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月間シーバス釣果は全部このルアーで!マジで釣れすぎるウェイク系、アイマ リッパー120 のインプレッション!

2023年11月5日日曜日

1.インプレ・レビュー 2.ルアー 3.シーバス 4.イナッコパターン

t f B! P L

 みなさまこんにちは。

10月は仕事が忙しくて、ブログを書く暇があまりありませんでした。

ちょくちょく暇を見て釣りには行っていたので、釣行記メインのスモールフィッシング の方はちょっとだけ記事更新してたのですが、インプレ記事メインのコチラのブログは結局月間1記事、以下のLEDライトのインプレしか書けませんでしたね。

しかし、秋シーズンということで、使うルアーやタックルも夏シーズンまでと、変わって、今年は新しいルアーもいろいろ試しているので、インプレを書きたいアイテムは山ほどあります。

今後はもうちょい高頻度で記事を書こうと思います。

で、今回お届けするのはひさびさにルアーのインプレ。

今回のインプレはアイマのリッパー120について。良く釣れるので買ってからすぐに3色に増やしました!

なんと、2023年10月のシーバス釣果は全部コレで釣ったという、物凄く良く釣れるウェイク系ルアー、アイマのリッパー120について書いてみたいと思います。

アイマ リッパー120とは

シーバスやる釣り人なら皆さんよくご存じ、アイマ(アムズデザイン)から2021年9月10日に発売されたのが、リッパー120。

阪神間湾奥で120サイズは使わないだろうと思っていましたが・・・

先に2019年5月に発売されていた、同社のリッパー90のサイズアップ版となるウェイク系のミノーですね。

どんなルアーであるか、アイマの製品ページにてわかりやすく解説されているので引用してみましょう。

Lipper 120
大型に対応したストレスフリーなウェイクミノー。
imaプロスタッフ鈴木斉氏プロデュース「Lipper 90」のサイズアップモデル。Lipperシリーズの特徴はそのままに、120mmになることで秋に大きくなったイナッコのサイズ感にベストマッチ。弱って引き波を立てながらゆらゆら泳いでいるイナッコや、イワシの群れをイミテートすることで上を向いたシーバスに絶大な効果を発揮します。
[全長]120mm
[重量]22g
[タイプ]フローティング
[レンジ]1 〜 30cm
[アクション]ウェイクアクション
[フック]#3
[リング]#3
[メインターゲット]シーバス
[推奨エリア]干潟/河口/河川/汽水湖
[誕生日]2021年09月10日

(アイマ リッパー120 製品ページより引用)

定価は税込2530円で、カラーラインナップは以下画像の通り12色展開となっています。

秋のやや大き目ベイトのシーズンに向いたルアーなので、カラーラインナップもベイトフィッシュ系に割り切った展開になっていますね。

それでは、以下に実釣で使ってみたインプレッションを書こうと思います。

ディティール

リッパー120は、デザインそのものはリッパー90をそのまま引き延ばしたような形をしています。

やや前傾気味のヘッドに、横から見た時カエルが口を開けたように見えるリップ、少しぽっこり気味のお腹に、小さな背びれがついていて、後端はややスリムなシェイプ。

なかなか見た目は愛嬌がありますが、実際に釣りで使ってみると、なるほどなと思わせられるディティールも。

まず、ヘッドのリップですが、下あご部分のリップは正面から見ると、リッパー90に対してかなりワイド化されており、水の掴みがかなりしっかりしたものになっています。

リッパー120のボディは当然90より大型であるため、その大きなボディをしっかりアクションさせるためにはこのくらい水受け面積が必要だったというのもあるでしょうが、同時にウェイク系が良く釣れるデッドスローリトリーブやドリフトなど、小さな入力でもアクションを生じさせるための工夫だと理解しています。

上あご部分は、コレはリッパーに限った話ではなくウェイク系全般に通じるものですが、下あごのリップが水を受けることで生じる潜航方法の力を、逆方向に打ち消すためのリップとなっており、これによってウェイク系ルアーは通常のリップレスミノーに比べて「潜りにくい」作りとなっていますね。

