超シャローをスローに引けるマイクロベイト用ミノーの決定版。DUO スピアヘッドリュウキ50S・60S徹底レビュー!

2026年6月29日月曜日

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みなさまこんにちは。

ホームの浜ではベイトサイズが小さい6・7月、シーバスのマイクロベイトパターン用ルアーはまだまだ活躍してくれます。

そんなマイクロベイトパターン用ルアーの一つとして、先日以下のスピアヘッドリュウキ51Sのインプレとこれを使った釣行記をご紹介したばかりですが、今回はこの51とローテーションでよりシャローでの使用やスローな展開にも扱いやすい、DUOスピアヘッドリュウキのノーマルモデル、50Sと60Sについてインプレしたいと思います。

スピアヘッドリュウキシリーズとは

DUO(デュオ)が展開するスピアヘッドリュウキシリーズは、もともとトラウト用として開発されたシンキングミノーです。

扁平低重心ボディがキレのあるアクションレスポンスを生み出し、渓流から本流まで幅広く使えるシリーズとして、トラウト界では定番中の定番として知られています。

扁平低重心ボディがキレのあるアクションレスポンスを生み出すヘビーウエイトシンキングミノー「スピアヘッドリュウキ」。アクションの立ち上がりが早く、ロッドワークに素早く反応し短い移動距離での連続トゥイッチを演出。本流の強く複雑な流れにも対応する高いスイミングパフォーマンスを備えます。合わせて、キャスト時の飛行姿勢のブレを無くし、抜群の飛距離と優れたアキュラシー性能を実現。狙ったスイートスポットを確実に撃ち抜きます。

(出典:DUO International 公式サイト)

このシリーズがシーバス界隈でも注目されているのは、小型かつ泳ぎが安定しているという特性が、いわゆるマイクロベイトパターン攻略にそのままハマるからです。

ソルトウォーター対応カラーを揃えたSWリミテッドモデルも展開されており、今や「シーバスのマイクロベイト用ルアー」として欠かせない存在となっています。

ノーマルモデルとエクストラシンキングモデルの違い

リュウキシリーズの中でまず押さえておきたいのが、ノーマルシンキングとエクストラシンキング(ES)の違いです。

45S・50S・60Sがノーマルシンキングモデル。

一方、46S・51Sがエクストラシンキング仕様で、より比重が重く沈下速度が速い設計になっています。

エクストラシンキングは流れの速い本流でのトラウトゲームを念頭に開発されたモデルですが、その重さゆえに飛距離で有利、かつハイスピードなリトリーブ域での安定性が高いという特性があります。

一方でノーマルモデルは比重が軽い分、より浅いレンジをスローに攻められるという明確なアドバンテージがあります。

これがシーバスのシャロー攻略に向いている理由のひとつです。

モデル 全長 重量 タイプ フック 定価(税込)
46S(ES) 46mm 4.5g ヘビーシンキング(重心固定) #12 ¥1,375
50S 50mm 4.5g シンキング(重心固定) #12 ¥1,375
51S(ES) 51mm 5.5g ヘビーシンキング(重心固定) #12 ¥1,375
60S 60mm 6.5g シンキング(重心固定) #10 ¥1,430

上の表を見るとわかりますが、50Sと46S(ES)はほぼ同じウェイト(4.5g)でありながら、比重設計が異なります。

46SはESのため、同じウェイトでも沈みが速く、流れへの抵抗感が増します。

50Sはその比重が軽い分、より水面直下〜超シャローな水深10cmや20cmといったほぼ干潟フラット上をトレースできるのが強みです。

スピアヘッドリュウキ50S:特長とシーバスでの使い方

スペックと基本性能

50Sは全長50mm、重量4.5g、シンキング(重心固定)、フック#12という仕様です。トラウト用オリジナルモデルとSWリミテッドモデルが展開されており、SWリミテッドはシーバスに有効なソルトカラーが揃います。

重量から想像するよりも飛距離は出ます。

4.5gという数字だけ見ると「MLロッド以下じゃないと無理では」と思いがちですが、重心固定の扁平ボディは飛行姿勢が安定しているため、MLクラスのロッド+PE0.8号あたりでも十分実用的な飛距離を確保できます。

実は先日の釣行記で書いた通り、MHロッド(エクスセンスインフィニティS90MH)+4000番リール+PE1号+20LBリーダーというかなりヘビー寄りなタックルでも、十分に実用的な飛距離で扱えることを確認しています。

