みなさまこんにちは！
今年もメバリング、アジングばかりの一年になってしまいましたが、秋シーズンにご近所、西宮の海にアジが回って来てくれたので、秋シーズンはジグ単アジングをめいっぱい楽しむことができました。
今回は、そんなジグ単でのアジングやメバリングで、ショートロッドにステラやヴァンキッシュ、ツインパワー、ヴァンフォードなどを組み合わせてお使いの方におススメな替えスプール、シマノ '19夢屋カスタムスプール 1000 N4010 （ソアレカラー）のご紹介とインプレッションをお届けしたいと思います。
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| '22ステラC2000SHGに装着した様子。 |
シマノ '19夢屋カスタムスプール 1000 N4010（ソアレカラー）とは
シマノ '19夢屋カスタムスプール 1000 N4010は、アジングやメバリングに最適なランキャパシティを持つ、ソアレのイメージカラーであるオレンジを採用した夢屋の1000番サイズのカスタムスプールです。
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| ソアレのイメージカラーであるオレンジを採用したスプールです。 |
同じソアレカラーのラインナップでは、C2000番サイズのN2010というラインナップもありますね。
このN4010の基本スペックは、下表のとおりです。
| 品番 | 1000 N4010 |
| 最大ドラグ力(Kg) | 3 |
| 自重(g) | 25 |
| スプール 径(ｍｍ)/ストローク(ｍｍ) | 40/13.5 |
| 糸巻量ナイロン(号-m) | - |
| 糸巻量ナイロン(lb-m) | 3-125,4-100,5-75 |
| 糸巻量ナイロン(mm-m) | 0.14-145,0.16-105,0.18-80 |
| 糸巻量フロロ(号-m) | - |
| 糸巻量フロロ(lb-m) | 3-110,4-85,5-65 |
| 糸巻量PE(号-m) | 0.6-150,0.8-110,1-80 |
| ベアリング数BB/ローラ― | Jan-00 |
| 夢屋スプールタイプ | S-27 |
| 本体価格(円) | 11,000円 |
| 商品コード | 41029 |
N4010とかN2010とか、ネーミングが若干覚えにくいですが、これは糸巻き量を表していて、それぞれN（ナイロン）の4ポンドが100m、2ポンドが100ｍ巻けるという意味を表しています。
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スプールのブランキングデザインなどは'19ヴァンキッシュのものを踏襲しています。 |
今やカタログ落ちしてしまいましたが、ステラの1000番サイズでも昔は1000F3なんて表記のスプールもありましたね。
これは、F（フロロ）３ポンドが100m巻けるという意味です。
2500やC3000クラスのスプールでの「PE0815」とか「PE0820」とかの表記も同様に、PE0.8号が150m、200m巻けるという意味ですね。
このように見方が理解できると、意外とわかりやすい表記かもしれません。
なお、このスプールの互換表記は「S-27」で、シマノのスプール互換表によると、18-19ステラ、20ツインパワー、19ヴァンキッシュ、19ストラディック、20ヴァンフォード、21コンプレックスXR、21ソアレXRの、それぞれ1000番、C2000番、C2500番のモデルに装着可能と、非常に幅広い対応機種となっています。
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| '19ヴァンキッシュC2000SHGに装着した様子。 |
なお、22ステラや23ヴァンキッシュの1000SSPGは例外的で、シマノのスプール互換表（https://fish.shimano.com/ja-JP/support/c/product-related/reel/compatibility_table_spool.html）によるとS-27のスプールは'22ステラ1000SSPPGのスプールとは互換性がないとされています。
しかし、以下記事で実際に互換性を検証してみたところ、このスプールを'22ステラの1000SSPGに装着して、何ら問題なく使用することができています。
もちろん22ステラでも23ヴァンキッシュでも、C2000番、C2500番ボディの機種に対しては、シマノも正式に互換性ありとしていますし、以下記事で実地調査している通り、ドラグノブを交換することなく装着することが可能です。
なぜアジング・メバリングに1000番カスタムスプールがおススメなのか
今年は秋シーズンに自身初のリップルフィッシャーのロッド、リアルクレセントRC-55を購入したので、コレばっかり使っていましたが、合わせるリールとして一番お気に入りはやはりシマノの'22ステラC2000SHG。
ん？アジングにC2000SHGって、ちょっと違うくね？1000SSPGの方がいいんじゃね？と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、個人的には大場所での釣りではハイギアの方が自分の釣りのテンポに合っており、C2000SHGを愛用している次第。
ただ、デフォルトのC2000SHGは、ハンドル長が45mmと長いため巻き感が大味すぎて細かい操作の多いアジングには絶対的に不向き。
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| 私はC2000SHG用リールには純正の45mmとは別に、30mm、35mm、40mmのハンドルを装着して使用するようにしています。ショートハンドルにすると巻き感が大きく変わりますね。 |
なので、ハンドルは以下記事に書いている通り、純正の35mmまたは夢屋30mmハンドルに換装して使っています。
