みなさまこんにちは。
秋もだいぶ深まってきましたね。
ベイトの顔ぶれも少しずつ入れ替わり、干潟のシャローでもシーバスの動きが変わってきたなと感じる今日このごろです。
まあ、相変わらず生成AIの爆発的普及のせいで超忙しく、まともに魚釣りなどやってる暇はないですがw
そんな中、ひさびさにシーバスルアーを買いました。
シマノ エクスセンスの「モニカ100F ジェットブースト」です。
しばらくはロッドやリールの話ばかりで、ルアーをポチるのは本当にひさしぶり。
それだけに、届いた箱を開ける瞬間からちょっとテンションが上がっておりました。
結論から言ってしまうと、このルアーの魅力は「ありそうでない絶妙なレンジ設定」と「アクションエラーの少ない立ち上がりの良さ」です。
手ごろなサイズのシャローランナーを探している方、そして都市部のような激戦区で「みんなと同じルアーでは口を使ってくれない」という状況に悩んでいる方には、ぜひ試していただきたいルアーだと思っています。
今回は発売後のファーストインプレッションとして、メーカーの解説を整理しつつ、私のホームである大阪湾奥の干潟での使いどころ、そして届いたその日に投げてみた結果までまとめます。
モニカ100F ジェットブーストとは?メーカー解説をおさらい
まずは、メーカーの公式情報から整理しておきます。
モニカ100Fは、シマノの公式サイトで次のようにうたわれています。
飛びと泳ぎのレスポンスに特化したシャローランナー
100mmサイズのモニカは、流れの変化を感じ取りやすいシャローランナーのメリットを活かしながら、ボディデザインとウェイトバランスを細かく調整して設計した。ジェットブーストの搭載で、フローティングモデルでありながらも優れた飛行姿勢を実現。着水と同時にルアーが速やかに泳ぎ始めるのも特徴。アクションは、スムーズなスイミングレスポンスで、ゆっくり巻いてもキレのあるロール主体のアクションを演出し、水深0〜10cmのシャローレンジが攻略しやすいようこだわった。流れの変化を感じ取りやすいフェイスデザインで、流れが緩い場所だけでなく、流れの速い場所やダウン引きでも飛び出しにくい使いやすさを追求している。
出典:シマノ公式サイト「モニカ 100F ジェットブースト」
公式の解説をかみ砕くと、ポイントは大きく三つあります。
一つ目は、100mmという「喰わせのサイズ感」です。
小規模河川や、初夏から初秋にかけてのベイトが小さいシチュエーションで特に有効とされていて、ピンスポットを攻めるのが得意という位置づけ。
二つ目は、ジェットブーストによるキャスタビリティです。
キャスト時は重心移動ウェイトが後方に移動して飛行姿勢が安定し、着水後はメインウェイトが元の位置に戻るため、すぐに泳ぎ始めます。
フローティングモデルでありながら、ダウンサイジングによってキャストフィールがむしろ際立つ、という説明もありました。
三つ目が、今回いちばん注目しているレンジ設定です。
公式ではアクションを「ゆっくり巻いてもキレのあるロール主体」とし、探れる水深は0〜10cmのシャローレンジを狙って調整したと説明されています。
さらに、既存のモニカ125Fと比べて、よりナチュラルでクイック、レスポンスよく動くように進化した設計だとも書かれています。
フェイスデザインは流れの変化を感じ取りやすい形状で、流れの緩い場所だけでなく、流れの速い場所やダウンクロスの引きでも飛び出しにくいとのこと。
使い方としては、ゆっくりめのタダ巻きが基本で、状況によってはドリフトで流れになじませる、というのが開発側の想定のようです。
スペック表(代表カラー:005 Aシルエットブラック)
スペックは次のとおりです。カラーが違っても、全長・重量・フックなど基本スペックは共通です。ここでは私が購入したAシルエットブラックを代表として載せておきます。
| 製品名 | エクスセンス モニカ 100F ジェットブースト(品番:XL-110Z) |
|---|---|
| 代表カラー | 005 Aシルエットブラック |
| タイプ | フローティング |
| 全長 | 100mm |
| 重量 | 11g |
| 飛距離(参考値) | 49m |
| 潜行深度(参考値) | 〜0.15m(解説文では水深0〜10cmのシャローレンジ) |
| スイムフォーム(角度) | 5° |
| 流速スペック | 60cm/秒〜 |
| フック | #6 × 2 |
| 本体価格 | 2,000円(税別) |
| 商品コード/JAN | 176967/4969363176967 |
