みなさまこんにちは。
あたたかくなりウェーディングが楽しい季節になってきました。
今日は、そんなウェーディングで、これは絶対持っておいた方が良いと思える便利ツールのインプレを書きたいと思います。
それは、カネシア工業の根掛かりグリッパー2000というアイテムです。
そもそもの問題:ウェーディングの根掛かりは地味に痛い
ウェーディングでシーバスを狙っていると、根掛かりは避けられない問題です。
特に私がホームとしている阪神間のサーフや河口エリアは、一見するとフラットな砂浜でも、ゴロタ、沈木、布ごみなどが点在していて、思わぬところでルアーを持っていかれることがああります。
シーバス用のプラグは1,500円〜3,000円以上するものも珍しくないので、一投で失うダメージはじわじわ財布に響きます。
かといって根掛かりを恐れて攻めの釣りを控えるのも本末転倒。
だからこそ、根掛かり回収ツールは釣果と財布の両方を守る重要な装備なのです。
よくある解決策:鮎・渓流用の根掛かり外しを流用する
これまで長年私は、鮎・渓流用の根掛かり外しを代用品として使ってきました。
以下の記事でもいくつかご紹介してきた通りです。
鮎・渓流用の根掛かり外しはコンパクトで軽量なものが多く、ゲームベストのポケットに入れておけば邪魔にならないという使い勝手の良さがあります。
淡水の渓流やフィールドであれば、これで十分な場面も多いです。
それでも残る不満:海水での強度と耐久性が足りない
しかし、海水での使用という観点では、淡水用の根掛かり外しには正直なところ不満がありました。
問題は大きく2つです。
1つ目が強度です。
ウェーディングの釣りで使うルアーは、シーバス用プラグやジグなど、鮎・渓流用ルアーと比べてフックも太く重量もあります。
牡蠣殻や沈木にしっかりと刺さったフックを外すためには、ある程度の剛性が必要で、渓流用の細身のロッドでは力が逃げてしまいうまく外せないケースがままありました。
2つ目が耐久性です。淡水使用を前提とした製品を海水環境で繰り返し使うと、金属部品の腐食が早い。
ノーメンテで1〜2年もすると動きが渋くなったり、錆びが浮いて実用に耐えなくなるという経験を何度かしてきました。
特に、根掛かり外しの内部でストッパーとして使われている金属薄板の腐食によって節が抜けてしまう故障が多く、これまで概ね1年から2年ごとに買い換えを余儀なくされてきました。
この製品の立ち位置:強度と耐久性を両立した海水対応の根掛かり外し
そんな経緯で行き着いたのが、カネシア工業(CotanCraft)の根掛かりグリッパー2000です。
鮎釣り・渓流釣り用として展開している類似製品に対して、これは全身ステンレス製で国内生産という信頼感と、シャフトの太さ・剛性がウェーディングでの実用に十分耐えられる設計になっています。
淡水用の根掛かり外しとは比べ物にならない強度と耐久性を持ちながら、実売価格も許容できる範囲に収まっているのが魅力です。
ブランドについて:カネシア工業(CotanCraft)
カネシア工業は、電工用の伸縮式ロッドや点検工具など、産業用品を得意とする日本のメーカーです。
釣り用根掛かりグリッパーはその技術を転用して展開されたシリーズで、生産国は日本。
金属加工の品質水準は国内製品として信頼できるレベルです。
釣り具メーカーではないという点がやや異色ですが、そもそも根掛かり外しという道具は「金属の棒をうまく伸縮させる」という構造の製品なので、電工用ロッドの設計思想がそのまま活きるジャンルと言えます。
製品の特徴とスペック
根掛かりグリッパー2000のスペックをまとめます。
なお収縮時長さと重量・竿数については、今回私が調べた範囲では公式の明記を確認できなかった項目があるため、確認できた情報のみ記載しています。
購入前にメーカーの販売ページでご確認ください。
| メーカー | カネシア工業(CotanCraft) |
|---|---|
| 使用時全長 | 2m |
| 材質 | ステンレス製 |
| 先端金具 | 脱着可(M5サイズねじ) |
| 生産国 | 日本 |
| ストラップ取付 | リング穴付き(落下防止ストラップ取付可) |
シャフトは全身ステンレス製で、折れ曲がりにくい剛性重視の設計。
先端フック部はM5ネジで脱着可能なオプション交換式になっています。
ネジピッチが公開されているため、マグネットアダプターなどサードパーティの先端パーツへの付け替えも可能で、たとえばウェーディング中に水中へ落としてしまったルアーをマグネットで回収する、といった応用もできます。
実際の使用感:3年間のウェーディングで酷使して見えてきたこと
私はこのグリッパー2000を既に3年ほどウェーディングで使い続けています。
水洗いなどのメンテナンスも正直なところ適当にしかしていませんが、各部に多少の錆は浮いているものの、伸縮機構は全く問題なく機能しています。
淡水用の根掛かり外しがノーメンテで1〜2年もすれば動きが悪くなってしまうのと比較すると、耐久性は段違いです。
全身ステンレス製という素材の恩恵がそのまま使用感に反映されていて、海水環境での長期使用に対する信頼性は十分高いと感じています。
