DUOらしく完成度の高いシンペン、ベイルーフ SEEK68Sのインプレッション!

2026年5月14日木曜日

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みなさまこんにちは。

今年も出張生活のせいでなかなか釣りにいけていませんが、マイクロベイトシーズン真っ只中の今時期にちょうどいいシンペン、DUOのベイルーフ シーク68Sをしばらく使ってみたので、今回はこのルアーのインプレを書きたいと思います。

そもそもの問題:シンペンは「選ぶのが難しい」ルアーカテゴリ

シンキングペンシル(以下シンペン)は、シーバスルアーの中でも特に選択肢が多く、かつ似たようなスペックのルアーが非常に多いカテゴリです。

同じ60〜70mm台、同じ7〜10g前後のシンペンでも、製品によってアクションの質、レンジの入り方、リトリーブスピードとの相性、潮流への乗り方が全くと言っていいほど異なります。

そのため、スペックだけを見て「これとあれは同じようなルアーだから一本でいい」という判断をすると、実際の釣り場でシチュエーションが合わなかったときに詰まることになる。

シンペンは同サイズ・同ウェイト帯でも、複数のキャラクターの違うモデルを揃えておいた方が良いカテゴリであり、それが難しさでもあり面白さでもあります。

よくある解決策:定番の小型シンペンで揃える

マイクロベイトパターンやナイトゲームのシーバスに対して、小型シンペンを中心にローテーションを組むアングラーは多いと思います。

私自身もジップベイツのザブラクロストリガー65Sや、エクリプスのバロール65といった小型シンペンを主力として使っています。

これらは私のホームのような湾奥干潟で流れの緩い場所でのデッドスローや、バチパターン・マイクロベイトパターンでスローな展開を強いられる状況に強い、浮遊感のあるタイプです。

シャローレンジをふわりと漂わせる動きがシーバスに効くシーンは多く、長年信頼してきたルアーたちです。

それでも残る不満:流れのある場面では少し物足りない

しかし、流れがある程度ある場面、あるいは多少レンジを入れながら広くサーチしたいシーンでは、浮遊感の強いシンペンは少々扱いにくさを感じることがあります。

流れに乗せてドリフトさせる際に浮き上がりすぎたり、デッドスロー以外のリトリーブで動きが破綻したりするケースがあるからです。

「浮遊感があってスローな展開向き」と「流れに乗せて使いやすい」という2つの性格は、シンペンの世界でしばしばトレードオフになります。

スローな展開に特化したルアーだけを揃えていると、潮が効いてきたタイミングや風が当たる状況で手が出しにくくなる。

これがシンペンのローテーションをひとつのタイプだけで完結させることの限界です。

この製品の立ち位置:流れのある場面を得意とする小型シンペン

そこで今回ご紹介するベイルーフ シーク68Sは、マイクロベイトパターンに使える小型シンペンでありながら、浮遊感を抑えて流れのある場面での扱いやすさを重視したキャラクターを持つルアーです。

スローでもややスピードを入れてもある程度レンジが入る設計で、流れの強いシーンでのドリフトやただ巻きでサーチする用途に向いており、スローな展開に特化した他のシンペンとはっきり使い分けができる個性を持っています。

ブランドについて:DUO(デュオ)

DUOはタイドミノーシリーズやマニックシリーズなど、シーバス用だけでも多くの定番ルアーを世に送り出してきた実績のあるブランドで、シマノ他大手メーカーのルアーのOEM生産も担っています。

ベイルーフシリーズはシーバス専用に開発されたラインナップで、シーク以外にもマニックやマニックフィッシュなどよく知られたモデルが揃っています。

製品の完成度や品質水準は国内トップクラスで、使っていて「DUOらしい作り込みの丁寧さ」を感じるルアーが多いです。

製品スペックとラインナップ

今回のメインである68Sのスペックはこちらです。

全長 68mm
重量 7.7g
タイプ 重心固定・シンキング
レンジ 0〜0.4m
フック フロント#10・リア#10
リング フックアイ#1.5(ラインアイなし)
メーカー希望小売価格 2,145円(税込)

派生ラインナップとして、同じ68mmボディにヘビーウェイトを搭載した68HWがあります。

全長 68mm
重量 11g
タイプ 重心固定・シンキング
レンジ 68Sより深いレンジに対応
特徴 飛距離・レンジコントロール性に優れたヘビーウェイトモデル

またシークシリーズはサイズ展開も豊富で、68S/68HWのほかに85S(85mm/14.5g)・85HW(85mm/20g)・108S(108mm/26g)・128S(128mm/29.5g)・128Sスライト(128mm/29.5gのサブサーフェス特化モデル)とラインナップされています。68mmはシリーズ最小の「一口サイズ」として、マイクロベイトパターン・ハイプレッシャー時のローテーションに特化した位置づけです。

カラーラインナップとマイクロベイトパターンへの適性

68Sのカラーラインナップはイナッコ、イナッコライムチャート、マットチャートイワシ、マズメイワシといったナチュラル・イワシ系から、セクシーマジック、ライムヘッドクリアギーゴ、グラージュキャンディなどクリア・グロー系まで幅広く揃っています。また、グロー(蓄光)・レッドグロー・UV発光対応カラーも複数ラインナップされているのはナイトゲーム主体のシーバスアングラーには嬉しいところです。