カラーは全10色。
ナチュラル系のNイナッコからパールチャート、マルチフラッシュ、今回選んだシルエットブラック、そしてナイトスペシャル2まで、昼夜どちらのシチュエーションにも対応できるラインナップになっています。
個人的には、2,000円(税別)という価格もポイントです。
ジェットブースト搭載のシャローミノーとしては、ちょっと攻めてみようかなと思える範囲に収まっています。
近年ルアーの定価もどんどん値上がりして、一昔前のように複数カラー買う気にはとてもなれませんので、もっと安ければ嬉しいですが、まあ近年のルアーとしてはまだ良心的な価格かなと思います。
最大の特徴はレンジ設定。「小さいほど深く潜る」の逆を行く
ここからが本題です。
このルアーを手に取って、いちばん「おっ」と思ったのがレンジ設定でした。
ルアーというのは不思議なもので、20年以上前から、シャローランナーのダウンサイジング版がリリースされると、なぜか小さいルアーほど潜航レンジが深くなるというのが一つの定番、法則みたいになってます。
もちろんこの法則に従わないルアーも多々ありますが、例えばタックルハウスTKLM90と80、カゲロウ124Fと100F、iBorn98Fと78Fなんかを見ると、やはりこの法則に準拠したシリーズルアーも多いですね。
ところがモニカ100Fは、その逆です。
公式では、兄貴分にあたるモニカ125Fの潜行深度は水面直下から30cm程度と説明されていますが、それに対して100Fは、0〜10cmのシャローレンジを探りやすいように調整された設定。
この「ありそうでない」レンジ設定は、実際に使うと想像以上に意味があります。
一般的なシャローランナーのリップレスミノーの多くは、潜行レンジが30〜40cmくらいに設定されています。
数字だけ見るとたいした差ではないように見えますが、私のホームグラウンドのようなシャローフラットでは、潮位次第でこの30〜40cmがそのまま「底をする」「根掛かりする」という結果になりがちです。
かといって、ただ巻きで水面直下激浅レンジを安定して引けるフローティングミノーは意外と選択肢が少ない。
ここに、モニカ100Fがすっぽり収まります。
なお、公式の潜行深度は「参考値」で、スペック表では〜0.15mとされています。
解説文で狙い所とされている「0〜10cm」とあわせて、水面直下から水深10cm前後を中心に、最大でも15cm程度を想定したレンジだと理解しておけばよさそうです。
実際にロッドティップを水平にしてウェーディングで使っても、そのあたりの潜航レンジ以上に深くは潜らなさそうでした。
シマノのシャローランナーとしては、歴代でも一番浅いレンジ
これは完全に私個人の感覚なので、そのつもりで読んでもらえたらと思います。
シマノのシャローランナーは、これまでもレスポンダー109Fのように「浅いレンジをしっかりした水噛みで引ける」モデルがありました。
ただ、モニカ100Fはそれよりさらに浅い層を、安定して通しやすいモデルではないかと感じています。
思い浮かぶのは、Coo100Fのようなシャローランナーの存在です。
あの手の「超」がつく表層系ミノーと同等のレンジを、より高いレスポンスと、安定したアクションで通せる。
それでいて、Cooほどピッチの遅い煮え切らないアクションでもなく、リトリーブ感もしっかり感じられる。
もちろんCooのアクションが悪いわけではありませんが。
この組み合わせこそが、モニカ100Fのいちばんの魅力だと思っています。
アクションの立ち上がりがいい。レスポンスの高さが武器
浅く引けるミノーは、実は世の中にたくさんあります。
でも「浅く引ける」と「使いやすい」は、必ずしもイコールではありません。
レンジが浅いルアーほど、着水してから泳ぎ出すまでのわずかな距離でアクションが乱れたり、浅すぎて水面から飛び出してしまったり、着水直後のアクションエラーが気になったりする場面が増えます。
ひどいときは、ウエイトを戻すまで水面を滑るものや、数回巻いたところでようやく泳ぎ始めるものの、そのころにはもうレンジを通り過ぎている、なんてことも。
その点、モニカ100Fはレスポンスの良さが際立っています。
メーカーも、着水直後の数巻きが勝負を分けるピンスポット攻略での「立ち上がりの速さ」を、開発者のインプレッションで強調していました。
ジェットブーストによって、ラインテンションを掛けずともすぐにウェイトが戻り、アクションが始まる。
この設計が、そのまま「アクションエラーが少ない」という印象につながっているのだと思います。