アクションとレンジ

扁平ボディのもたらすウォブルとロールが混在した艶めかしい泳ぎは、マイクロベイトを意識したシーバスへの訴求力が高い。

ボディサイドはフラットに近い形状でカラー次第ではフラッシング効果も期待でき、ただ巻きでも十分なアピール力があります。

最大の強みはその浅いレンジキープ力です。

比重が軽めのシンキングなので、ゆっくり巻けば水深10〜20cmといった超シャローをトレースできます。

巻きスピードを上げればわずかに浮き上がり、スローにすれば少し沈む、という操作感で、シャローフラットのブレイク際を引いてくるといった精密なレンジコントロールが可能です。

アクションの立ち上がりも早く、キャスト直後から即座に動き出してくれるので、シャローをロングキャストして手前まで全体的に引いてくる釣り方でも、狙うレンジを外さずにトレースできます。

使用場面とシーズン感

5〜6月、まだベイトサイズが小さい時期の先発として50Sがベストマッチです。

この時期のシーバスはハクや極小のイワシ、シラスといった2〜5cm前後のマイクロベイトを偏食していることが多く、ルアーサイズのマッチザベイトが釣果に直結します。

その意味で50mmというサイズ感は非常に現実的な選択肢になります。

ナイトゲームでの使用感も良好です。

ナイトはじっくり見せるシンペンやフローティングミノーによるスローな展開が強いイメージがありますが、50Sはレンジが入り過ぎないためよりスローに巻けて、巻きの釣りでも十分成立します。

むしろシンペンよりもアクションで誘えるぶん、活性がやや高めのナイトシーバスには有効なことも多いです。

スピアヘッドリュウキ60S:特長とシーバスでの使い方

スペックと基本性能

60Sは全長60mm、重量6.5g、シンキング(重心固定)、フック#10という仕様です。

50Sと比べるとウェイトが約2g増え、フックサイズも1番手大きくなります。

価格は税込¥1,430(SWリミテッドは¥1,485)。

6.5gというウェイトは、50SよりもMLからMクラスのシーバスロッドとのマッチングが広がります。

飛距離も50Sより有利で、ロングキャストが必要な干潟のシャロー攻略でも安心感があります。

アクションとレンジ

アクションの基本性格は50Sと同様ですが、60Sはやや潜行深度が増します。

それでも同じシンキングノーマルモデルですので、ウォーターランドのジャークソニック65Sやロンジンのミズキなどと比べると全体的にレンジは浅め。

水深30〜50cmといったゾーンをメインレンジとして扱いやすく、超シャローと言うより、水深のある砂地フラットのブレイク際や、馬の背の少し深い方のエッジなどに向きます。

フック#10は50Sの#12より一回り大きく、フッキング率の向上と、多少大きなシーバスとのやり取りにも対応しやすくなっています。

使用場面とシーズン感

7月以降、ベイトが少し成長してきた時期に60Sへシフトするのが基本的な使い分けです。

ベイトが4〜6cmになってきたタイミングで60Sに替えると、よりマッチザベイトの意識に近づきます。

また50Sでは飛距離が足りないと感じる状況、たとえば沖のブレイクを撃ちたい場面でも60Sは有効です。

ナイトゲームでは50Sより存在感が増す分、流れの緩い状況や、やや澄んだ水質でシーバスがスローに捕食しているような場面での使い勝手が良いと感じます。

フックについての注意点

これはリュウキ50S・60Sをシーバスで使う際に一点触れておきたいことです。

デフォルトのフックは、あくまでもトラウト用として設計されています。

50Sの#12はかなり細軸で、大型シーバスに使うには強度面で心許ない場面があります。

私のような比較的ライトなタックルで使う分には問題ないことが多いですが、先述のMHロッド+20LBリーダー+4000番リールといったヘビーなタックルで使う場合は、ドラグを細かく調整するか、より強軸のフックに交換することをおすすめします。