根掛かり外しとしての性能については、シャフトの剛性が高いので力がダイレクトにフックに伝わり、淡水用ロッドでうまく外せなかったような深く刺さった根掛かりでも、フックを折ったり曲げたりしてかなりの確率で回収できます。
私自身、使い始めてから何個ルアーを回収したか数え切れないくらいで、確実にモトは取れています。
ルアー2〜3個回収できれば購入価格など余裕で元が取れる計算です。
また、オカッパリで木や電線にルアーが引っかかった際にも、2mという長さがあるため地上から届かせやすく重宝します。
足元から先端まで2mあれば、かなり高い枝掛かりでも対応できるシーンが多いです。
もう一つの使い道:アカエイ・ボラのスレ掛かり時のフックオフ
私がこのグリッパー2000で特に気に入っている使い方が、根掛かり回収以外にあります。
それは、アカエイやボラなどがスレ掛かりした際に、水上で安全に距離を置いてフックオフするためのツールとして使うことです。
特に春から夏にかけてのウェーディングでは、アカエイのスレ掛かりは頻繁に発生します。
ラインを手繰り寄せてそのまま手でフックを外そうとすれば、至近距離でエイの尾ビレが届く範囲に入ることになり、非常に危険です。
一方、アカエイが掛かるたびに陸地まで歩いていては、せっかくの釣りの時間の多くを無駄にしてしまうことになります。
このグリッパーを使えば、2mの距離を確保したまま先端フックをエイのフックに引っ掛けて安全にフックオフできます。
ボラや大型のコノシロのスレ掛かりでも同様で、魚を無駄に傷めることなく素早くリリースできるという意味でも非常に有効なツールです。
根掛かり外しとしての機能だけでなく、安全面・釣りの効率向上という観点でもこのアイテムの価値は高い。
ウェーディングで使えるツールとして考えると、かなりコストパフォーマンスの高い投資だと思います。
他モデルとの比較:根掛かりグリッパー1850との違い
同シリーズにはよりコンパクトな根掛かりグリッパー1850というモデルもあります。こちらのスペックは以下の通りです。
| 根掛かりグリッパー2000 | 根掛かりグリッパー1850 | |
|---|---|---|
| 使用時全長 | 2.0m | 1.85m |
| 収縮時長さ | 要確認 | 約23.5cm |
| 竿数 | 要確認 | 17本 |
| 重量 | 要確認 | 212g |
| 竿最大径 | 要確認 | 22mm |
| 竿最小径 | 要確認 | 6mm |
| 材質 | ステンレス製 | ステンレス製 |
| 先端金具 | M5脱着式 | M5脱着式 |
1850の最大の特徴は収納時23.5cmという圧倒的なコンパクトさです。
ただしその代わりに竿数が17本と多い構造のためか重量が212gとやや重め。
一方で使用時の長さは1.85mと2000より15cm短い。
ウェーディングという用途を考えると、リーチの長さは正義です。
エイのフックオフや長い距離の根掛かり外しを考えれば、個人的には2000の2mという長さは明確なアドバンテージだと感じています。
また、この手の工業製品はご存じの通り可動部が少なければ少ないほど故障率も下がる。
好みによりますが、携行性を最優先にするなら1850、使用時のリーチや耐久性を優先するなら2000、という選び方が自然ではないでしょうか。
こういう人には刺さる
ウェーディングをメインとするシーバスアングラーで、根掛かりによるルアーロスが地味に痛いと感じている方には間違いなくお勧めできるアイテムです。
特に牡蠣殻の多い河口エリアや、沈み根の多いサーフで積極的にボトム近くを攻める釣りをする方にとっては、このアイテムがあるかないかで攻め方が変わってくるくらいの影響があります。
また、アカエイが多いフィールドでウェーディングをしている方には、前述のフックオフ用途としても強くお勧めします。
安全面での精神的な余裕は、釣りの集中力に直結しますから。
まとめ:ウェーディングの必携ツールとして3年間愛用中
根掛かりグリッパー2000は、根掛かり外しというカテゴリの製品の中でも、海水ウェーディングという過酷な使用環境に対応できる数少ないモデルのひとつです。
全身ステンレス製の剛性と耐久性、2mというリーチ、先端フックの交換・換装が可能な拡張性と、ウェーディングで使うための条件を高い次元で揃えています。
鮎用のものだとノーメンテで1年程度でダメになってしまうことを考えると、3年以上使い続けられている時点で耐久性の差は明白です。
価格はそれなりにしますが、ルアー2〜3個回収できれば元が取れる計算ですし、実際私はすでにその何倍もの回収実績があります。
ウェーディングをされる方にはぜひ一度試してみてほしいアイテム。
気になる方は是非試しに使ってみてください。 きっと手放せないアイテムになることでしょう。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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