたが、メバルプラッギングはさらに面白いですね~!

ライトなタックルで繊細に狙うメバリングは、アジング同様非常にゲーム性が高く、いつもやってるシーバスフィッシングとはまた別の楽しさがあって最近夢中です。

 

普段のメバル釣りでは状況や気分に合わせて、ブルーカレント67TZ/NANOと同71TZ/NANO、ワールドシャウラテクニカルエディションS67UL-2Fの3本のロッドを使い分けています。

特に、ブルーカレント67TZ/NANOのような繊細なロッドでいいサイズのメバルが釣れたら、最高に楽しいですよね。

ブルーカレントシリーズの中でも中核をなすモデルと言えばこの67TZ/NANO。ジグヘッドリグ中心で狙うアジング、メバリングその他ライトゲームに1本で幅広く対応できる適応力の広さが魅力。ライト目なプラグとの相性も良いです。

しかし、私が最近行っている場所は、なぜかいつもヒットゾーンが遠い。

どうやら、沖の方に海藻帯があるようで、遠投した先でアタることが多いような気がします。

一応ブルーカレント83TZ/NANOも持っているので、このようなロングロッドを使ってもいいのですが、ここまで長いロッドになると、若干魚を掛けた後のやり取りの楽しさが薄れることも事実です。

ジグヘッド単体の遠投をコンセプトとしつつ、軽量ジグヘッドの扱いやすさと感度を融合させたロングレングスモデルです。繊細な使用感は小型軽量プラグの細やかな操作を可能にし、多彩なルアーで遠距離を繊細に攻略するシーンで活躍します。また良型特有の足元での急な突っ込みにもロッド全体でスムーズかつフレキシブルに追従し、ターゲットの走りをいなしながらブランクの復元力で浮かすことが可能です。この曲げ込んで浮かす・止める性能により、テトラ帯などファイトが厳しいフィールドでもアングラー側に大きなアドバンテージを与えてくれるでしょう。

メバルプラグの遠投もできて、いざとなればジグ単もこなせる、そんなロッドはないものか・・・、ということで、以下の記事でアジングにチャレンジしてみたワールドシャウラ2750FF-2を、今度はメバリングに使ってみることにしました。



ワールドシャウラ2750FF-2とは

ワールドシャウラ2750FF-2がどんなロッドであるかは、以下記事に詳細に書いているため割愛しますが、テクニカルエディションを除くワールドシャウラシリーズで最も繊細な0番パワー(バスロッドのウルトラライトクラス)で、FF(エクストラファーストテーパー)の非常にしなやかで繊細なティップを持つのが特徴のロッド。

私は普段は冬場やバチ抜けシーバスにこのロッドを使用していますが、ティップ部分はやや強めのメバリングロッド並みの柔らかさとしなやかさで、1g程度のジグ単リグでも投げられるキャスタビリティを持ちながら、いざとなれば15g程度のミノーやバイブレーションルアーも投げられるという凄まじいまでの高汎用性が魅力のロッドです。

日本国内の小型~中型ターゲット相手のルアーフィッシングならこれ一本でなんにでも使えるのではないでしょうか?

 

アジやセイゴ相手でも存分に楽しめる繊細さを持ちながら、ランカークラスのシーバスでも渡り合える懐の深い粘りとパワーも大きな特徴で、なんでも村田基氏はこのロッドで14kg(16kgだったかな?)のエイも釣りあげたことがあるとか。

個人的には、ライトゲームからチニング、シーバスまでコレ一本で本当に何でもこなせてしまう、ワールドシャウラシリーズの中でも最高傑作のひとつ、まさに理想のロッドだと思っています。


メバリング実釣で使ってみたインプレ

そんな2750FF-2をステラC2500SXGに夢屋1000番スプール、PEライン0.3号にリーダー1.2号に合わせるというセッティングで、さっそくメバリング実釣で使ってみました。

ルアーは、オーソドックスなミノータイプでは、アイマのメバコスケ35F、ジップベイツのゾエアリプル45Fなど、シンペンタイプでは、アイマのコレット45・60、アピアのパンチライン45・60、バスデイの海爆リップレス50など、その他、0.9g~1.2gのジグ単リグと、フロートリグも使ってみました。

