みなさまこんにちは。
先日、以下の記事でご紹介したインナータイプのエイガードを購入しました。
で、手持ちの5本のウェーダー全てで装着を試してみましたが、どれもキツくて入りませんでした(笑)
やっぱりインナータイプのエイガードはサイズアップが必須ですね。
というわけで、急遽ウェーダーを買うことにしました。
普段サーフや干潟でしかウェーディングはしないので、希望するのはラジアルソールタイプ。
エイガードに装着するのでもちろん足サイズは大き目で、防水透湿タイプがいいです。
夏場にメインで愛用している以下のリバレイのウェーダーをもう一着買っても良かったのですが、まったく同じものをサイズ違いで買うのもなんだかなということで探していたら、なんと2021年5月の新作ウェーダー、DS3ウェーダーというのがあるではないですか。
というわけで、今回はひさびさにシマノのウェーダー、DS3ウェーダーを購入してみましたので、そのインプレを記したいと思います。
どんなウェーダー?
DS3ウェーダーは、シマノから2021年に新発売された防水透湿素材のウェーダーシリーズ。
ネーミングの「DS3」は、シマノ独自の防水透湿素材であるドライシールドの頭文字と、同素材の3L(3Layer)タイプを採用しているというところからきています。
ラインナップは、チェストハイ・ラジアルソールのFF-024U、チェストハイ・カットフェルトソールのFF-022U、チェストハイ・カットピンフェルトソールのFF-025U、チェストハイ・ソックスのFF-027U、ウエストハイ・カットフェルトソールのFF-021Uの5種類がリリースされており、幅広い選択肢から自身の釣行シーンに合わせてチョイスできますね。
サイズ展開は、基本的にSS、S、M、L、LL、3Lと6種類。
サイズ表記 | 足サイズ目安 |
---|---|
SS | 23.0~23.5 |
S | 24.0~24.5 |
M | 25.0~25.5 |
L | 26.0~26.5 |
LL | 27.0~27.5 |
3L | 28.0~28.5 |
(シマノ フットウェアサイズ目安表より引用)
ウエストハイタイプのFF-021Uのみ、太目体系の方向けのMOサイズ、LOサイズの2種のサイズが追加されています。
防水透湿素材であること以外に、このウェーダーの大きな特徴を挙げるとしたら、以下のような点でしょうか。
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非常に軽量
実際に履いてみるとよくわかりますが、ドライシールド素材のこのウェーダーは非常に軽量。同じつくりのハイパーウェーダーなどと持ち比べるとその軽さの差は歴然で、長時間釣行や歩行に伴う疲労感の軽減が期待できますね。
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安心の全量検査
シマノのウェーダーは全量出荷前に漏水検査をしているのですが、このウェーダーも然り。比較的廉価な製品でありながら、お買い上げ日より一年間有効なウェーダー保証書もついてくるところは非常にありがたいですね。
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履き心地柔らかなブーツ
DS3ウェーダーのブーツ部分は非常にしなやかで履き心地の良いタイプで、足当たりも快適で歩行時の屈曲が非常にスムースです。
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接合部分の耐久性が向上
ウェーダーで最も経年劣化の要因となりやすく、水漏れの原因箇所になりやすい接合部分は、もちろんしっかりとシームテープにより補強されており、異なる硬さの素材を段階的に接合することで耐久性を向上させています。
実釣インプレ
私はこのDS3ウェーダーのチェストハイ・ラジアルソールタイプであるFF-024Uを購入しました。
早速何度かいつもの浜でウェーディングしてみましたので、実釣での使用感をインプレしてみたいと思います。
まず、このDS3ウェーダーを穿いてみて真っ先に感じたのは軽快感。
リバレイやリアス、パズデザインなどのウェーダーに比べても、手にした時点で明らかに薄く、軽く感じられます。
薄く軽いというと、耐久性の面で不安を感じさせるかも知れませんが、同じドライシールド素材のXEFOストッキングウェーダーは、購入から4年以上何ら問題なく使用できているので、あまり心配する必要はないのかなと思います。
インナーエイガードを装着するために2サイズも大き目のサイズを購入したため、布はかなりだぶついた状態ですが、比較的スリムなスッキリしたシルエットであるため、水中での移動時の水切りなども悪くありません。
