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予想以上に使えるおススメロッド!シマノ ’21ソアレXR S80UL+-S のファーストインプレッション!

2022年3月24日木曜日

1.インプレ・レビュー 2.ロッド 3.アジング 3.シーバス 3.メバリング 5.シマノ 5.ソアレ

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 みなさまこんにちは。

今年のバチ抜け・マイクロベイトシーズン、そして春のメバリングシーズンに向けて、新しいロッドを購入しました。

そのロッドとは、’21年秋に発売されたシマノのライトゲームロッド、ソアレXRのS80UL+-Sです。

ソアレXRは、昨年冬にジグ単モデルのS60SUL-Sを購入したばかりで、そのインプレは以下記事にも書いていますが、エクスチューンには若干劣る部分もあるものの価格はかなりお手頃で、実釣面では文句なしの性能と機能性で、まさに中核機種といえる素晴らしいコストパフォーマンスの高さを見せてくれるロッドであったため、間違いないかなと考えリピート購入した次第。

今回は、このロッドを何度かシーバスとメバリングの実釣で使用してみたので、そのファーストインプレッションをお届けしたいと思います。

ソアレXR S80UL+-Sとは

ご存じの通りソアレXRシリーズは、シマノのライトゲームロッドシリーズであるソアレブランドの中でも中級機種のあたるロッドシリーズで、先代ソアレCI4+からリニューアルされた商品群ですね。

採用されている技術特性は以下の通り。

  • スパイラルXコア
  • ハイパワーX
  • Xガイド(3Dチタントップ+3Dチタンバット)
  • チタンフレームSiCガイド(中間)
  • ブリッジライクシート
  • カーボンモノコックグリップ
  • ハイレスポンスソリッド
  • 逆並継センターカット2ピース

装備面では、上位機種のソアレエクスチューンとほぼ変わらない内容ですね。

特に今回モデルチェンジされたソアレXRからは、カーボンモノコックグリップが採用されていますが、その形状は先代'16モデルのソアレエクスチューンとレングスや表面処理こそ異なりますが、同じサイズ、形状となっています。

そのソアレXR、実に11機種と非常に多彩なバリエーションを持っているのですが、その中でも今回ご紹介するS80UL+-Sは、最もレングスが長くパワーのあるモデル。

どんなロッドなのか、シマノの製品サイトから説明とスペックを引用してみましょう。

アジ・メバルだけにとらわれることなく、ライトリグを駆使して多彩なターゲットを狙いたい。それを叶えるのがこのS80UL+-S。掛けにいくアジングも良し。尺メバルを狙うもよし。カマス・メッキ・セイゴ等々。適合ルアーウェイトの幅を活かし、多彩なリグで攻めることが可能。まさに何でもアリのライトゲームロッド。

(シマノ ソアレXR S80UL+-S 製品ページ より引用)

このロッドの基本的なスペックは、以下の通りです。

品番 S80UL+-S
全長(m)/(ft) 2.44/8'0"
継数(本) 2
仕舞寸法(cm) 124.8
自重(g) 81
先径(mm) 0.8
適合ルアーウェイト(g) 1.5~14
適合ラインナイロン・フロロ(lb) 2~6
適合ラインPE(号) 0.2~0.8
リールシート位置(mm) 280
カーボン含有率(%) 98.5
本体価格(円) 41,200
商品コード 303851

ソアレXR S80UL-S 購入の経緯とライバル機種

このロッドの購入を検討し始めたのは2022年の年初ごろから。

使用目的は、厳寒期からバチ、マイクロベイトシーズンのシーバスフィッシングと、オープンエリアでの遠投メバリング・アジングです。

購入記は、以下記事にも書いていますので、よろしければご覧になってみてください。

私は上記のような目的で使用するロッドは、ヤマガブランクスのブルーカレント83TZ/NANO、85TZ/NANO、シマノのワールドシャウラ2750FF-2などを持っていますが、ヤマガブランクスのロッドよりももう少しハリ感とシャープ感があり、2750FF-2より若干レングスの長いものを探して、このロッドに行きついた次第。