 

キャストフィールと飛距離

キャストに関しては、やはりロッドのつくりがややゴツ目で、自重も97gもあるので、一般的なメバリングロッドのようにシングルハンドキャストは正直苦しいです。

ダブルハンドキャストでキャストすることになるため、若干大味感が出てしまいますが、それでも繊細なティップがしっかり2.5g程度のプラグの重みも背負ってキャストでき、フィーリングと飛距離自体は悪くありません。

2750FF-2に関しては、ティップが勝手に飛ばしてくれるような感じなので、力まずバス投げのようないい加減なキャストでもそこそこ飛距離が稼げることもあり、長時間投げ続けても思いのほか疲労感は少ないですね。

空気抵抗が大き目のフローティングミノーに関しては、このロッドであろうが無かろうが、そもそもあまり飛距離は期待できないですが、シンペンタイプなら十分文句なしの飛距離とキャストフィール。

ワールドシャウラシリーズ共通の特徴でもある大き目のガイド径故に、ノットはもちろん、ライン自体の放出が非常にスムースなので、太さ0.4号以上の、メバリング用としてはやや太目のPEラインやモノフィラメントラインを使ったキャストに関しては、一般的なメバリングロッドよりもだいぶ飛距離面でアドバンテージが出ますね。

グリップ回りのボリューム感はバスロッド相当なので、正直なところ若干ゴツく感じます。

また、C2000番、C2500番サイズのような比較的大径(43mm)スプールのリールを使ったキャストでも、一般的なメバリングロッドに比べて、ラインがバットガイドを叩くことが減るため、同様にキャスタビリティの面では有利になると思います。

ただ、3.4gフロート(以下記載のソアレアウトシュート)を使ったリグでは、快適にキャストすることができましたが、やはり1g未満のジグ単リグの場合に関しては、キャストフィールも飛距離も若干苦しい感じですかね。

0.6gジグ単(ワーム自重と合わせて0.9g程度)でも、かろうじてキャストできないことはないですが、このクラスのジグヘッドを多用するなら、もっと繊細でアンダーパワーなロッドを使った方が使用感が良いと思います。

 

潮感度とアタリ感度

このロッドを用いてルアーをリトリーブしたとき、スロー、ファーストともそのリトリーブスピードに関係なくしっかりとミノーのブルブルを感じることができますし、シンペンの場合はルアーに掛かる僅かな潮圧の変化も手に取るように感じることができ、僅かな藻の切れ端をひっかけたことや、ラインがルアーのフロントフックを拾ってしまったような場合の違和感も、しっかりインフォメーションとして手元で感知することができます。

この感度は、メバリング専用ロッドには敵わないものの、十分実用的だと思います。

実釣で使った日は、シンペンでレンジを入れて探ることで、かなり沖にある藻場の位置を突き止め、その周辺を重点的に探ることで2バイト、また、下げ潮の途中で急に沖にできた流れの変化する場所を、ルアーに掛かる潮圧変化で探り当て、そこを狙うことで2バイトと、合計4バイトを得ることができ、そのうち3匹キャッチすることが出来ました。

狙い通りに釣れてくれると本当にうれしいものです。

メバリング初心者の私でも、このようにロッドとリールから得られる水中情報を読み取ってヒットにこぎつけることが出来ていることからも、メバリングに必要とされる感度面や、フッキング能力も十分にあると言えるのではないでしょうか。

ただ、メバル専用ロッドであるソアレエクスチューンなどに比べると、感度面で劣ることは無いとは思いますが、やはり微妙に大味感があるのも確か。

プラッギングをしている限りさほど不足は感じませんが、ジグ単がメインで、食い込みを重視する釣りなら、やはりソリッドティップのメバリング専用ロッドを使った方が良いと思います。

 

操作性と使用感 

7フィート台ワールドシャウラの中でも、2750FF-2と2701FF-2は、やや短めのグリップ長になっており、メバリングで使う際にも取り回しはかなり良く、ごく自然にグリップを肘下に当てて、思いのままにロッド操作を行うことが出来ます。

やや太目ではあるもののロッドレングスに対して短めに設定された2750FF-2のグリップは、非常に取り回しの良い絶妙なレングスで、肘下への収まりは抜群で操作性が高いです。
 

