みなさまこんにちは。
最近個人的に、コンパクトライト集めにハマっています。
きっかけは、以前インプレ記事を書いたThruNite T1
LEDフラッシュライトとの出会い。
これまでずっとハピソン、GENTOS、ZEXUS、エナジャイザーなど、釣具店で良く売られているメジャーどころのメーカーのライトばかり買って使っていた私にとって、このライトとの出会いは非常に衝撃的でした。
最大1500ルーメンなど、ライトとしての基本性能が優れているのはいうまでもありませんが、非常に軽量かつコンパクト、IPX8、2m防水という卓越した防水性能、そして何よりシンプルなワンボタンの超小型ライトでありながら、上記の有名メーカーでは全く太刀打ちできないほどとても優れたユーザーインターフェースと機能性のこのライトが、実売5000円以下というリーズナブルな価格で販売されているのです。
これはもはや、日本のメーカーでは太刀打ちできないなと思いました。まあ、エナジャイザーはグローバルブランドですが。
未だにAmazonや楽天などのECプラットフォームには、胡散臭い中華メーカーの商品が多数販売されており、「中華ルーメン」と揶揄されるとおり、誇大広告や実用に耐えない粗悪品が出回っているのも事実ですが、このThruNiteしかり、先月購入したSofirnしかり、中華製品でもまっとうに世界展開を考えている専業メーカーの製品は、性能面もそうですが、製品保証がしっかりしていることもあり信頼性も高く、いくつか購入しましたが本当にコストパフォーマンスに優れているなと感じます。
そんな中、7月のAmazonPrimeDayセールでも、ThruNiteの気になる製品が割引されていたので、いくつか購入してみました。
今回はその中から、小型高性能ヘッドライト
ThruNiteのTH20というアイテムをご紹介したいと思います。
ThruNite(スルーナイト) TH20とは
ThruNiteは、2009年2月設立、資本金一千万円、従業員数50名の、中国深センにあるライト専業サプライヤー「深センスルーナイト科技有限会社」のブランド名。
ThruNiteは小型軽量EDCライトや、超高輝度懐中電灯、戦術懐中電灯、LEDヘッドランプ、超高輝度長射程サーチライトなど多数の製品をリリースしていますが、どうやら日本のコンシューマ向けには自社サイトでのダイレクト販売や、Amazon.co.jpのストアなど、ECサイトを販路の中心としているようです。
それらの製品の中で、今回ご紹介するTH20は、AA電池(単三)または14500リチウムイオンバッテリー1本で動作する小型のLEDヘッドライトで、2016年に発売開始されたアイテムです。
以下では、実際の使用感も含めて、当該製品のインプレッションを記したいと思います。
製品パッケージ
今回は国内での最もメジャーで割安なThruNiteの入手方法であろう、AmazonからこのTH20を購入してみました。
2022年現在、平常時の販売価格は定価5595円から18%OFFの4595円のようですが、私はPrimeDayセールのタイミングで購入したので、3千円台後半で入手しました。
届いたパッケージはThruNiteではお馴染みのペーパーボックス。
サイズは6×10×6cm程度と、非常にコンパクトな小箱です。
中を開けると、ベルト組付け済みの本体と、スペアのOリング、各国語対応の取扱説明書が入っています。
何年か前までは、ゴム製のヘッドライトホルダーのスペアも同梱されて販売されていたようですが、2022年現在はこの予備ホルダーは付属しないようです。
ディティールと手にした印象
手にした第一印象は、非常にコンパクトなライトだなというもの。
釣り用ヘッドライトで単4電池3本で駆動するタイプのものは多数持っていますが、それらより一回りコンパクトです。
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| TH20はAAサイズ電池一本で駆動する非常にコンパクトなヘッドライトです。 |
しかし、アルミ削り出しのいかにも耐久性や強度に優れていそうなボディの重量は、電池抜きベルト込みで96g。
重厚な作り故に、重量はそこまで軽量とは言えません。
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| 電池挿入部は、ライトのリフレクター部分が出っ張らないよう、本体内で後ろよりにオフセットされています。細かいことですがよく考えられた設計ですね。 |
とはいえ、手にした時の本体のクオリティは、他のThruNite製品同様、期待を裏切らない素晴らしいもので、加工精度も高そうです。
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| リフレクターはオレンジピール。 |
ただ、今回初めて同社のヘッドライトを購入したのですが、若干残念に感じたのがベルト部分。
ThruNiteのロゴやそのカラーリングデザインなどは悪くないと思うのですが、ベルトの質感が10年以上前のジェントスやエナジャイザーの廉価版製品のベルト並みの質感。
つまり、安っぽいのです。
悪いとは言えませんが、裏面は若干けば立っていて肌触りもさほど良くはなさそう。
さらに、コキ(ベルト長を調整するためのプラスチックパーツ類)は、縫製を解くことでしか取り外せない固定タイプ。
先日購入した以下のライトなどは、頭に掛けても首にかけても肌触りの良いドライなタッチのゴムバンドが用いられており、さらにコキ類には容易にゴムバンドを取り外せるようスリットが入っています。
そのため、使用に伴い汗や皮脂などで汚れた場合でも、簡単にクリーニング可能ですね。
このライトの場合は、さらにネックライトとしての装着容易性を高めるために、バックルまで装着されています。
ライト本体の質感は申し分ないのですが、このような細かい快適性への配慮という面では、まだまだ平均レベルといった感じですね。
ThruNite TH20のスペックと性能
さて、付属品はともかくライト本体は非常に質感の高そうなTH20ですが、その仕様や性能はいかほどのものでしょうか?
