みなさまこんにちは。
2024年、私のホームグラウンドである西宮は、アジの回遊が無かったのか?それとも私が訪れたタイミングがダメだったのか分かりませんが、結局秋冬シーズン、豆アジ数匹釣っただけでほぼボーズでした。
昨年までは飽きちゃうくらい釣ってたのですが。
このまま釣れなくなってしまったら悲しいですな~。
まあ、去年も今年も、仕事の都合でまとまって週末に釣りに行くことができなかったため、釣れるまで粘る作戦がとれなかったのも敗因の一つかもしれませんが。
それはさておき、ひさびさに香ばしいアイテムを買ってしまいましたので、インプレをお届けしたいと思います。
それは、中華の激安スナップ、Provare Qスナップ ステンレスというアイテムです。
ちょっとトホホな内容ですが、忖度なしに書きたいのでご容赦ください。
Provare Qスナップとは
横の釣りがメインとなるメバリングに対して、縦の釣りが多くなるアジング、ボトム付近を狙うことも多いですし、かけ上がりのきわどいところを攻めたりもしますよね。
私のホーム西宮では、通いなれていることもあって、ボトムまでの水深や地形を把握できているからあまり根掛かりさせることはありませんが、昨年秋に芦屋に調査に行ったとき、短時間で10回ほど根掛かりさせてしまい、見事にスナップの在庫を失ってしまいました。
根掛かりが多いアジングで普段愛用しているのは、TICTのラクリップと、ACTIVEというメーカーのアジスナップ徳用のいずれか。
ジグヘッドの着脱のしやすさ、扱いやすさなら断然ラクリップなんですが、徳用で買っても結構な値段します。
で、どうしてもアジングとなると、若干着脱性で劣りながらも、圧倒的にコスパが高いACTIVEの方を選びがち。
なんですが、消耗戦になりがちなアジングなら、これも安くていいんじゃね?と前々から目をつけていたのが、今回ご紹介するProvareのQスナップ。
メインの販売チャネルはAmazonのようですが、30本入り850円とかなりお買い得。
それが秋のAmazonのセールでPrime指定650円になっていたため、勢いに任せてポチってしまった次第です。
後から調べて知りましたが、このProvareというメーカー、ストアフロントをチェックすると、メインで取り扱ってるのはスマホケース等みたいですね。
そんな中に、どういう訳かぽつぽつと釣り用スナップとかPEラインを販売しているみたいです。
届いた!で早速開封!
もちろんAmazonプライムなので、注文してすぐ届きました。
で、開封した瞬間、第一印象で「コレはヤバそう・・・」となってしまいました。
全てのアイ部分が見事に開いている・・・ |
なにせ写真と全然違う。
Amazon製品ページの写真では、まるで鉄腕SUSクイックスナップのごとくスリムボディで、トルザイトリングならばワンチャン結んだままでトップガイドまで通せるのでは?(鉄腕製品はシマノ・ヤマガの大抵のトルザイトリング採用ロッドでコレが可能です)と期待させるフォルムでしたが、実物は袋の中に入った状態でもそのボリューム感が伝わって来るほどずんぐりむっくり。
もちろん選んだのはアジング用にと#000という最小サイズでしたが、結んだままガイドを通すのは、シーバスロッドでもない限りまず不可能でしょう。
袋から一個取り出してみますが、明らかにデカい。
左から、ラクリップロング、ノーマル、ProvareQスナップ、ACTIVEアジスナップSSS、同ロングSS、鉄腕クリッククリップロングの比較写真。Provareは明らかにボリュームがデカいでしょ。 |
マジでコレアジング用か?シマアジとかヒラアジでも釣るつもりか?というくらい極太の軸です。
しかも重量感も凄い。0.3gとか0.4gとかの極小軸ヘッドを使っていたら、確実に影響が出そうなウエイトです。
さらにその極太径のスナップ、ご丁寧に袋に入ったすべての個体が、ラインアイ部分に大きな隙間があり、そのまま使うと糸が抜けちゃいそう。
サイズそのものはさほど問題ではありませんが、採用している線質・太さ、そして加工のクオリティが良くない。 |
一個一個ペンチで隙間を潰してやれば使えなくもなさそうですが、なんだかなぁ。
いざ実釣にGO!