ティップを下に向けてのデッドスローの定速リトリーブも、テイップの上げ下げによるレンジの調整などもやりやすく、ちょっとしたマイクロジグを扱う際のロッドワークも十分こなせます。

ロッド単体での自重97gは、メバリング専用ロッドに比べるとやや重いですし、バスロッドのようなグリップ回りのデザインや寸法も、専用ロッドに比べるとややごつさを感じるところですが、それでも実釣で使っている限り、特に不満を感じることはありませんでした。

とはいえ、小漁港や小場所でピンスポット狙いなどをするにはやはり、パワー、レングス、つくりとも若干大味。

メバリングだと結構0.6g程度のジグヘッドを使用することが多いため、上でも述べた通り、ジグ単メインでの繊細な釣りや、10cm台の小型メバルを相手にするのには、あまり向いているとは言えなさそうですかね。

ジグ単や極軽量プラグを使った場合の使用感をシーバスフィッシングに例えるなら、9ft台Mクラスのロッドでバチパターンやマイクロベイトパターンの釣りをするようなイメージに近いものがあるでしょうか。 

使えなくはないのですが、やはり釣趣という意味では今一つだと思います。

 

 

メバリングに2750FF-2を使う際のおススメのタックルセッティング


リール

ワールドシャウラシリーズの監修者である村田基氏は、2750FF-2に合わせるリールはC3000を推奨されているようですが、ライトゲーム用途ならそれでは明らかに大きすぎ。

C2000サイズで十分です。

ただ、個人的には、C3000クラスの大径ドライブギアを搭載し、かつ1000番サイズのコンパクトなローターを備え、巻感度に優れるC2500SXGサイズが、使用感としては最もよく、2750FF-2のキャラクターにも、またウエイトバランス的にもマッチしているのではないかと思います。

ワールドシャウラ2750FF-2にステラC2500SXGを合わせた重心バランス位置の写真がコチラ。

 

大径のパワフルなギアは安心感がありつつも、XG故に流速感度に優れ、なおかつコンパクトなローター故にアタリ感度・巻き感度が高いにも関わらず巻きそのものが軽いということが理由です。

ヴァンキッシュのC2500サイズはステラに比べてさらに巻きが軽くなりますが、残念ながらこのリールに装着されているハンドルは長さ50mmとかなり長めで、メバリングをはじめとするライトゲーム用としては巻きがどうしても大雑把になりがちなので、標準で45mmハンドルを装備して繊細な巻きも可能なステラC2500SXGがベストな選択だと思います。

ヴァンキッシュC2500SXGも良いリールですが、唯一残念なのがそのハンドル長。巻きの軽さを追及するあまりなのか部品共通化によるコストダウンを狙ったためかはわかりませんが、50mmはライトゲームに使うにはちょっと大振りすぎる長さです。
 

 

ライン

ワールドシャウラは上述の通り大口径ガイドを採用しているため、ナイロンなどモノフィラメント系ラインで太目のものでも不満なく使えることが出来る数少ないロッドですが、表層を巻きで攻めることが多いメバリングではやはりおススメなのはPEライン。 

極細フロロやエステルなどは、適合ライン最低3lbからの2750FF-2のロッドパワーにはやや向いていないという事も理由の一つです。

以前アジング記事でも書いた通り、PEなら0.2号あたりから0.8号あたりまで不満なく扱えますが、メバリングに使う場合、バランス的に合っているのは0.3号か0.4号。

0.2号だと、ドラグセッティングを入念に行わないと、ロッドパワーがありすぎるために不意にブレイクさせてしまう危険性があり、ちょっと神経を使ってしまいますかね。

個人的には、ステラC2500SXGに夢屋1000番のスプールを装着して、以下のラインを使うことが多いです。

もう一つ、引張強度の高さを求める場合には、以下のラインもよく使います。

IZANAS採用でライトゲーム用としては比較的少ないきれいなオレンジカラーの4本ヨリPEライン。引張強度MAX値の高さからくる安心感が魅力のラインです。結構Amazonレビューも高評価ですね。