特に、ヤマガのブルーカレント83TZ/NANOとは、用途やスペックの面ではかなりガチンコのライバル関係になりますが、上記の通りソアレXR S80UL+-Sの方はブルカレ83TZ/NANOに比べて、ハイレスポンスソリッドのティップからベリー、バットにかけても全体的に明確なハリ感があり、よりシャープなテーパーデザインと僅かに短いレングスから、操作性は明らかにこちらの方が良さそうです。

最終的には、同じシマノのソアレエクスチューンS80L-Sと比較検討となり、どちらを購入するか非常に悩みましたが、最終的にコストパフォーマンスに優れるソアレXRの方を選択しました。

ソアレエクスチューンS80L-SとソアレXR S80UL+-Sはレングスも同じで、適合ラインや適合ルアーウエイトなどのカタログスペックなどはほぼ同じ。

かたやL表記、かたやUL+表記となってはいますが、そこはハリ感の違いから表記を変えただけではないかと思えるくらい、同じキャラクターのロッドです。

ソアレエクスチューンS80L-Sの方が、よりハリ感に優れ、元径は太いものの手にした時、振った時に感じるシャープ感はより上、軽量故に操作性もおそらく上、そしてなによりカーボンモノコックグリップ含め各種加飾やパーツがより高級という、わかりやすい違いはありますが、その実売価格差15000円を考えると、ソアレXRが劣後する部分はその価格差ほど大きくない、つまり、ソアレXRもかなりコスパ面では優れているなということで、ソアレXRの方で決めた次第です。

ソアレXR S80UL+-Sのインプレッション

さて以下では、早速いろいろな釣りに使ってみたので、実釣を交えたこのロッドのファーストインプレッションをお届けしたいと思います。

手にした印象

このソアレXRシリーズ、加飾は控えめで、見た目のゴージャスさは感じさせないデザインですが、その分質実剛健といった感じで、普段使いのロッドとしてちょうどいいのではないかと思います。

80というレングスは、メバリングで一般的な7フィート台に比べるとやはり少し大柄で、それらに比べると元径も少し太くやや重いですが、例えばソアレエクスチューンのS76UL-Tなどに比べてもそれほど振った時の違和感は大きくなく、案外取り回しの良い部類だと思います。

ブルーカレント83TZ/NANOなどに比べると、レングスは僅か3インチの差ですが、やはり取り回し面ではこちらの方が格段によく、フロートやキャロに限らず、遠投で狙うメバルプラッギングなどのメインロッドとしても十分使えそうですね。

ほぼ同スペックを持つソアレエクスチューンのS80L-Sに比べると、僅かに持ち重りを感じさせ、微妙にマイルドな仕立てになってはいますが、振った感じのシャープさはほぼ同等で、ティップからバットまで明確なハリ感が感じられるところもほぼ同等。

ミッドレンジ製品ながらいかにも感度がよさそうで、比べてもそれほど劣ることは無いと感じました。

振った印象では、メバリング指向のロッドというよりも、乗せ掛け両方をこなせるアジングロッドのロングレングス版といった感じでしょうか。

意外に思われるかもしれませんが、手にした時のテイストはソアレエクスチューンのS610SUL-Sに非常に似たものでした。

ハイレスポンスソリッドを搭載しながらもパッツン過ぎず、巻きの釣りにも使えるしなやかさを備えたタイプと言え、まるでソアレエクスチューンS610SUL-Sの延長版といった感覚ですね。

キャストフィール

前述の通り、ライトゲームロッドとしてはややパワーがある部類で、かつハリのあるこのソアレXR S80UL+-Sは、射出感の気持ちいい、爽快なキャストフィールを味わえるロッドです。

私自身は2g程度~6g程度のメバルプラグ、7g、10gのフロートリグ、4.5g~16gのシーバス用プラグなど、幅広い種類のルアーをキャストしてみましたが、適合ルアーウエイトに記載された通りの重量感のルアーはもちろんの事、最大ウエイトより多少重めのルアーでも問題なく、そして気持ちよくキャストできます