もう一つ、アジングをするなら絶対に換えた方がいいのが、スプール。
C2000SHGのスプールは、径が43mmとかなり大き目なので、ライントラブルの確率は少なくはなるものの、バットガイドまでの距離が短い4ft台、5ft台や6ft台前半のロッドに装着した場合、どうしてもチョークがきつくなりすぎて、放出されるラインのループがバットガイドをたたきがちとなり、ラインの抜け、飛距離が悪くなってしまう傾向があります。
そのため、C2000サイズの43mmという径のスプールよりも、この1000 N4010のような1000番サイズの40mmという径の方が、バットガイドまでの距離が短いロッドに関しては、理論上でも実釣面でも、圧倒的にキャストフィールも操作性も良いのです。
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| ハイレスポンスドラグ搭載でエステルラインを用いたアジングなどにも最適。 |
そのため、4ft台～6ft台前半までのショートロッドが主に使用される、ジグ単でのアジングやメバリングでは、絶対的に1000番スプールがおススメなのです。
夢屋カスタムスプール 1000 N4010の実釣インプレッション
ということで、このスプールの実釣インプレッションなのですが、実は夢屋カスタムスプール、はっきり言ってヴァンキッシュ純正採用のものと違いが判りませんｗ
この1000 N4010は、スプールボディやブランキングなどのデザインは、まんま'19ヴァンキッシュのもの。
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| ドラグ性能は申し分なしに良いので、シーバスなどのゲストフィッシュが来ても余裕で対応できます。 |
内部を分解してみたことはないのでわかりませんが、おそらくドラグ周りのパーツも含めて、ヴァンキッシュのものと同一ではないかと思います。
ドラグはステラ純正よりも若干粘り気が少なく、乾いた作動性のような気がするので、ハイレスポンスタイプのドラグだと思われますが、実釣で使っている上ではヴァンキッシュ純正のものとはあまり区別がつかないですね。
そのような次第なので、正直インプレッションと言っても、夢屋カスタムスプールだからどうこうといった内容はあまり書くことがありません。
ただ、やはり1000番サイズの40mm径のスプール幅は、ライトタックルで操作する際にサミングもやりやすいし、前述の通り、キャスト時のラインの抜け感も非常に良い。
実際に、コンマ何グラム程度の軽量ジグヘッドの場合は、明らかにC2000サイズのスプールを使用するよりも飛距離が出ているように感じます。
そのように、ショートロッドを使うシーンでは、操作性と実用性の面ではやはりこの1000番サイズのスプールを選ぶ意味は大きいのかなと感じました。
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| ツインパワーC2000SHGに装着した様子。非常によく似合ってると思います。 |
オレンジのアクセントカラーは一見ギョッとする色目かも知れませんが、ステラ、ツインパワー、バンキッシュどれに装着してもいい感じに似合いますし、特にオレンジ系のカラーのラインを巻くと色目に統一感が出てなかなかに美しいと思いました。
シマノ '19夢屋カスタムスプール 1000 N4010 （ソアレカラー）の インプレッションまとめ
さて今回は、シマノの夢屋からリリースされている'19夢屋カスタムスプール 1000 N4010 （ソアレカラー）についてのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか？
このスプール、中身は'19ヴァンキッシュ1000SSPG用スプールや、以前ご紹介した以下スプールと同じだと思いますので、もう見た目の好みだけで選んでしまってよいのでは？と思います。
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| もちろん'22だけでなく、'18ステラや'19ヴァンキッシュとの相性も抜群。 |
ただ、夢屋では'19にリリースされていたステラ用カスタムスプールは既にカタログ落ち（廃盤）となっており、また'23年には新規格であるS-30やS-31、S-32といった、'22ステラ以降用のカスタムスプールがリリース予定とされているため、今後S-27規格の1000番サイズカスタムスプールは順次生産停止されると想定される（∵新規機種でS-27対応機種がリリースされない）ため、どんどん入手しづらくなってくると予想されます。
今後生産されるS-30規格の1000番スプールは、新規格のC2000サイズ以上のリールには装着不可であるため、1000N4010（ソアレカラー）と1000（カーディフカラー）の両スプールは、22ステラも含めたC2000、C2500サイズのリールに装着できる最後の1000番カスタムスプールということになりますね。
エステルや極細PE、フロロを多用するライトゲームの世界では、どうしてもライントラブルは避けて通れないものなので、予備スプールはぜひとも持っておきたい釣りのジャンルですし、釣り場や季節によってライン号数を細かく使い分けるためにも、予備スプールは必需品と言えるので、完全に入手不可になってしまう前に、ぜひ購入を検討されることをおススメします。
ちなみに、このスプール、シマノ公式発表では新規格の1000SSPG（'22ステラや'23ヴァンキッシュの1000番）には装着不可とされていますが、実際に検証したところ、実釣でも全く問題なく装着・使用することができました。
詳細は以下記事をご覧になって下さい。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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