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| コンパクトですがかなりパワフルなライトです。 |
以下にそれらを記したいと思います。
製品仕様
| LED |
CREE XP-L V6 |
| レンズ |
ARコートウルトラクリア強化ガラスレンズ |
| リフレクター |
オレンジピール |
| 動作電圧 |
0.9~4.2V |
| 材質 |
AL T6061-T6 |
| 表面仕上げ |
硬質陽極酸化被膜タイプ3(HA-III) |
| サイズ |
24.5mm×70mm |
| 重量 |
96g |
性能諸元
| モード |
Turbo/インフィニティ/Firefly/SOS |
| 出力 |
520lm(14500) 250lm(AA) 230lm(インフィニティHigh) 1.6lm(インフィニティLow) 0.3lm(Firefly)
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| 動作時間 |
37分(Turbo/14500) 93分(Turbo/AA) 95分(インフィニティHigh) 21時間(インフィニティLow) 14日間(Firefly)
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| 最大射程 |
67m |
| 最高光度 |
1120cd |
| 耐衝撃性 |
1m |
| 防水性 |
IPX-8(2m) |
TH20の操作方法
ThruNite TH20は、シンプルなワンボタンで操作するタイプのライトです。
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| ボタンはシンプルなプッシュ式。クリック感もちょうどいい感じです。14500や一般乾電池、ニッケル水素充電池などさまざまな電池に対応するため、電池残量インジケーターなどはありません。 |
ボタンは本体左側、つまり、頭や首に装着した状態では、一般的に右手人差し指などで操作する形になるでしょう。
操作方法はシンプルで、以下の操作でモード切替えやON/OFFを行います。
- 消灯状態からスイッチをクリックして電源ON
- 消灯状態からスイッチ長押しで、FireFlyモード
- 点灯状態からスイッチをクリックして電源OFF
- 点灯状態からスイッチ長押しで、インフィニティモード
- 点灯状態からダブルクリックで、Turboモード
- Turboモードからダブルクリックで、SOSモード
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| インフィニティモードのHigh状態(230ルーメン)で手元を照らしたところ。夜間作業では十分すぎる明るさですので、もう少し光量を絞ってもよいですかね。 |
FireFlyモードは、0.3lmという微かな明るさで、バッテリーのランタイムが非常に長くなる微小灯火のモードです。
Turboモードは、文字通りターボ状態で最高の明るさとなるモードで、SOSモードは点滅発光するモードです。
そして、このライトの最大の特徴ともいえるのが、無段階での調光を可能とする「インフィニティモード」。
このモードは、ThruNiteのT1
LEDハンディライトにも同様のモードが搭載されていますが、点灯状態からスイッチを長押しで押し続けることで、明るさが徐々に無段階で増していき、最大の照度になったところで3回点滅した後、今度は徐々に明るさが減っていき、最小の照度になったところで再度3回点滅した後、再び明るさが増していくというモードです。
このモードの最中にボタンから指を話す、つまり長押しを解除すると、その時点の明るさが固定されます。
TH20は、メモリー機能も備えているため、ここでクリックによりスイッチを切った場合、次回点灯時はその明るさで点灯することになります。
個人的には、日本の製品に多く見られるような、何度もボタンをクリックすることで明るさを切り替える操作方法よりも、シンプルに好みの明るさを設定して、ワンクリックでその明るさでのON/OFFを可能とするこのTH20のユーザーインターフェースの方が、はるかに優れていると思います。
実釣で使用したインプレッション
早速何回か夜間での釣りに使ってみたので、そのインプレも書いてみます。
私は単三のNi-MH充電池(以下のAmazonオリジナルの安いもの)と、TrustFire製の14500リチウムイオンバッテリー、それぞれを使用してみましたが、上記のスペック表の通り、やはりTurboモードの明るさは14500電池の方がはるかに明るく、Ni-MH電池ではあまり違いが判らなかったインフィニティHiモードとの明るさの差も歴然です。