逆に、軽い方では、プラグは流石に表記通り1.5gくらいからが投げやすいと思いますが、ジグ単であれば、0.9g程度から一応キャスト可能だと思います。

幅広いウエイトのルアーをキャストできますが、もっともキャストしていて爽快感があるのは、8g前後のシンペンなどでしょうか。

特に早春のシーバス釣りで多用するDUOのマニック75や、ジップベイツのザブラクロストリガーとの相性は抜群だと思いました。

また、ソリッドティップ故に、重めのルアーをキャストした場合は穂先がもたつくかなと想像していましたが、実際にキャストしてみると、全くそんな様子はなく、チューブラーの先調子系ロッドと変わらないクリアなフィーリングでキャストすることが可能ですね。

搭載されるガイドはやはりライトゲームらしく小口径のものですが、それでもティップ付近のガイド径はブルーカレント83TZ/NANOのものより大きいため、若干糸抜けも良く感じます。

一方、元ガイドの脚の高さと直径は控えめなので、合わせるリールはC2000やC2500までのスプール径の小さめなサイズの方が、バランス面も含めて断然しっくり来ると思います。

ステラC2000SHGを装着した場合のバランス位置は写真の通り。やはりロングレングス+カーボンモノコックグリップだけあって多少の先重り感はありますが、ヤマガの83TZ/NANOほどではないです。

総じて、ソアレXR S80UL+-Sのキャスタビリティ、飛距離はとても満足のいくものでした。 

感度と操作性

ソアレXR S80UL+-Sは型番末尾の-Sからわかるとおり、ソリッドティップのロッドです。

ソリッドと言えば、一昔前は一般的に食い込みが良い分感度が悪いというイメージを持たれていましたが、現代のシマノのソリッドは、明確に2種類のキャラクターに分けられていて、一つが食い込み重視で乗せ調子寄りのしなやかなソリッドであるタフテック∞系、もう一つが反響感度と操作性重視で掛け調子寄りのハリの強いソリッドであるハイレスポンスソリッド系となります。

このうち、ソアレXR S80UL+-Sに採用されているのは後者のハイレスポンスソリッドなのですが、このティップが思った以上にこのロッドのキャラクターにマッチしていて、個人的には非常に気に入っています。

具体的に良いなと思うところの一つが、高い反響感度

ティップはソリッドであっても、遠距離での小さなアタリも非常にビビッドに、ノイズの少ないクリアな感覚で伝わってきます。

このあたりは、カーボンモノコックグリップの採用や伝達感度に優れたコンパクト設計のブリッジライクシート採用の恩恵によるところも大きいかもしれませんね。

もう一つ、80というロングレングスながらその感じられたアタリに対して、それを掛けに行く操作性も非常に高いところも気に入っています。

ティップはもちろん、ベリーにも程よいハリ感があるため、バイトに対する即応性、フッキング性能面はかなり良い部類ではないかと思います。

しなやかさ故にスイープフッキングを心掛けないとならないブルーカレントシリーズとは異なり、レスポンス良くビシッとシャープに合わせられるロッドですね。

なお、取り回し面での操作性については、個人的には僅かに不満に思ったところも。

それは、エンドグリップの長さ。

同じダウンロックリールシートを採用したソアレエクスチューンS80L-Sに比べて19mmも長いエンドグリップは、大型魚とのファイトには適していますが、見た目のバランス面でも、実際の使用感の上でも、やはりちょっと長すぎて、キャストやリトリーブをしている最中の操作性はちょっと惜しいかなと思います。

理想的なのはソアレエクスチューンS80L-Sの261mm前後、そこまで短くなくても、あと10mmほど短ければ全く不満はなかったと思うのですが。

まあ、しかし、上の動画にもあるように、シーバスやマダイといった比較的大型の魚を相手にファイトする時は、このグリップ長ゆえに安心感を感じられる面もあると思いますので、欠点というほどではないかと思います。