やはり暑い時期のデイウェーディングでは多少の蒸れはありますが、防水透湿性能もそこそこ良いのではないでしょうか。快適性は高いですね。
ブーツはやはり非常にしなやかで、足の動きを妨げないもの。
私はウェーディングで釣れない時、オカッパリに切り替えてサーフで釣りをすることも多いのですが、ナイトのオカッパリでは良くしゃがんだ姿勢でルアーをリトリーブします。
そんな時にもDS3ウェーダーは、突っ張ることもなくストレスが少ないです。
特にブーツはとても屈曲性が良く、しゃがんだ姿勢でもしなやかに足の曲がりに追従してくれるため、足当たりが非常にマイルドです。
なお、DS3ウェーダーのショルダーベルトはX状にクロスさせた形状ですが、これが実釣ではなかなかいい。
長年使用しているXEFOドライシールド・ストッキングウェーダーでは、ショルダーベルトは一般的なH形状のものでしたが、ベルト部のゴムがやや弱く、経年劣化もあり結構頻繁にずり落ちてきてストレスを感じる場面が多かったです。
しかしこのDS3ウェーダーはさすが後発の最新製品だけあって、ショルダーベルトのゴムもしっかりとした厚手のものが採用され、かつX状にクロスさせて保持するそのデザインから、大き目サイズを穿いていても適切にベルト長を調整していれば、一度もずり落ちてしまうことはありませんでした。
全体的にこのDS3ウェーダー、細かい部分の積み重ねではありますが、全方位的にストレスフリー性の高いウェーダーだと思いました。
防水透湿素材採用の実売アンダー2万円のウェーダーとしては十分すぎる内容ですね。
素晴らしいウェーダーだが気になる点も
DS3ウェーダー、実際に使ってみると上述の通り非常に出来の良いウェーダーで、購入満足度も高いものですが、一方で若干気になった点もあります。
それは、ブーツ部分。
非常に軽量で柔らかく屈曲性に優れた優秀なブーツで、接合部分の仕上げも文句なしなのですが、その柔らかさ、しなやかさ故に、長時間ディープウェーディングした時に足に感じる水圧はかなりのもので、痛みや疲労感はやや大きめだと思います。
以前以下のリバレイウェーダーのインプレでも書いた通り、これは世の中のブーツフィットタイプのウェーダー全般に言えることなので、決してDS3ウェーダーが他より劣っているというわけではないのですが、やはりウェーダーのメーカーさん全体的に、水圧対策は何らかの解を出して欲しいですよね。
個人的には今のところ対策としては、放湿性能とクッション性に優れた厚手のウールソックスを履くことで水圧による痛みを軽減することがベストかなと思っています。
普段は以下のソックスを使っていますが、ソックスをコレに替えるだけで足の痛みは劇的に改善されますね。
夏場のウェーディングでウールソックス???と思われてしまいそうですが、自分の汗でぐっしょり濡れてしまうコットン素材などに比べるとはるかに快適なので、一度試してみてください。
もちろん冬季には下記のような超厚手タイプがおススメなのは言うまでもありません。
シマノウェーダーはリアスやリバレイなどに比べるとやや足回りがタイト目の作りですが、このDS3ウェーダーはインソールが付属するため、超厚手靴下などを履くときにはこれの付け外しでサイズ調整もできますね。
DS3ウェーダー インプレッションまとめ
今回は2021年のシマノ新作防水透湿ウェーダー、DS3ウェーダーのインプレをお送りしましたがいかがでしたでしょうか。
さすが最新作というだけあって、従来のウェーダーからは地味だけれども着実に進歩しており、実釣での使用感はとてもアンダー2万円とは思えない良いものでした。
これまでリバレイ、パズデザイン、プロックス、リアス、シマノなど複数メーカーのウェーダーを使用してきましたが、間違いなくコストパフォーマンス面では最良のウェーダーと言えそうな内容ですね。
防水ポケットなどのディティールなどは省略されているなど、価格を抑えるためのコストダウンの跡は随所に見られますが、ウェーダーに求められる基本性能という意味では、十分すぎる内容だと思います。
まだ使い始めて間もないため、長期使用時の耐久性などはわかりませんが、充実の基本性能に全量検査済みという安心感で1年保証付き、しかも他社製より圧倒的に安いとあって、このDS3ウェーダーは非常におススメできる一品。
気になる方は是非手に取ってみてください。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
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