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金属を用いた超画期的なインナータイプのエイガード!ポルテ サスケレイズ(SUS-K RAYS)のファーストインプレッション!

2021年7月3日土曜日

1.インプレ・レビュー 1.製品情報 2.エイガード 2.エイ対策 2.釣り用品 3.シーバス

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みなさまこんにちは。

例年、5月から9月くらいまではアカエイだらけの私のホームグラウンド、最近は医療がひっ迫するこのタイミングで刺されはならないとの恐怖心と、メバリングに夢中だったということもあって、少しウェーディングの釣りから離れていました。

しかし、やはりこのいい時期に、ウェーディングのデイゲームを思う存分楽しみたいということで、以前から検討していたエイガードを購入してみました。

今回購入したのは、インナータイプのエイガードで、金属薄板を採用した2021年最新の話題作、サスケレイズ(SUS-K RAYS)です。

実釣でがっつり使うのはまだ先ですが、今回はこのエイガードについてのご紹介と、ファーストインプレッションをお届けしたいと思います。

 

サスケレイズとはどんなエイガード?

サスケレイズ(SUS-K RAYS)は、香川県東かがわ市の縫製メーカー、有限会社ポルテから2021年にリリースされた特殊構造のインナータイプのエイガード

同社は平成9年8月に設立された会社ですが、突き刺し防止、耐切創手袋など、独自の技術でかなりユニークな製品群を世に送り出しているようですね。

そんな同社がリリースする製品群のうち、ステンレス板を内蔵した防護服シリーズが「SUS-K(サスケ)」シリーズ。

0.2mm厚のSUS304薄板を鱗状に配置することで、重なり合ったステンレス板が隙間をつくらず防御力が高い、それでいて軽量、動作性も確保した防護服、手袋などをリリースしています。

そのシリーズの最新作であるエイガードが、サスケレイズ(SUS-K RAYS)。

132枚もの薄板ステンレスが、隙間なくブーツのインナーに内蔵された世界初の安全防護製品で、特許1件取得済み、1件申請中の製品です

メインの用途はその名の通り、シーバスフィッシングのウェーディングにおけるRAY、つまりエイの毒針から足を守る防護具ですが、超高圧ウォータージェット洗浄作業における防護具としてや、沼地でのワニガメ(カミツキガメ)対策としても有効です。

ポルテ代表の方から直接伺った話によると、サスケレイズは今から4年ほど前に釣り具メーカーの方から話があったことをきっかけに開発が始まり、試作品を作り続けてようやく完成にこぎつけた製品とのこと。

ステンレス薄板で足を覆っていることで、長時間水圧を受けることによる足の疲れ、痛みを軽減してくれる副次効果もあるそうです。

素材はポリエステル、ナイロン、薄板ステンレス(SUS304)で、サイズ展開はSサイズ(24~25cm)、Mサイズ(25~26cm)、Lサイズ(26~27cm)、2Lサイズ(27~28cm)と4種類となっています。

ステンレスを内蔵した注射針が刺さらない耐針手袋などの開発で取得した特許技術を活⽤した、シーバスフィッシングの必須アイテムともいえる今までにない新しいエイガード。今のところ購入できるのはリンク先のお店だけです。

 

装着してみた印象

届いたサスケレイズを早速開封。

サイズ感については後述しますが、私は足サイズ25.5cmなので、Mサイズを注文しました。

金属パーツが使用されている製品であるためか、片足で500gとそこそこ重量はありますが、実際に手にしたり穿いてみたりすると、「重量感」はそこまで感じられないですね。

また、内部に配されたステンレス板は非常に薄いものが採用されているためか、着用しても全くその存在を感じさせられることがありません

手で表面を押してみると「ペコペコ」と音がするので、極薄のプラ版でも入ってるのかな?と感じる程度。

ステンレス薄板を鱗状に配した特殊構造の恩恵でしょうか、着用した状態でも足回りの動きは全く阻害される感覚はなく、つま先立ちとか屈伸運動もしてみましたが全く違和感はありませんでした。