ボディ後方に目をやると、小さな背びれがついていますが、この背びれ、もちろんボディのロール量をイイ感じにコントロールする役割もあるのでしょうが、デッドスローリトリーブでルアーの背中が水面を押し上げるか否かギリギリの深度でリトリーブしているときに、うまい具合に水を切って水面にきれいな波紋を作り出してくれます。

一つのデザインに複数の意味や役割を与えているところ、なかなか考えられたデザインではないかと思います。

飛距離とキャストフィール

古くからシーバスをやられている方はエフテックのエスフォーを一度は使ったことがあるかと思いますが、このルアーに代表されるように、一般的なウェイク系ミノーは飛ばないというのが定説。

というのも、前述の通りリップデザインで深度調整をしているとは言いつつも、やはり表層付近を攻めるルアーなので、ウェイク系は高浮力が肝なので致し方ありません。

しかし、近年の120mmクラスのウェイク系は、さまざまな工夫で飛距離を伸ばしています。

シマノのアガケ125F、カウンターウエイク120Fや、ダイワのクロスカウンター111FRなどは、ウエイクでありながらかなり飛距離の良いルアーですが、リッパー120はそれらの中で最もシンプルな重心移動機構を採用しているにも関わらず、飛距離に関してはトップクラス。

リッパー120をジャストミートさせたときの飛距離はとてもウェイク系ルアーとは思えないほど素晴らしいです。

22gとボリュームに見合った重量があるため、使うタックルにもよるかも知れませんが、私が愛用するインフィニティS90MLやS90MH、ワールドシャウラ2832R-2などでキャストした感じでは、飛距離は優に50mは超える印象で、硬めのロッドでジャストミートさせられればさらに伸びる感じです。

このクラスの飛距離になると、もはや一般的な飛びを売りにしたリップレスミノーにも負けていないと思います。

遠くの表層をゆっくり探れる、コレは大きな強みだと思いますね。

レンジとアクション

リッパー120のレンジは、メーカー紹介文では1~30㎝とのこと。

実際に使った印象としてもその通りですが、速めのリトリーブやダウンクロスのシーンでは、30㎝よりもう少し入る印象です。

しかし、ウェイク系が釣れるのはスローのリトリーブスピード。

ガンガン巻いて使うようなことはまず無いでしょう。

そういう意味で、ロッドティップを水平に使用した場合の実用的なレンジは、ウェーディングでは1~25㎝程度、ティップから水面までやや距離が出るオカッパリでは1~15㎝程度になると思います。

アクションはウェイク系らしい大きなウォブンロール、いわゆるウェイクアクションで、リトリーブ抵抗もかなりはっきりしたものですが、一番良く釣れるスローのリトリーブスピードで、水面直下ギリギリに潜らせてレンジキープして使用する場合、そこまで大きなアクションとはならず、いわゆるワイドアクションのリップレスミノーをミディアムリトリーブしたときくらいの動きの大きさです。

リッパー90は、そのボディサイズのコンパクトさから、左右へのウォブリングのピッチが速い印象ですが、それに比べるとリッパー120のアクションは、デッドスローではゆらゆら、フルフルとした感じのアクションで、いかにも大型シーバスが好きそうなアクションにおもえますね。

独特の「音」が超絶効く

リッパー120は、水押しの大きさとボディの大きさからくるアピール力が非常に高く、前述の通りアクションも非常に良いのですが、それに加えて「音がイイ」という大きな特徴があります。

そもそもアイマの大き目ウェイク系といえば、コモモ2の110があり、このリッパー120とサイズ感もアクションもレンジも比較的近い、キャラが被ったルアーなのですが、両者の最大の違いは「音」。

リッパー120は、リトリーブに合わせて「コトコト」と控えめな音程ではあるものの、しっかりしたラトル音がするのです。

個人的にはこの「音」が、最大の釣れる要因ではないかと思っています。

というのも、イナッコが大量にいて、そこかしこでボイルが起きている状況でも、シーバスはしっかりその無数のイナッコの中からリッパーを見つけ出して食ってきてくれるし、逆にイナッコも薄くまったりしてノーボイル、いかにもシーバスが食い気がなさそうな時にも、このルアーを投げているときに限ってシーバスが食ってきたことが何度もあったからです。

