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使用感はナイロン、強さはワンランク上、サンヨーナイロン ナノダックスショックリーダーをシーバス用に使ってみました!(インプレ)

2023年7月23日日曜日

1.インプレ・レビュー 1.製品情報 2.釣り用ライン 3.シーバス 5.サンヨーナイロン

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 みなさまこんにちは!

もうじき終わりを迎える春夏のマイクロベイトシーズン。

最近インプレ記事で書いている通り、私は例年とは違って今年は小さいルアーを使った釣りにハマっています。

近年シーバス界隈はみんな普通の釣り方に飽きてしまったのか、ビッグベイトが流行ってるような気がしますが、それとは対極、50mm~70mm程度のサイズで、重量も4g~8g程度のミニミニルアー、使ってみるとコレが意外と楽しいものです。

今回は、サンヨーナイロンのアプロード ナノダックスショックリーダーを、そんなミニミニルアーを使ったマイクロベイト、ハクパターンのシーバス釣りに使ってみたので、そのインプレッションをお届けしたいと思います。

アプロード ナノダックスショックリーダーとは

東京都の総合釣り糸メーカー、サンヨーナイロンからリリースされている、ナイロン、フロロ、PEに次ぐ第四のラインとされる「ナノダックス」を使用したラインが、アプロード ナノダックスショックリーダー。

製品パッケージ裏面。このライン、多重に巻くと薄くブルーがかっていることが分かります。

このナノダックスラインの特長を端的に表現すると、以下の通りです。

  • ベース素材はポリアミド系ナイロン
  • ナノサイズ改質剤を添加することで特性を変えている
  • 結節強度と引っ張り強度は同号数のナイロン、フロロを上回る
  • 光透過度が通常ナイロンより高い
  • 伸度22%と、伸び率はフロロカーボンライン同等
  • 比重やしなやかさはナイロン同等

このナノダックスショックリーダーの詳細なスペックや特長は、以下インプレ記事で書いていますので、そちらをご参照ください。

前回インプレ記事を書いたときには、アジングやメバリングなどライトゲーム用の細番手を使用した上での印象を記していましたが、今回はこのナノダックスショックリーダーの4号(20LB)をシーバス用に使ってみたので、そのインプレッションを以下に記したいと思います。

4号で20LB?!驚くべき引っ張り強度!

まずこのリーダーのスペックで驚くのは、その引っ張り強度の高さ。

湾奥シーバス用でよく使うリーダーは、一般的に4号、5号あたりが多いかと思いますが、4号で16LB、5号で20LB、6号で22LBというのが、平均的なナイロンラインの引張強度の相場だと思います。

しかし、このナノダックスショックリーダーでは、4号で20LB、5号なら23.5LBと、完全にワンランク上かそれ以上の強度

フロロカーボンショックリーダーでも、シーガープレミアムマックスやグランドマックスなどが、同様に通常よりワンランク上の強度を達成していますが、ナイロンラインでこの強度は驚異的ですね。

バチ、マイクロベイトパターンなどの釣りで大きなアドバンテージ

強さがすべてという訳ではありませんが、この引張強度の強さは非常に大きなアドバンテージがあります。

それが発揮されるのが、まさに冒頭で述べたような小型ルアーを使った釣り。

4g台、5g台といった軽量なミノーなどは、往々にして浮力も小さく、またリップなども小さいため潜航するための水抵抗も小さ目のことが多く、繊細なバランスの上にレンジキープ力やアクションを成り立たせているルアーが多いです。

例えシンキングミノーであっても、小型のルアーにとってリーダーの太さはアクションやレンジに影響します。

そんな繊細なルアーに、太いリーダーを使うと、ルアー本来の潜航能力やアクションがスポイルされることがあるのは皆さんよくご存じのことかと思います。

例えば小型バイブレーションなどであれば、水切り抵抗の大きい太いリーダーを付けると、リーダー部に掛かる水抵抗が揚力となってしまい、しっかり狙いのレンジをトレースできなかったりしますよね。 

とはいえ、早春ならまだしも、6月7月と水温が高まって来るシーズンのシーバスは体力も十分回復しておりそこそこヒキも強いので、細い=引張強度の弱いリーダーのタックルバランスを組むのも良策とは言えません。

しかしながら、このナノダックスショックリーダーであれば、3号で15LB、3.5号で17.5LB、4号で20LBもの強度があります。

一般的にショックリーダーの強度はメインラインのPEより少し上が理想とされているので、早春のバチ、マイクロベイトパターンはじめ、初夏のハクパターンに至るまで、湾奥ではPE0.6号~PE0.8号のメインラインを使うケースが多いかと思います。

これらに対して、ナノダックスリーダーを使えば、安心してPE0.6号(一般的に引張強度12~14LB)+3号リーダー(15LB)という組み合わせも使うことができますね。

極少シンペンなども細リーダーだと本来の繊細な動きがスポイルされません。

細リーダーだとルアー本来のナチュラルなアクションが出せますし、空気抵抗、水抵抗が少ないので飛距離面でも若干有利でレンジキープも容易になります。

引張に強いだけでない!結束強度も優秀!