着用感は非常にナチュラルでよいですね。

なお、足裏部分にはステンレスは入っていません

私のように干潟ウェーディング中心で、ラジアルソールを使用する人は、特に足裏の防御はまず要らないと思いますので、これはこれで動きやすくて良いと思いました。

フェルトソールを使用される方で、万が一のエイとげの踏み抜きを気にされる方は、別途踏み抜き防止インソールを購入して併用すればよいのではないかと思います。

私はよく、ウェーディングから場所移動でオカッパリの釣りに切り替えたりするため、ウェーダーを穿いたまま、しゃがんだ姿勢でルアーをリトリーブするようなケースが多いです。

そのため、ウェーダー関連は動きやすさ、機動性を重要視するのですが、サスケレイズのこの動きやすさであれば、そういったシーンでも全く不満なく使えそうです。

外付けエイガードではしゃがんで釣りをするのは間違いなく無理なので、このサスケレイズの運動性の高さは非常に嬉しい特性です。


サイズ感とフィッティングの目安について

私は足のヌード寸法が25.5cmですが、日本人に多く見られる甲高幅広の足型をしており、特に右足は外反母趾が酷く親指付け根部分の骨が飛び出しているため、靴のサイズ選びにはかなり苦労させられています。

私の普段履きのサイズ感では、英国、イタリアなどの革靴では40.5表記、スニーカーでは、メレル、コンバース、ナイキ、アディダス、パタゴニア、パラディウムなどを履いていますが、いずれも26.5cm相当と、ヌード寸の25.5cmより1cm分大きいサイズ選定を余儀なくされています。

やはり、外反母趾のため横方向の締め付けが苦しくなるからです。

しかし、サスケレイズではメーカー表記の「25~26cm」に対応したMサイズで、やや厚手の靴下をはいても少しゆとりが感じられるちょうどよいフィッティングでした。

私のような特殊?な足型の人間でも快適なフィッティングを得ることが出来るので、サスケレイズのサイズ選定する際は、メーカーの表記通りのサイズを選べば多くの方でほぼ間違いないと思います。

エイガード自体のサイズを大き目にしてしまうと、その外側に履くウェーダーのサイジングにも影響してしまうので、大き目ではなく必ず適正なフィットのサイズを選ぶことをおススメします


サスケレイズ 各部の寸法

サイズ選定、ウェーダー選定の際の参考になるかと思いますので、サスケレイズを装着した状態での各部のサイズ(実測値)を記しておきます。

各サイズは、Mサイズのものです。

計測部分 サイズ(cm) 備考
全長 約27cm
全幅 約11.5cm 親指付け根付近で計測
全高 約32cm
甲外周(その1) 約29.5cm 親指付け根付近で計測
甲外周(その2) 約31cm 甲最高部で計測
足首まわり 約35cm
ふくらはぎまわり 約43cm

また、同じく参考として、靴下を履いた状態での私の足の各部寸法も記載しておきます。

計測部分 サイズ(cm) 備考
全長 25.5cm
全幅 11cm 親指付け根付近で計測
全高 約7.5cm 甲の最も高い部分で計測
甲外周(その1) 約24.3cm 親指付け根付近で計測
甲外周(その2) 約25.3cm 甲最高部で計測
足首まわり 約21cm
ふくらはぎまわり 約36.5cm


合わせるウェーダーのサイズ、タイプの選定について

上記のような足サイズの私の普段履きのウェーダーは、下表のようなサイジングで合わせています。

メーカー サイズ 備考
シマノ L ジャストフィット(Mではきつい)
パズデザイン L ジャストフィット(Mではややきつい)
リアス M ややゆとりあり
リバレイ L ゆとりあり

これまでいろいろなタイプを使ってきた上での個人的な感想ですが、同じサイズどうしで比較したら、サイズ感は シマノ ≒ パズデザイン < リバレイ < リアス といった印象をもっています。

サスケレイズは、メーカーサイトの商品説明にも、

※1サイズ大きいウエーダーの着用をお勧めします。

と記載されていますが、どのようなサイズ、タイプのウェーダーを選べばよいのでしょうか?

