みなさまこんにちは。
最近シーバス釣りにあまりいけていません。
7月に入ってからは2回軽く行ってみましたが、2回ともフッコサイズのバラシという結果で、 今月果たして月末までにシーバスが釣れるか不安です(笑)。
しかし、やはり水温の上昇によるためか、フッコサイズの魚でも確実にヒキが強くなっていますね。
アカエイやナルトビエイも良く引っかかる時期だし、そろそろPEラインも1号くらい、それにあわせて、ショックリーダーもちょっと太目のものに切り替えた方がよさそうですね。
ということで、今回は、夏から秋にかけてのシーバス釣りにも最適なショックリーダー、バリバスのVEPショックリーダー ナイロンについてのインプレです。
どんなショックリーダー?
VEPショックリーダー ナイロンは、ラインメーカーとしては老舗のモーリスのバリバスブランドからリリースされている、耐摩耗性ショックリーダーです。
どんなショックリーダーなのか、製品裏面の解説を引用してみましょう。
耐摩耗性が20倍!「VEP」だから、根ズレもストラクチャーも怖くない。
VEPショックリーダーは、これまでのナイロンリーダーの20倍の耐摩耗性を誇る、超耐摩耗糸「VEP」(VARIVAS EXTRA PROTECT LINE)のショックリーダー。
根ズレやストラクチャーとのコンタクトをはじめ、エラブラやヒレ、魚体へのコスレにも万全の強さを発揮します。
- 耐摩耗性が従来ナイロン比で20倍※。根ズレやコスレも心配なし。
- 結節強度が10%アップ※。結び目からのラインブレイクを防ぎ、ライトラインでの強気の攻めをフルサポート。
- 樹脂の保護膜でコートしたSP-T加工を施すことで、吸水による劣化を防止。VEPの誇る耐摩耗性能もさらにアップします。
※当社従来品比
(VARIVAS VEPショックリーダー 製品パッケージ裏面より引用)
なるほど、特殊な耐摩耗性ナイロンラインに、さらに樹脂コーティングが施されたラインというわけですね。
バリバスの同製品サイトによると、上記に加えて、ライン表面に施した特殊保護膜が太陽光の紫外線をブロックしラインの劣化を防ぐUV-CVT加工と、吸水・紫外線・塩分などラインに対するストレス軽減のためにノンストレスコーティングが施されていると記載されています。
手にした印象
このVEPショックリーダー、バチ抜けシーズン向けに3.5号と、初夏以降のプラッギングゲーム向けに4.5号を買ってみて、しばらくの間使用してみました。
このラインをさわってみてまず感じるのはナイロンリーダーらしいしなやかさ。
フロロカーボンリーダーなどに比べるとやはり圧倒的にしなやかで、これなら軽量や小型のルアーを使用する際にも動きを阻害しませんね。
スプールへの収まりも良く、巻き癖が付きにくいのはもちろんバラバラとスプールからばらけて放出されるようなこともありません。
まあ、このあたりの感覚は一般的なナイロンリーダー同様ですが、同じナイロンどうしの中でもVEPショックリーダーはややしなやか目の部類かなと感じました。
触っただけでは製品特徴に記載されたようなコーティングの効能はわかりませんが、そのコーティングのせいか、ラインのカラーはややくすんだ感じの印象を受けますね。
購入時のボビンにはラインの潰れなどを防ぎ真円性を保てるよう、ラインは完全並行巻きで綺麗に巻かれており、さらに太さによって色の変わる糸止めバンドが付属しているため、どこで切っても糸をきっちり留められるのが大変便利です。
こういった細かいところはさすが老舗ラインメーカーだけあって気が利いていますね。
総じて、手にした感じはなかなか好印象のショックリーダーでした。
実釣インプレッション
既に実釣でも何度も使用しているのですが、実釣を通じて特徴的だなと感じたのはやはり耐摩耗性と劣化の少なさ。
ナイロンリーダーはどうしても光(紫外線)と水(吸水)によって、使用に伴いふにゃふにゃ感が出てきてしまう弱点を持つものですが、このVEPショックリーダーはそこを見事に克服しているように見えますね。
ナイロンにもかかわらず、2,3回連続釣行で使用しても、吸水劣化や紫外線劣化が感じられないため安心して使用することができ、経済的だと感じました。
バイブレーションプラグを使用した際は、どうしてもボトムコンタクトが多くなる先端部分は小傷が付きやすいですが、耐摩耗性の宣伝文句にも偽りないようで、この部分の劣化もフロロカーボンリーダーや他のナイロンリーダーと比べても比較的緩やか。
また、ナイロンの特徴でもある結束強度が高い点も好印象。
もちろん、結束部分がウイークポイントになるのはラインの宿命ですが、根掛かりした場合などでもナイロン独特の粘りもあり破断するまではかなり粘ってくれます。
先日も以下の東レシーバスPEデイタイムX8の0.8号と、このVEPショックリーダー18LB4.5号の組み合わせでうっかり根掛かりをさせてしまいましたが、破断まで驚くほど粘ってくれ、PEやリーダー、その結束部ではなくリーダーとスナップの結束部分の結び目がねじ切れるような、理想的な切れ方をしてくれました。
東レのシーバスPEの実用強度の高さにも驚かされましたが、VEPショックリーダーが耐久性のみならず強度面でもいかに優れているかよくわかる体験でした。
ここ一番、いざというときの耐久性と強度はラインにとっては非常に重要な要素なので、その部分で信頼できるショックリーダーというのは使っていて安心感がありますね。
VEPショックリーダー インプレまとめ
今回はVARIVAS(バリバス)の耐摩耗ショックリーダー、VEPショックリーダーナイロンのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的には使用していて特に不満を感じることがなく、いいショックリーダーだと思いました。
耐久性や強度面に安定感があり、安心して使用していられるというところは非常に好印象でしたね。
また、0.5号(2lb)刻みというラインナップも好印象。
特にこのVEPショックリーダーの4.5号18LBは、4号よりは安心感があるけれども5号よりは細身でよりルアーの泳ぎに悪影響を及ぼさなさそうで、シーバスで多用する0.8号、1号といったPEラインとの強度面でのマッチングも良いと思います。
これといった欠点もない良いラインだと思いますが、使用感と結束時の縮れにくさで言えば、以下のサンヨーナイロンのアプロードソルトマックスショックリーダーの方が上ですかね。
モバイルパッケージで現場に持ち込みやすいサイズなのも、アプロードの方が優位。
ただ、傷のつきにくさで言えば、VEPの方が少し上のような気がします。
アプロードの方は1号4LB刻みのラインナップなので、個人的にメインのリーダーはアプロード、その銘柄で足りない号数についてはVEPショックリーダーで補完するようにして使用しています。
ナイロンショックリーダーの魅力はやはりバレにくさと使用感の良さにあると思いますが、その中でも1,2を争うほど優秀な、そしてナイロンの弱点をカバーしたショックリーダー。
一度使い始めると、もうフロロには戻れない良さがある製品なので、気になる方は是非手に取ってみてください。
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