糸ふけを取る程度のスローなリトリーブでも、ロールがしっかり出る。
これが干潟のような、ナイトでごく浅いレンジを丁寧に探りたいフィールドでは、本当に頼もしい。
巻き始めのレスポンスの良さは、このルアーの最大の武器のひとつと言えます。
細身のボディと控えめなロール。「寄せ」より「食わせ」に寄せたアクション
手に取ってまず感じるのは、そのスリムなシルエットです。
全長100mmで11gという数字以上に、ボディが細身に見えます。
ボリューム感も控えめで、いかにも「小型ベイトを意識して作った」というたたずまい。
泳がせてみると、ロール主体の控えめなアクションです。
派手に水を押したり、ブルブルと激しく震えたりするタイプではなく、ゆっくり巻いたときのナチュラルなロールがメイン。
公式の解説でも、派手さよりもロール主体の自然な泳ぎを追求したとされていますが、実際に引いてみると、確かにそういう狙いのルアーだなと実感します。
このアクションを、私は遠くからシーバスを寄せる力よりも、目の前のシーバスに食わせる能力を重視したものだと受け取りました。
いわゆる「寄せより食わせ」に寄せたアクションです。
サーチベイトとして遠くのシーバスを呼び寄せたいなら、もっと強い波動や大きなシルエットを持つルアーのほうが向いています。
モニカ100Fは、そうしたルアーでは口を使わせられなかったシーバスに対して、「これならどうだ」と見せるルアー。
役割がはっきりしているぶん、使いどころが明確で、とても好感が持てます。
プレッシャーの高い大阪湾奥干潟で、なぜこのルアーが活きるのか
私のメインフィールドは、大阪湾奥の干潟です。
遠浅のシャローフラットが広がるオープンエリアなので、広く探って魚を寄せる、いわゆるサーチ能力ももちろん大切です。
ただ、このあたりは都市部の激戦区。
プレッシャーの高さゆえに、サーチ系のルアーだけでは釣りが成り立たないことも珍しくありません。
入れ替わり立ち代わり、釣り人の誰もが同じようなところを攻めます。
ブレイクライン、馬の背、小河川の流れ込み、そして遠浅のシャローフラット。
みんなが狙うポイントだからこそ、シーバスのほうも学習しているのでしょう。
そういう場所で、アピール一辺倒のルアーを連投すると、シーバスが見切って食い渋るようになる。
そんな経験は一度や二度ではありません。
そんなとき、モニカ100Fは良い選択肢になると思っています。
控えめなロールで、細身のシルエット。
強く主張しないぶん、プレッシャーのかかったシーバスにも違和感を与えにくい。
しかも浅いレンジをレスポンス高く通せるので、ほかのアングラーが通さないようなシャローのスポットを、丁寧に攻めることができます。
メーカーが「ピンスポットの攻略が得意」とうたっているのも、まさにこういう場面を想定してのことでしょう。
流れ込みのヨレや、ブレイクの肩といった狙いどころを、しっかりトレースできる。これが干潟の釣りにはとてもありがたいのです。
届いたその日に実釣。イナッコの群れの中で1ヒット
手に入れたのは、秋のシーズンがだいぶ深まってからでした。
出番としては少し遅めのタイミングですが、秋でもカタクチのような細身のベイトには、モニカ100Fの細身のシルエットがしっかりマッチすると思っています。
せっかく買ったので、届いたその日にフィールドへ持ち込みました。
ひさびさのルアー購入でしたから、試さずにはいられません。
その日は、やや大型のイナッコが群れているシャローを狙いました。
そこでモニカ100Fを投入すると、1時間もしないうちにさっそく1ヒット。
残念ながらファイト中にエラ洗いでバラシてしまいましたがw
こういうときの悔しさは何度経験しても慣れませんね。
ただ、ルアーの評価という意味では、収穫は大きかったと思っています。
というのも、このヒットは「レンジ30〜40cmの一般的なミノーなら、底をこすってしまうような浅さ」のシャローで得られたからです。
通常のミノーだと、底に触れてアクションが破綻してしまうような場所で、モニカ100Fは安心して通すことができました。そして、ちゃんとバイトにつながった。
この体験で確信したのは、フィールドの潮位変化や攻めどころに応じて、このサイズ×潜行レンジのルアーは希少で、有効だということです。
潮が引いてシャローが極端に浅くなったとき、あるいは満ち込みで魚がシャローに差してくるタイミング。
そういうときに「通せるルアーがない」という状況を、このルアーが埋めてくれると感じました。
ジェットブーストによるキャスタビリティについては、メーカーがダウンサイジングでむしろキャストフィールが際立つと説明しています。