まず、サイズ感についてですが、普段履きの状態でややゆとりのあるリアスやリバレイのウェーダーで実際に装着して試してみたところ、やはり上記の記載通り、確実にワンサイズアップしなければ、きつくてかなり苦しいと思います。

私の特殊な足型のせいもあるかもしれませんが、ワンサイズアップしなければ、縦方向のサイズよりも、甲周り、横方向の圧迫感で苦しいという感じですね。 

リバレイのウェーダーは大き目サイズを買ってしまっていたので、かなり足回りにゆとりがあり、さらにインナーソールが2枚も入った状態だったので、これを外せば余裕で履けるかと思っていましたが、やはりインナーエイガード装着時はサイズアップしなければ、きつくて長時間使用に耐えられそうにありませんでした。

なお、このサスケレイズ購入に伴い、ゆとりを持って装着できるウェーダーを選定するために釣具店でもウェーダーの試着を繰り返しましたが、シマノはややブーツの幅がタイト目のものが多いのか、普段履きLに対してワンサイズアップのLL程度では、まだ甲周りに圧迫感がきつく、苦しかったです。

そのため、結果的に2サイズアップの、圧迫感が少ない3Lサイズを購入しました。

私の身長(173cm)に対して3Lサイズのウェーダーでは、かなり布が余ってだぶついて野暮ったいシルエットになってしまいますが、ウェーダーでブーツサイズだけ大き目のラインナップなんてそうそうありませんから、我慢して使うしかありませんね。

また、上でサイズを記載した通り、足首まわりなどもそこそこ寸法がありますので、ここも圧迫感を感じたくなければ、スリムタイプではないブーツフィットウェーダーが脱ぎ履きがしやすいこともあり、良いと思います。

シマノやリアスの一部製品に見られるシューズタイプのウェーダーは、抜群の機動力と歩行性を誇りますが、その分全体的に足回りがタイトな作りになるため、このエイガードとの相性は悪く、サイズ選びも非常に難しいと思います。


サスケレイズ(SUS-K RAYS) ファーストインプレッションまとめ

今回は金属を用いた超画期的な新作エイガード、サスケレイズのご紹介とファーストインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。

実は少しだけ、実釣使用してみました。

まだ、このエイガードに適したフィッティングのウェーダーが届いていないため、実釣インプレは、新しいウェーダーと合わせて別途使い込んでみてから改めて記事化したいと思いますが、短時間使ってみた感想は、やはり万が一の場合でも守ってくれるという安心感が非常に大きかったですね。

エイが産卵のために浅瀬に接岸するこの時期、ウェーディングの釣りでは、本当に毎度エイとの遭遇にびくつきながら入水していますが、上記の通り安心感から精神的負担が驚くほど軽減され、釣りに専念することができるという点だけでも装着するメリットはかなり大きいと感じました。 

ナイトゲームやこの時期特有の濁り潮の中でも臆することなく移動できますね。

もちろん、インナータイプ故に、万が一刺された場合は確実にウェーダーには穴が開いてしまうため、以下の記事でご紹介したような忌避効果のあるエイガードや、ウェーディングスタッフなどとの併用がベターなのは間違いありませんが、「最後の砦」として、サスケレイズはウェーディングする人ならぜひとも持っておきたいアイテムだと思います。

お値段は少々高いですが、万が一刺された場合の精神的、社会的、経済的な負担にくらべれば、この程度の価格はむしろバーゲンプライスといってもいいくらい。

気になる方は是非、手にしてみてください。

ウェーディングをストレスフリーにしてくれる、非常におススメのエイガードです。

ステンレスを内蔵した注射針が刺さらない耐針手袋などの開発で取得した特許技術を活⽤した、シーバスフィッシングの必須アイテムともいえる今までにない新しいエイガード。今のところ購入できるのはリンク先のお店だけです。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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