先日は60cm台後半のシーバスを掛けてしまいましたが、このラインと後述のフロロ1号リーダーの組み合わせでもファイトタイム一分以内で危なげなくランディングすることができました。

リーダーは、プラッギングを中心に据えるなら、一般的な港湾やサーフならフロロ1~1.2号、小磯などでは1.2~1.5号くらいでイイのではないでしょうか。

同じ太さならナイロンラインの方が強く、食い込みも良いしルアーアクションへの影響も良くバラシも軽減されるため、本来ならリーダーはナイロンの方が好ましいのですが、ライトゲーム用の細糸に関して言えば、細いが故に吸水劣化による強度面の影響が気になるため、個人的にはあまり使用していません。 (探せばきっと良い細糸ナイロンもあるのだとは思いますが。)

細目フロロでおススメなのは、以下のリーダーです。

通常のフロロよりしなやかだけど1lb分強い!より細糸が使えるのは強み!値段分の価値があるリーダーです。

フロロながらしなやかなタイプで、かつ一般的な銘柄より1ポンド程度引張強度が高い(1号太さで5lb=1.2号相当)ところが魅力ですね。



ワールドシャウラ2750FF-2でのメバリング、インプレッションまとめ

さて今回はメバリングにワールドシャウラが使えるかというテーマで、シリーズ中最もフィネスなモデルの一つ、2750FF-2を取り上げての実釣インプレをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。

実釣では釣れるメバルが全て20cm以上と、そこそこサイズに恵まれたためか、予想以上にこのロッドの使用感は良いもので、結論としては、十分ワールドシャウラはメバリングにも使えるということになりますが、いろいろな釣り方を試してみた結果、やはりシチュエーションによって向き、不向きがあるようです。

まとめると以下のような感じになるかと思います。

<ワールドシャウラ2750FF-2の使用が向いているシチュエーション>

  • オープンエリア、サーフ、磯場、ゴロタ場、藻場などの釣り
  • 比較的流れのあるフィールド
  • 遠投が必要
  • プラッギングがメイン
  • 17,8cm以上の魚がメイン
  • シーバスやチヌなど中型ゲストフィッシュが混じる

<ワールドシャウラ2750FF-2の使用が向かないシチュエーション>

  • 港湾部小場所など
  • 風や流れが無い状況
  • 至近距離戦
  • ジグ単がメイン
  • 15cm以下サイズが多い

全体的に見て、やはりジグ単をメインとするようなフィネスなシーンにおいては、メバリング専用ロッドに比べると使用感の面でやや劣ると思います。

2750FF-2が向かない状況に関しては、先日以下記事でご紹介したワールドシャウラテクニカルエディションの方が向いていそうですね。

しかし、この2750FF-2も、シチュエーションにマッチすれば、専用ロッドを上回るパフォーマンスを発揮してくれそうなのは間違いありません。

特に私が良く行くフィールドのようなオープンエリア、潮流場でのシンペンをメインに使った遠距離戦の釣りでは、ブルーカレント83TZ/NANOに比べても実釣での印象はさらに良いものでした。

メバリングを極めたい人であれば、メバリング専用ロッドを複数種類揃える方が良いような気もしますが、私のようにできるだけ一本のロッドでいろんな釣りをしたい、いろんな魚を狙いたいという人で、なおかつメバリング、特にプラッギングにご興味がある方には、上記の通り向かないシチュエーションもあるものの、十分おススメできるロッドだと思います。

魚種別タックルが氾濫してもはやいろいろな釣種が初心者にとって敷居の高いものになりつつある昨今、同じロッドとリールの組み合わせワンタックルで、ラインとルアーさえ交換すればなんでも狙えるって、とても素敵な事ではないでしょうか?

ワールドシャウラ2750FF-2、しつこいですが本当に素晴らしいロッドですので、気になる方は是非手に取ってみてください。

きっと釣りがより楽しくなること、間違いありません。

2020年に登場したワールドシャウラの最も繊細なモデルがコレ。厳寒期から早春のバチ抜けで繊細なルアーを使うシーズン用、またチニング用として購入しましたが、パワー感が合えばいろいろな釣りで使うことができます。万が一シーバスやチヌなど大物が掛かるかもしれないライトゲームなんかには最適ですね。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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