公式の参考飛距離は49m。
小型のフローティングミノーとしては、飛距離面の不満は出にくい設計だと思います。
使用した日は北よりの風だったので、その分プラスもあるかもしれませんが、MHのロッドで普段使用している90~125mmクラスミノーに比べて引けを取らない飛距離を叩き出してくれました。
90~100mm、同ウエイトクラスのルアーの中では、かなり飛距離は出る部類だと思います。
選んだカラーは「Aシルエットブラック」。都市部のナイトゲームを想定して
今回購入したのは、005 Aシルエットブラックです。
都市部のナイトゲームを意識したカラーチョイスで、上を見上げているシーバスにとって、シルエットがはっきり出やすい。
街明かりや常夜灯があるようなエリアでは、水面直下を通るルアーは、下から見ると明るい空を背景にしたシルエットとして映ります。
そこで効いてくるのがブラック系のカラーというわけです。
実釣でもしっかり釣れそうだという手応えがあったので、近いうちに、カラー違いでもう1本買ってみようと考えています。
ナチュラルなイナッコ系にするか、明るめのパール系にするか、今まさに悩み中ですが、なんとなくTクリアイワシが気になりますな。
気になった点・注意しておきたいところ
ここまで魅力ばかり書いてきましたが、ルアー選びに関して、あえて書いておきたい点もあります。
まず、先ほど述べたとおり、このルアーは「寄せる力」で勝負するタイプではありません。
広大なエリアのどこに魚が通りがかるかわからない状況で、遠くの魚に気づかせたい場面では、もっとアピールの強いルアーに任せるほうが効率的でしょう。
モニカ100Fは、あくまで「食わせ」の局面で使うルアー、あるいは特定の範囲を何度も通すルアーという位置づけで考えておくと、失敗が少ないと思います。
次に、レンジの浅さです。
0〜10cmという設定は、シャローフラットや流れ込みでは大きな武器になりますが、水深のあるポイントで、ボトム付近にシーバスが定位しているようなシチュエーションでは使いどころが限られます。
万能な1本というより、「ここぞ」というシチュエーションのために忍ばせておく1本です。
こんな人におすすめしたい
ここまでの内容を踏まえて、モニカ100Fが向いていると感じるのは、次のような人です。
手ごろなサイズのシャローランナーを探している人。
100mmという大きすぎず小さすぎないサイズ感は、一口サイズでありながら、シーバスにしっかりアピールできる絶妙な大きさです。
都市部や激戦区で釣りをしていて、プレッシャーの高さに悩んでいる人。
アピール一辺倒のルアーだけでは通用しなくなってきたとき、引き出しにひとつ加えておくだけで、釣りの幅が広がります。
干潟やシャローフラット、小河川の流れ込みなど、浅いレンジを丁寧に探りたい人。
一般的なミノーでは底をこすってしまう場所を、安心して通せるのは、このルアーならではの強みです。
逆に、広範囲をテンポよくサーチしたい人や、水深のあるポイントをメインにしている人には、ほかのルアーのほうが合うかもしれません。
大切なのは、自分のフィールドと状況にあわせて使い分けることです。
まとめ
- モニカ100F ジェットブーストは、100mm・11gのフローティングシャローランナーで、価格は2,000円(税別)。
- モニカ125Fが水面直下〜30cmなのに対し、100Fは0〜10cmと、さらに浅いレンジ設定。「小さいほど深く潜る」という世の常の逆を行く、ありそうでないレンジ設計が魅力。
- ジェットブーストによる安定した飛行姿勢と、着水直後からのレスポンスの良さで、アクションエラーが少なく、立ち上がりがいい。
- 細身のボディと控えめなロール主体のアクションは、遠くから寄せる力より、目の前のシーバスに食わせる力を重視した設計。
- プレッシャーの高い大阪湾奥干潟のような激戦区で、アピール系ルアーの合間に投入する選択肢として有効。
- 届いたその日の実釣で、イナッコが群れるシャローから1ヒット(バラシ)。一般的なミノーが底をするような浅場でも通せることを確認した。
- 弱点は、寄せる力の弱さと、使える水深の限定。万能ではなく、ここぞという場面のための1本として考えたい。
- カラー違いでもう1本購入予定。気になる人は、ぜひ手に取ってみてほしい。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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