この手の小型LEDライトでは、最大光量での点灯では発熱が大きすぎてすぐ手に持てなくなるものが多いですが、TH20の発熱量は想像以上に穏やかで、実用面でも不満を感じることはなさそうです。
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| インフィニティHigh(230ルーメン)で足元を照らした様子。歩行にも十分な明るさです。 |
私が購入したのは、CW(クリアホワイト)とNW(ニュートラルホワイト)の2色あるうち、CWの方ですが、名前の割には意外と光軸の中心部付近は黄色味掛かった色をしており、完全なクリアホワイトを期待する人にとっては少し残念に感じられるかもしれません。
しかし、実際の夜間での活動、例えば釣りの場合にルアーチェンジなどで手元を照らすようなシーンでは、あまりにクリアなホワイトでは眩しすぎて目が順応しきれず、却って作業性が悪くなるシーンも多いため、個人的にはこのクリアホワイトカラーは使い勝手が良い色味だと感じています。
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| クリアホワイトカラーでも白色過ぎない、やや色味の付いた光色で非常に扱いやすいです。 |
高演色の光に大きな価値を感じる方以外は、このCWカラーをチョイスすれば間違いないのではないかと思います。
バッテリーの「持ち」もスペック表の通りだと思いますが、インフィニティモードにより無段階調光出来るため、本当に必要な明るさに設定しておけば、バッテリーのランタイムを伸ばすことも可能で、このあたりも実用シーンでの使い勝手を向上させる要素だと思います。
釣行時には手元作業や歩行時の足元確認をメインで使用しましたが、光は思ったよりも拡散するタイプで、特定のスポットを照らすような感じではなく手元や足元をやや幅広く明るくしてくれるタイプ。
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| インフィニティLowモードで手元を照らした様子。夜釣りにおけるルアーや仕掛け交換程度の作業なら、このくらいでも十分です。 |
故に、遠距離を照らしたり、サーチライト的な用途には向かないと言えるでしょう。
しかし、あまりにスポット指向性の強い光では、夜道を歩いたり手元を照らして作業するには不向きなので、このライトのようにある程度拡散してくれる光の方がアウトドア活動全般にはマッチしていると感じました。
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| 適度な拡散光は、足元を確認しながら歩行するシーンでも扱いやすい。 |
なお、実釣での使用は首から掛けて、ネックライトとしての使用がメインとなりましたが、そのような使い方でもゴム製のホルダーは意外とフィット感が良く、ローレット部を回してヘッド部分を好きな角度に調整できるため、使い勝手はなかかな上々でした。
もちろん、ヘッドライトとしても試しに使ってみましたが、比較的軽量であること、また角度調整が重いのままであることから、手元作業なども非常にやりやすく、この使い方でも不満を感じなかったのはいうまでもありません。
利便性を向上させるTH20のカスタマイズ
上記の通り、TH20はネックライトとしての使用感も非常に良かったので、すっかり気に入っていますが、「ディティールと手にした印象」の項で触れた通り、首に装着する際にいちいちゴムベルトを引っ張って頭を通すのが若干めんどくさく感じます。
さらに、気軽に取り外しできないゴムバンドは、使用に伴う汗や皮脂の汚れをどうやってクリーニングしたらいいか悩ましいです。
一応、ホルダーのゴムの輪っかを引っ張れば、ライト単体取り外すことは容易なのですが、ホルダーごと選択するのもちょっとイマイチですしね。
ということで、このライトのゴムバンドを取り外し可能とし、さらにネックライトとしての使い勝手を向上させるために、以下記事にあるアイテムを使って、カスタマイズしてみました。
特に、シーバスのウェーディングの釣りをする方なら、「アクティブエイガードMAX」をお使いの方もいらっしゃるかもしれませんが、それで使用されるバッテリーはこのライトTH20で使用可能な14500バッテリー。
もちろん、いざというときに入手や補充が容易な単三アルカリでも使用できるため、災害時などに備えたエマージェンシーライトとして常備しておくのにも、非常に適していると思います。
釣り用ライトとしても優秀ですが、汎用性が高く多目的に使えるThruNite
TH20、持っていて損はないライトだと思いますので、気になる方は是非手に取ってみてください。
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