嬉しいことに、もともと作りのいいミノーなので多少太軸・大きめのフックを背負っても泳ぎのバランスは保たれ、破綻しません。

50Sならがまかつの10番程度、オーナーの12番程度に替えても、アクションはしっかり出てくれます。

強めタックルで使いたい方はフック交換を前提に買うと良いでしょう。

マイクロベイトパターンの釣りとリュウキが合う理由

シーバスのマイクロベイトパターンの釣りでは、デイ・ナイトともにベイトの行動が鍵を握ります。

上げ潮・高潮位では、大型フィッシュイーターを避けて浅瀬にベイトが集まり、下げ・低潮位になるとたまり切れずに浅瀬から落ちていく。

この動きに呼応して、シーバスは浅瀬付近のブレイクや、ブレイクより上のシャローエリアに差して捕食活動を行います。

この状況を攻めるためのルアーに求められる要件は明確です。

  • ベイトサイズに近い小型(4〜6cm)
  • 超シャローをトレースできる(深く潜らない)
  • スローなリトリーブでも泳ぎが破綻しない
  • 小粒ながらアピール力がある

この4つをすべて高い水準で満たしているのが、このスピアヘッドリュウキ50S・60Sです。

ウェーディングで浅場を丁寧に流していくスタイルにも非常によく合います。

ライバルルアーとの比較

マイクロベイトパターンのシーバスを狙ううえでのライバルルアーは多数ありますが、私がこのブログでもよく紹介しているのはウォーターランドのジャークソニック55S・65S、ロンジンのミズキ50S、ラパラのカウントダウンエリート55S、スミスのD-コンタクト50S・63Sあたりです。

これらはいずれもマイクロベイトパターンのシーバスが非常によく釣れる優秀なルアーです。

各々の特徴を簡単に整理すると以下のようになります。

ルアー サイズ 特徴 得意な場面
リュウキ50S/60S 50mm/60mm シャロー向き、スローも対応、ハイレスポンスで泳ぎ安定 シャローフラット、デイ・ナイト両用
ジャークソニック55S/65S 55mm/65mm 55はウォブル寄り、65はロール寄り、レンジやや入る 流れのあるポイント、ロッドワーク
ミズキ50S 50mm アピール力大の割にボリューム小、引き抵抗軽め ダウンクロス、ブレイク狙い
CDE55 55mm 定番の安定感、アピール大、レンジやや入る オールラウンド
Dコンタクト50S/63S 50mm/63mm 独特のフォルムでアピール、63は存在感大 ロッドワーク、ヒラ打ち

いずれも甲乙つけがたい優秀なルアーですが、この中で最も泳ぎが安定していて、シャロー向き、スロー目なリトリーブで最も活躍させやすいのはスピアヘッドリュウキ50S・60Sだと思います。

特に干潟のシャロー、ウェーディングで水深20〜50cmのフラットをただ巻きで攻めるという状況に限れば、リュウキは頭一つ抜けている印象があります。

Dコンタクトも非常に良さげですが、50Sは他ルアーに比べてかなりサイズ表記の割に小さく、スピアヘッドリュウキ46Sと同じくらいのボリューム感でしょうか。

63Sはシャローのただ巻きでも扱いやすい特性ですが、結構ボリューム感があるのでマイクロベイトシーズン終盤、イナッコパターンのデイなどで活躍してくれそうです。

ジャークソニックはロッドワークを使ったダート系の誘いに強みがあり、スピアヘッドリュウキとは得意な使い方が異なります。

それぞれシチュエーションごとに使い分けると理想的で、私のルアーケースには常に上記のルアーたちが入っています。

まとめ

DUO スピアヘッドリュウキ50S・60Sは、マイクロベイトパターンのシーバス攻略ルアーとしての完成度は非常に高いです。

  • 45S・50S・60Sはノーマルシンキング、46S・51Sはエクストラシンキング。超シャローのスロー攻略なら前者を選ぶ
  • 5〜6月のベイトが小さい時期は50S、7月以降ベイトが成長してきたら60Sへシフトするのが基本的な使い分け
  • 重量から想像するよりもキャスタビリティが高く、MLからMHまで幅広いロッドで扱える
  • シーバス用として使う場合はフック強度に注意。ヘビータックルとの組み合わせではフック交換推奨
  • ナイトゲームでもスローな巻きが成立し、デイ・ナイト問わず使えるオールラウンダー
  • ライバルルアーと比べてシャロー向き・スロー対応の両立という点では頭一つ抜けた存在感

5月〜7月のハク・マイクロベイトパターンの季節を釣るなら、ぜひ一つ二つ持っていて損のないルアーです。気になる方はぜひ手に取ってみてください。

ということで、今回のお話はおしまい。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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