みなさまこんにちは。
私は20代のころ事業をやっていたことがあります。
といっても、事務所兼住宅の6畳一間家賃3万円チョイのボロアパートからのスタート。
始めたばかりの頃は貧しく、自力でやりたかったのでどこからも支援は受けず、なかなか生活は大変でしたが、夢は捨てませんでした。
社員一人だけどまがいなりにも社長なんだから、会社が大きくなったときにも使えるような、ちゃんとした社長椅子を買おうと、なけなしの収益から無理して身の丈に合わない高額チェアを買いました。
そのチェアとは、1930年創業のノルウェー王国の家具メーカー、Hjellegjerde(イエリアーダ)の「SCANSIT」というモデル。
同時チェアを探して訪れた家具店の一つで見つけたもので、完全に一目ぼれしてしまったチェアです。
購入当時は確か30万円近くした覚えがあります。当時の私の収入では到底購入できる品ではありませんでしたが、かなり無理して買ってしまいました。
その家具屋の配送で届けてもらったのですが、ボロアパートの間口が狭くて普通には入らず、業者さんと一緒に無理やり部屋に押し込みましたw
もうかれこれ20年以上前の思い出ですが、今でも仕事をする時はそのチェアに座っています。
そんな長年苦楽を供にした相棒とも言えるチェアですが、さすがに20年以上も座り続けていると表面の革が傷んできました。
擦れに伴う小傷レベルのものですが、放置するのは良くない。
ということで、先日思い立ってDIYで補修することにしました。
今回補修に用いるアイテムは、家具はもちろんバッグやシューズなど革製品の補修で有名な定番の補修クリーム、SAPHIR(サフィール)の「リノベイティングカラー」。
サフィールとは、フランス語で「サファイヤ」の意味で、フランスのAVEL(以下、アベル)社が世界80カ国以上で展開する、設立100年を超える革製品のメンテナンス用品ブランドです。
同社は「消耗品にこそ量よりも質が求められている」という信念のもと、大切に扱うことで完璧な状態を保つことができる革製品を長く愛用するため道具の開発・販売・改良に注力しています。
そんなサフィール製品の特長は、有効成分として天然原料をふんだんに使用していること。
シューケアなどで同社製品を使ったことはありますが、リノベイティングカラーを買うのは初めてです。
今回は、日本でも古くから知られているこの「リノベイティングカラー補修クリーム」というアイテムを使って、チェアの色剥げや傷を補修してみましょう。
まずは現状から。
ステッチ部分の周囲のレザーが、擦れによって表皮がはがれてしまっています。
この部分にリノベイティングカラー補修クリームを擦りこんでいきます。
指などで塗ってもいいですが、剥げ部分に深く浸透させたいので、今回は歯ブラシで作業しました。
使い方は非常にシンプル。
予め補修箇所の汚れを取っておいてから、色が剥げた部分にクリームをしみこませて、あとは乾いた布でしっかり磨きます。
すると、あら不思議、今まで目立っていたキズ、ハゲが見事に隠せていますね。
光を当ててよくよく見てみると、傷のあった部分は判別できますが、40㎝程度離れれば周囲と見分けがつきません。
特別な知識や技術がなくともこれだけナチュラルに補修できれば十分。
今回は、チェアの補修を行いましたが、もちろんソファーや、革ベルト、バッグ、シューズなどにも応用可能。
以下のサフィールのサイトにカバンや靴、財布などの補修方法が詳述されているので、参考にされてみてください。
http://saphir-jp.com/howto/renovatingcream/
リノベイティング補修カラーはカラーラインナップが非常に豊富ですが、ピッタリな色が例えなくとも複数色を混ぜ合わせることで調色することも可能です。
万が一うまくいかなかった場合でも、同社のリノマットリムーバーを用いれば完全に作業をリセットすることも可能なので、失敗を恐れることなく補修作業ができますね。
お気に入りの革製品をいつまでもキレイな見た目で長持ちさせたい方に、使い方簡単で超おススメ。
皮革製品であれば幅広いアイテムの補修に使える汎用性の高い補修クリームなので、一家に一セット、持っていても決して損はないと思います。
気になる方は是非実際に手に取ってみてください。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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