マイクロベイトパターンに使いやすいカラーという観点では、イナッコ・イナッコライムチャートのような半透明ベースのナチュラルカラーがまず頭に浮かびます。マイクロベイトを捕食しているシーバスに対しては、ルアー自体の存在感を過度に主張しないクリア・ナチュラル系のカラーから入るのが定石で、その意味でDUOのカラーラインナップは十分な選択肢が揃っています。夜光虫が出たり、ラインがビカビカ光る状況ではUVクリアフラッシュなどのUV発光系も面白い選択肢です。

実際の使用感:飛距離・アクション・レンジ

まず飛距離について。7.7gというウェイトは小型シンペンとしては標準的ですが、重心固定の設計によりキャスト時の安定感があり、風に対してもそこそこ強い。

無風や追い風であれば十分なリーチが稼げます。

ただ、向かい風や横風の強い場面では軽さが影響するため、そういった条件では後述の68HWへの出番となります。

アクションについては、「シークスライド」と呼ばれる横方向へのテールスイングが最大の特徴です。

ただ巻きで水平姿勢を保ちながら、テールが左右にスイングし、潮流変化に反応してイレギュラーなスライドアクション(シークスライド)を自然に発生させる。

このシークスライドは完全にオートマチックで、特別なロッドワークをしなくても発生するため、ウェーディング中の釣りでも操作に集中する必要がなく扱いやすい。

68mmという小型ボディでありながら9cmクラスと同等の巻き抵抗があるため、アクションがラインを通してロッドに伝わりやすく、巻き感度が高いのも使いやすさに貢献しています。

レンジについては、表記上0〜0.4mのサブサーフェスゾーンですが、デッドスローではやや沈みがちで他の同サイズシンペンと比較すると浮遊感は少なめです。

遅すぎるリトリーブでは徐々にレンジが入ってしまうため、デッドスロー特化のシーンではシークスライドが発生しにくい場合もあります。

やや流れがあるシーンや、表層直下をスローよりも少し速めに巻いてくる使い方で一番その持ち味が発揮される印象で、特定の条件に対してはっきりとした適正があるルアーだと感じます。

他製品との比較:何に近くて何が違うのか

似たようなフォルム・サイズ・ウェイト帯のルアーとして、ジップベイツ ザブラクロストリガー65S、マリア ブルースコード60S、エクリプス バロール65などが挙げられます。

バロール65やクロストリガー65Sは浮遊感が強く、デッドスローでも表層をふわりと漂う使い方が得意なタイプです。

シーク68Sはこれらと比べると浮遊感はなく、デッドスローでは比較的レンジが入りがちなため、スローな展開でシャロー表層をじっくり見せたい場面ではバロールやクロストリガーの方が有利です。

アクションとレンジ、適正リトリーブスピードが比較的近いのはブルースコード60Sではないかと感じています。

どちらも流れを活かしてレンジを安定させながら使うタイプで、ただ巻きのリズムでテールを動かす使い方に向いています。

68HWはどう違うのか:スイッチヒッターに近いキャラクター

68Sの派生である68HWは、同じ68mmボディに11gのヘビーウェイトを搭載したモデルです。

飛距離とレンジコントロール性が向上しており、強風下や、シーバスがアングラーから離れた沖に定位するようなハイプレッシャーな状況での大場所攻略を得意とします。

このキャラクターはどちらかというとダイワのモアザン スイッチヒッター65Sなどに近い立ち位置といえるかもしれません。

デイゲームや広範囲をサーチするシーン、風が強い日のウェーディングでの遠投戦などに向いており、68Sとの使い分けが明確にできます。

こういう人には刺さる

マイクロベイトパターンやナイトゲームでシンペンを多用するシーバスアングラーで、バロールやクロストリガーなど浮遊感の強いタイプは持っているが、流れのある場面や広範囲サーチ向けの小型シンペンが手薄だと感じている方にはしっかりはまるルアーだと思います。

また、68mmという一口サイズながら巻き感度が高く、操作が分かりやすいため、シンペン初心者にも扱いやすい部類のルアーです。

逆に、バチパターンや無流の静水でデッドスロー特化の使い方しかしないという方には、別のルアーの方が向いているかもしれません。

シーク68Sはある程度流れがある状況でその個性が最大に活きるルアーなので、フィールドの性格と照らし合わせて選ぶのが良いでしょう。

まとめ:シンペンのローテーションに加えるべき明確な個性を持つルアー

DUO ベイルーフ シーク68Sは、似たようなサイズ帯のシンペンが乱立する市場の中で、はっきりとした使い分けのポジションを持つルアーです。

軽量ながら浮遊感を抑えてやや流れのある場面での扱いやすさを優先したキャラクターは、スロー特化型のシンペンとは明確に異なり、ローテーションに加えた時に「棲み分け」がきちんとできます。

シンペンは実はバリエーションを揃えておいた方が良いルアーカテゴリで、同じスペックに見えても使い方や適合シーンが違うモデルを複数持つことで、状況対応力が大きく上がります。

その意味で、シーク68Sはスローな展開が得意なシンペンと組み合わせてローテーションを組む、という使い方をしてこそ本領発揮のルアーと言えるでしょう。

DUOらしい完成度の高さを感じさせる仕上がりで、マイクロベイトシーズンのタックルボックスに一軍として入れておく価値は十分にあります。

ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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