曲がりとパワー

ソアレXR S80UL+-Sの負荷によるベンドカーブを、以下写真でみてみましょう。

極軽負荷時の曲がり。軽い負荷に対しては、ソリッドティップの先端付近がまず反応していることが見て取れるかと思います。
上の写真から少し負荷を上げた状態。ベリーまで反応して曲がっていますが、そのベンドカーブはスムースなもので、ソリッドティップ部分に曲がりの変曲点も無く、さらにソリッドとチューブラーの継ぎ目の存在も感じさせないナチュラルなカーブを描きます。
さらに負荷を上げた状態。上の写真では先調子感を感じさせる曲がりですが、ここまで負荷を掛ければこのロッドがレギュラーアクションに近い曲がりの性質を持っていることが見てとれます。
最後に、600gペットボトルをリフトアップした状態。ジャンルとしてはライトゲームロッドの類ですが、さすがにこのソアレXR S80UL+-Sはこの程度の負荷は余裕ですね。尺アジ尺メバルやセイゴ程度なら、余裕で抜きあげ可能なゆとりのパワーを感じさせます。また、ベンドカーブは継ぎ目の存在を感じさせない美しくスムースなものですね。

上の写真の通り、軽負荷時はファーストアクションの性格が、そこから負荷が上がるにつれて徐々にレギュラーアクションの性格が表れる可変アクション風の曲がりを見せますが、シーバスロッド未満、メバリングロッド以上といった感じのパワー感で、曲がることで沸き上がるリフティングパワーはなかなかのもの。

ライトゲームロッドでありながらシーバスやマダイ、ロックフィッシュやチヌキビレといったミドル級ターゲットに対しても全く力負けする気がしません。

やはりシマノロッドらしく、曲がった時に手元に感じる反力は大き目、つまり、ハリ感が感じられるため、魚は比較的暴れる傾向があり、シーバスなどではエラ洗いを誘発しがちなキャラクターではありますが、その分魚とのやり取りにはダイレクト感が感じられ、スリリングなやり取りを楽しめるタイプのロッドだと思います。

ソアレXR S80UL+-S ファーストインプレッションまとめ

さて今回はシマノのライトゲームロッドシリーズの中核機種、ソアレXRシリーズの中から、最長モデルであるS80UL+-Sについてのファーストインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

まだこのロッドを購入してからさほど実釣で使う機会を持てていないため、実釣を踏まえたインプレッションはもっと使い込んでから別途書きたいと思っていますが、今のところ、以下のような釣りで予想以上の活躍をしてくれていて、シーバスロッド未満メバリングロッド以上という絶妙なパワー感により、購入前に予想していた以上に「使えるロッド」だなと感じています。

  • 遠投が必要なメバルのプラッギング
  • 中間リグ(キャロ・フロート)を用いたアジング・メバリング
  • 軽量ルアーを多用する冬から春のシーバス
  • その他ライト五目
フロートやキャロで操作性を重視するなら最高にマッチするロッドだと思います。

もちろん購入後の満足度も非常に高く、前述の通り同スペックのソアレエクスチューンS80L-Sに比べて実売で15000円程度も安いこともあり、コストパフォーマンスは最高に良いと思います。

購入した釣具店によると、結構評判も良く人気がある売れ線アイテムとのことでしたので、気になる方は是非手に取ってみられることをおススメします。

ソアレが目指すライトゲームは「PE0.8号以下のライトなタックルを駆使して多彩なターゲットに挑む世界」。ターゲットは決してメバル・アジだけではなく、釣り方もしかり。大事にしていることは、どんなリグでどのように釣りたいか、そしてそれに一番適したロッドは一体どれなのか。四季折々のライトゲームを楽しむために生まれたソアレ XR。
アジ・メバルだけでなく、ライトリグを駆使して多彩なターゲットを狙えるS80L-S。掛けにいくアジングや、尺メバルを狙うもよし。カマス・メッキ・セイゴ等々。適合ルアーウェイトの幅を活かし、多彩なリグで攻めることができるライトゲームロッド。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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