このルアーを投げ始めてボイルが起きたことも何度か目にしました。

「音」の効果は諸説あり、好みも人それぞれだと思いますが、個人的にはこのルアーの音の効果を何度も体験しているため、非常に有効だと信頼していますね。

どんなシーンで有効か

実は私は何十年もシーバスをやっているにも関わらず、ウェイク系は長年超苦手分野で、何度かコモモ2各サイズでシーバスを釣ったことはあるものの、使い所がイマイチよくわかっていませんでした。

特にこのリッパー120などは、個人的なイメージとしては大型シーバスが良く釣れる九州や北陸など地方大河川などで活躍するルアーで、地元阪神間のようなちまちました、さらに激戦区のフィールドでは使い道ないでしょ?と決めつけていた次第。

しかし今年10月になってはじめて、大き目ウェイクも使ってみるかと、既に持っていた90サイズが好印象だったので、試しに買ってみたのがこのリッパー120だったという次第です。

買って初めての釣行(以下記事)で、イナッコの気配はあるけどボイルはなく静かなサーフで、まるでメバリングのようにただゆっくりストレートリトリーブしていて、いきなり水面大爆発の迫力バイトを得られたということもあり、すっかりお気に入りのルアーになって3本追加購入することになりました。

最も有効なのは、やはりベイトが大型化する秋シーズン。

この記事を書いている10月から11月にはベストマッチのルアーで、イナッコやマイワシなどには特にマッチするでしょうね。

フィールドはアイマの解説どおり、干潟、河川、河口、汽水湖など、いろいろな場所で活躍してくれそうですが、独特のサウンドと強めの水押しがあるため、オープンエリアで魚を寄せる力は非常に強いルアーだと思いますね。

個人的には湾奥サーフのオカッパリで使用していますが、特に水面から50㎝~1mほど高い位置から釣りをするオカッパリでは、水面直下5~15㎝といった絶妙なレンジを通すことが非常に容易になります。

イナッコパターンでは表層を攻めるのが良いことが多いですが、シャローに追い詰められたイナッコのレンジにズバリ合わせられることも釣果に繋がっているのではないかと思います。

このレンジであれば、見切られることも少ないですし、釣りやすいですしね。

アイマ リッパー120 インプレッション まとめ

さて今回はアイマのやや大き目ウェイクベイト、リッパー120についてのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

個人的には、なぜもっと早くこのルアーを買わなかったのかと非常に後悔したくらい、本当に素晴らしいルアーで、このルアーによってすっかりウェイク系の世界に興味を持って、他メーカーも含め結構な数のウェイク系ミノーを買ってしまいました。

しかし、状況を選ばず一番良く釣れてるのはこのリッパー120。

2023年10月は、ウェイク系もそれ以外も含めていろんな種類のミノーを投げましたが、結局一か月間で釣れたシーバスは全部リッパー120での釣果だったくらいです。

ここまでくると他とは違う「何か」があるように思えてなりません。

このブログでは、個人的に買ってみて、使ってみて気に入ったから記事にするというものが多いので、基本的に褒めてしまう内容になっていることが多いと思いますが、このリッパー120は、大抵のルアーで一つや二つは出てくる不満点が全く思いつかず、お世辞抜きでいくら褒めても褒めたりないくらい素晴らしいルアーだと思っています。

もう秋シーズンはコレ無しの釣行は考えられないですね。

ウェイク系は苦手だと思っている方もそうでない方も、もしまだお持ちでなかったら、このリッパー120、騙されたと思って一つ、いや2つ是非買ってみてください。

きっと後悔することは無いと思います。

秋シーズンに特におススメなのは、秋独特のクリアな水質に映えるボラ系カラーで縦ホロ採用のサイトボラと、やはり一番視認性が高いマットチャートの2色です。

ということで、今回のお話はおしまい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

「Lipper 90」のサイズアップモデル。Lipperシリーズの特徴はそのままに、120mmになることで秋に大きくなったイナッコのサイズ感にベストマッチ。弱って引き波を立てながらゆらゆら泳いでいるイナッコや、イワシの群れをイミテートすることで上を向いたシーバスに絶大な効果を発揮します。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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