このナノダックスショックリーダー、引っ張り強度だけでなく、結束強度もかなり優秀です。

私が普段よく使うノットは、ダブルクリンチノット、ユニノット、パロマーノットなどですが、いずれのノットでも結束部がしっかり締まり、結びめが「キマる」感覚があり好印象です。

結束部の安心感は強いリーダーです。ただし結ぶ際にライン同士がこすれると、ちぢれやすい特性です。

今回はドラグチェッカーなどによる強度測定は行いませんでしたが、実釣でナノダックスショックリーダーの4号を使って巨大アカエイやナルトビエイ、巨ボラなどを何の問題もなくランディングできていますし、根掛かりしたルアーをフックを伸ばして回収できたりしているので、やはり引張強度のみならず、結束強度の方も十分高いと思います。

そして、結束の「耐久性」もそこそこ強い印象です。

一般的なナイロンのショックリーダーだと、釣行の度にリーダーを組み直さず再利用していると、吸水により特にリーダー先端とスナップの結び目がふにゃふにゃして頼りない感じになってきて、実際ここがラインブレイクの元凶となることがしばしばあります。

フロロカーボンリーダーにおいては、吸水劣化はほぼありませんが、同様の部位が白濁してくることが多いですよね。

しかしこのナノダックスショックリーダーは、比較的上記のような劣化は緩やかです。

私は普段、チェックして傷がなければ2,3釣行程度であればスナップ(サルカン)との結束部を結び直さず使用していますが、トラブルなどは起きていません。

コレも、頼もしい特徴だと思います。

ナノダックスショックリーダーに弱点や欠点は無いのか?

ここまで使ってみて、このナノダックスショックリーダー、シーバス釣りにおいてもいろいろアドバンテージの大きいショックリーダーだと感じていますが、弱点や欠点などは無いのでしょうか?

使ってみた印象ですが、相対的に弱点かなと思ったところは、耐摩耗性

一般的なナイロンリーダーに比べて決して悪いわけではありませんが、魚を釣ったら結構小傷が目立つ印象で、耐摩耗性に関しては正直あまり強くない印象です。

また、この耐摩耗性に関連して、耐熱性もそこまで強くない印象。

ダブルクリンチノットで結ぶ場合など、結び目の締め込み時にライン同士が擦れますが、この時に一般的なショックリーダーは結構縮れるんですよね。

それはこのナノダックスショックリーダーも同様。

摩擦熱に対する耐性は、一般ラインに比べて特に高いわけではなさそうです。

以下のショックリーダーだと、ノット時に全く縮れることが無いため、この辺の特性は完璧なんですけどね。

サンヨーナイロン アプロード ナノダックスショックリーダー インプレッションまとめ

さて今回はサンヨーナイロンのアプロード ナノダックスショックリーダーをシーバスフィッシングに使ってみたインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

個人的には、シーバス用ショックリーダーを長年いろいろな銘柄使用してきて、最高なのはナイロン、それも、同じアプロードのソルトマックスショックリーダーが最善の選択肢だと思っていますが、今回取り上げたナノダックスショックリーダーも、シーンによってはベストなショックリーダーになりうる製品だと感じました。

PEライン全盛の昨今、バレにくさを追求するならやはりナイロンリーダーが最高。「超衝撃吸収」信頼のラインシステムで魚をキャッチ。 ショックリーダーに求められる衝撃吸収力。またファイト中の根ズレや魚の歯、魚体からのダメージ回避力。そこでアプロードは魚を確実にキャッチするため「アプロード超柔軟性&特殊耐摩耗加工」でショックリーダーとしての性能を強化。太いラインも締めこみやすく、キャスティング時のライン放出もスムーズでリールスプールとのなじみも抜群。スレ傷からのラインブレイクを回避する信頼のショックリーダーです。

まとめると、以下のような特徴でしょうか。

  • 引っ張り強度と結束強度に優れている
  • ナイロンに比べて吸水劣化は緩やかで耐久性もそこそこ
  • 耐摩耗性、耐熱性は一般的なリーダーと同等程度で優れているとはいえない

これらの特長から、荒れたボトムやヘビーカバー攻める釣りには正直向いていないでしょう。

しかし、擦れなどの心配の少ないオープンエリアの釣り、特に細い番手を使うメリットが最大限享受できるバチパターン、マイクロベイトパターン、ハクパターンなどの釣りでは、非常にメリットが大きいと感じていて、おススメです。

ただし、傷には弱いリーダーなので、ある程度ラインの扱いに慣れた人、かつマメにリーダーをチェックして、必要時には交換も厭わないタイプの人におススメです。 

特性を理解して使えばバッチリなんですが、耐摩耗性が惜しいところ。

ちょっと用途やシーンを選ぶタイプのリーダーということで、シーバス用としては総合的なおススメ度は70点ですかね。

同じ号数のリーダーであれば、純粋な引っ張り強度ではナノダックスに劣るものの、私なら同社のアプロード ソルトマックス ナイロンショックリーダーの方を選ぶでしょう。

とはいうものの、このナノダックスリーダー、コレはコレで捨てがたい魅力もあるため、普段使いのナイロンリーダー、フロロリーダーで不満をお持ちの方、是非一度試しに使ってみてください。

ということで、今回のお話はおしまい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

比重:1.14、フロロ、ナイロンに勝る絶対強度で最大40%の結束強度UP!ナイロンそのままのソフトな使用感ながら伸びはフロロ並みに少な目の新感覚リーダー!一般的なフロロに比べてワンランク高い引張強度も大きな魅力です。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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