まあ、値段が安いししゃあないか、ということで、袋の中身を数えてみると30個入りとあったのにもかかわらず、32個入っていたので、他のスナップに混ぜて2個だけ釣り場にもっていってみました。
とりえず増量サービスがあれば許されるというわけではない。 |
場所はもちろん西宮浜の湾岸エリア。お気に入りの釣り場です。
で、早速使ってみようと、スナップケースから取り出してリーダーを結んでいると、内掛け結びで結んだと思ったスナップがない!
ライトで照らして足元を必死に探しますが、よりによってブラックカラーを選んでしまったせいか、全く見つかりません。
仕方なく2個めを取り出して結び直しますが、結んでいる最中にコレもなくなった!
再度必死にライトで足元を探すと、最初に無くしたヤツなのか今無くしたヤツなのか分かりませんが、とりあえず一個見つかった!
次こそはと今度は慎重に結びますが、やはり結んでいる最中にポロリと落っこちてしまいました。
どうやら、開封時に気になっていたあのスキマから、テンションを掛けて締める前の内掛け結びの輪っかが容易に抜けてしまうため、ぽろぽろと落っことしてなくしてしまうようです。
一応アイが小さ目の土肥富レンジクロスフックでも通すことはできましたのでアジング用ジグヘッドとして使えないわけではありません。この点は唯一評価してあげたいw |
プライヤーで隙間を潰して塞いでやればロストすることなく結べるのでしょうが、アジングにこのスナップを曲げられるような強力なプライヤーは持って来ていません。
それに、この調子ではいつまでたっても釣りが始められません。
使う前からダメだコリャ。
結局、一投もすることなく、2個ロストして、捜索がめんどくさくなって他のスナップを使うことにしました。
中華激安アジングスナップ Provare Qスナップ ステンレス のインプレッションまとめ
さて今回は、Provare Qスナップ ステンレス のインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?と言いたいところですが、そもそも実釣に使う前に連続ロストしてしまい、釣りになりませんでした。
届いた瞬間の第一印象はやはり当たっていたようです。
セールで安くなっていたとは言え、これはあまりにも香ばし過ぎます。
個人的に、二度と買うことはないでしょう。
この記事をお読みのみなさんも、買うと必ず後悔すると思います。
安かろう悪かろうを見事に体現しています。
近年、中華製品でもレベルの高い釣具は増えてきていると思います。
日本市場をよく研究しているなと思える、コスパに優れたアイテムも中にはあると思います。
しかし、購入前に少しでも気になる要素がある製品なら、価格だけが理由で手を出すのはやめておいた方が賢明だと、今回のアイテム購入で再認識させられました。
Amazonのレビューを見てみると、レビュー評価3.4(シルバー)、3.6(ブラック)とそこまで悪くありません。
寧ろ褒めている人も多い。
しかし、よくよく内容を見てみると、「Amazon Vine先取りプログラムカスタマーによる無料商品のレビュー」と書かれた高評価レビューが多数見られます。
これはつまり、タダで商品を貰ったヤツが高評価レビューを書いているということ。
そりゃタダでもらったならいくらでも褒めるでしょうな。
しかし、個人的には100円でもリピート買いしようとは思えません。
マジメにアジングをしている人なら、おそらく使ってみれば同じ評価になるのではないでしょうか?
ということで、ヤフオクに出品してみたところ、100円でもなかなか買い手がつかず、数週間経たのちにようやく売却することができました。
まあ、そんなもんでしょう。いい勉強代になりました。
一応リンクを張っていますが、後悔したくなければ決して手を出してはいけません。
私自身は、ACTIVEのアジングスナップとTICTのラクリップに戻ります。
ACTIVEアジスナップのラインアイ部分。完全に閉じてますね。 |
個人的に一番好きなTICTのラクリップ。これもやはりラインアイはしっかり閉じてます。 |
釣行回数が少ない分、釣りに行けるときは無駄なストレスは感じたくないですもんね。
ということで、今回のレビューはボロクソ書いてしまいましたが、コレにておしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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